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FT-IR分析における繊維くずとセルロースの関係について
2023/10/20 14:24
- 繊維くずのFT-IR分析結果において、セルロースとの関連が見られました。
- セルロースは普遍的な成分であるため、発生元は特定できませんでした。
- しかし、綿手袋や綿製のウエスをFT-IR分析した場合、ほとんど同じ結果が得られる可能性が高いです。
同じ成分のものをFT-IRで分析した場合の結果
2020/07/31 17:01
以前に繊維くずをFT-IR 分析をした結果、セルロースとの結果が出ました。
セルロースでは、どこにでもあるものなので、結果として発生元が分かりませんでしたが、もし、綿手袋、綿製のウエスをFT-IR分析した場合、結果はほとんど同じ形状とか数値になるのでしょうか?もしくは多少は波形や数値に差が出るものなのでしょうか?
FT-IRに詳しい方教えていただけますでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
FT-IRに詳しいわけでなく、異物不具合に詳しい?立場ですが・・・
質問:繊維くずをFT-IR分析した結果、セルロースとの結果がでた。綿手袋、綿製ウェスをFT-IRで分析した場合、区別はできるのか?
回答:私の経験ではできることが多いです。
FT-IRには反射と透過の2種類の分析法がありますが、透過型で独自のライブラリを作成すると効率よく分析できます。
また、繊維に帯電防止剤などが添加されているなども多く、電子顕微鏡の平衡分析も有効です。
ウェスと、綿手袋など目視では同じに見えてもミクロな形状や繊維の大きさ、繊維群の形状に特徴があることが多いです。
分析に立ち会われていないようですが、異物対策に真剣に取り組むのであれば原則分析には立会をお勧めします。
また、島津製作所は定期的に異物分析セミナーを開催しています。聴講をお勧めします。
差し迫って異物対策が必要な企業は、現場軽視、分析軽視という悪い風土を持つことが多く、私の職場はその両方を兼ね備えているので厄介です。異物対策に限ったことではありませんが現場検証、分析を繰り返して要約見えてくる・・・そんな仕事になるかと思います。
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
>出来ることなら手袋、ウエスなど分かれば
>改善できると思いました。
その繊維くずの出所と言うか由来が手袋かウエスか?などが分かると良いって事ですね。
その場合はその繊維クズと比較する為の手袋やウエス自体を用意して顕微鏡下で繊維を比較すれば例えば同じ綿でも微妙に形状などが異なることで手袋やウエスどれから出てきた可能性があるのか?わかる事もあります。(わからない事もありますが。)
そのあたりが先の回答で書いたような検査機関に相談してみるのも良いかも。
FT-IRだとセルロースで出来た繊維例えば綿でも麻で再生セルロースのレーヨンやキュプラなどでも基本的に同じスペクトルを示すので区別はつかないでしょうね。
何か事故やクレーム処理の為にFT-IRで分析されたのでしょうか?
繊維くずなら顕微鏡で見ればある程度、繊維の種類はわかります。
顕微鏡で見た場合に見た目が異なるので。ただし見た目では区別がし難いものもあるので確実に種類が分かるわけでは無いです。
https://www.kaken.or.jp/
https://www.boken.or.jp/
https://www.qtec.or.jp/
https://nissenken.or.jp/
みたいに繊維製品の検査を専門的に行っている機関に分析を依頼するって手もあります。ただ結構な費用は掛かるとは思いますが。
補足
2020/08/03 16:50
ありがとうございました。
今回は繊維くずが原因で不良になるものが多いので調べる方法を考えています。
セルロースでは、それ以上の特定も出来ないので、出来ることなら手袋、ウエスなど分かれば改善できると思いました。