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公差範囲についての質問
2023/10/20 12:30
- 初めて利用する公差範囲についての質問です。
- 軸の作成に関してΦ30の-0.01~-0.03の範囲が図面に書かれていますが、メッキ径で+0.01乗りの場合、範囲は29.99~29.97となるのでしょうか。
- また、29.999~29.970と29.990~29.970、どちらが正しい範囲なのか教えてください。
公差範囲について
2020/05/28 18:47
初めて利用します
早速ですが軸を作成しておりましてΦ30の-0.01~-0.03と図面に書かれているのですが(メッキ径で+0.01乗り)この時の範囲が29.99~29.97に収まればいい訳ですが…上の千分台の数値はどのようになるのでしょうか?
29.999~29.970
29.990~29.970
どちらが正しいのでしょうか…
勉強不足の為 諸先輩方々どうかお教え頂けないでしょうか
質問者が選んだベストアンサー
細かく、厳密に言うならば有効桁数の概念が適応されて「29.994~29.965」までが範囲となります。
要は書かれていない桁数は四捨五入で処理する、というルールが存在するためです。
ただしこのルールを公差指示にも適応するのか、適応していいのかというと結構グレーゾーンの範疇になりますので、取り扱いには注意が必要です。
その辺りの厳密さをちょっと脇にどけての、無難な考え方としては、Φ30の-0.01~-0.03は「29.990~29.970」です。しかしこの有効桁数という考え方が存在する事自体は理解していなければいけません。
なぜなら時折・・・というかごく稀程度ですが「Φ30 -0.010~-0.025」のように公差指示をした図面も存在するからです。
この時、作図者は明確に「29.991は不可」という意図を込めています。測定誤差も含めると、29.990ジャストもちょっと怖いですね。加工能力があるなら、安全のために29.985辺りを狙いたいところです。
と、このような繊細な判断をするためには、常に「Φ30の-0.01~-0.03は厳密には29.994~29.965であるが、29.990~29.970として考えた方が無難。しかし29.990であれば、測定誤差を含めても追加工の必要はないだろう」というところまで明確に意識しておく必要があります。
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お礼
2020/05/29 00:23
目を通させて頂きました
とても詳しくありがとうございます
公差も中々奥が深い事を知りました…
…29.985で仕上げたのですが無電解めっきが径で0.01乗るので結構ギリギリなラインですよね…