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SCM材の高周波焼き入れについて
2023/10/20 13:38
- SCM材を機械加工後に表面硬度を上げる方法として、高周波焼き入れがありますが、焼き入れ前に調質が必要な場合もあるようです。
- 高周波焼き入れ後に焼きもどしをすると、硬度の上昇効果が失われる可能性があります。
- SCM調質材に対して焼き入れ焼きもどしを行うことで、硬度をHRC50まで上げることができる場合があります。
SCM材について
2020/07/08 07:16
機械加工後に、表面硬度を上げる場合は、高周波焼き入れをするだけでよいですか?調質材でなければ、高周波焼き入れ前に調質が必要ならしいですが、SCM材については、流通する材料はすべて調質材と聞きますので。
仮に高周波焼き入れ後に焼きもどしをしたら、せっかく高周波で硬度を上げたのに意味がないですよね?
あと、SCM調質材に、加工後に焼き入れ焼き戻しをすることに何か意味はありますか?意味があるとしたら、調質と焼き入れ焼き戻しの熱処理条件が異なるのですか?。焼き入れ焼き戻しでHRC50に硬度を上げることができると聞いたことがあります。
頭がこんがらがっているので、どなかた教えてください!
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その他の回答 (4件中 1~4件目)
機械構造用鋼(SC及び合金鋼)は通常生材、つまり圧延ままの状態で出荷される。特注品として調質処理材や焼鈍し処理材を在庫している問屋もあるが、指定せずに注文すければ生材が入荷する。
生材の場合は高周波焼入れ前に調質することが望ましい。
高周波焼入処理とは高周波焼入とその後の全体焼戻がセット。焼戻温度は150~200℃の低温のため、表層部の焼入部分の硬さをあまり下げることなく靭性を改善する。
調質とは焼入焼戻の一種で、焼戻温度が500℃以上のものを言う(硬さと靭性のバランスがある用途)。調質材を機械加工し、再度焼入焼戻(焼戻温度150~250℃)を行うことも可能(高硬度重視の用途)。この場合、わざわざ調質材を使用するのではなく加工性の良い焼きならし材を使用するほうが普通。
まず、SCM材について
・SCM材は色々な種類がありすべて調質して使用するわけではありません。
肌焼き用もあります。
・主に、軸、ボルト、歯車などに使用されます。
熱処理について
・調質とは、焼入れ焼戻し処理の一つで500℃以上の温度で焼戻す事を言います。
強靭性を増すための熱処理です。
・一般的な焼入れ焼戻しは、もう少し低い温度(150~300℃)で行い、
耐摩耗性が必要な場合の処理です。
・ちなみに、焼入れ焼戻しは一連の作業です。
材質とは、熱処理とは何か、個々に理解して質問された方が良いと思います。
質問文を読んでも、何を知りたいのか頭がこんがらがってしまいます。
お礼
2020/07/10 17:37
すみません、たしかに頭がこんがらがっていました。
そんな中でのご回答感謝いたします。
お礼
2020/07/10 17:39
非常にわかりやすく、勉強になりました。ありがとうございました!