このQ&Aは役に立ちましたか?
樹脂の耐薬性能試験方法の規格
2023/10/20 07:42
- 樹脂の耐薬性能試験方法として、規格JIS K7114 :2001(ISO)が一般的です。
- 材料の試験片に一般的な方法に従って試験を行うことができます。
- 外部委託が難しい場合でも、設備的に不可能な場合でも、樹脂の耐薬性能試験は行えます。
樹脂の耐薬性能試験方法の規格
2020/03/03 09:55
樹脂の耐薬性能試験方法として、規格JIS K7114 :2001(ISO)が見つかりました。
こちらは試験方法として一般的でしょうか?
客先の水溶性切削油に対する、耐薬性能を評価するために材料の試験片になんらかの試験を行おうと思っています。
外部委託は難しいので、設備的に不可能なこともあると思いますが、一般的な方法に従って行いたいです。
質問者が選んだベストアンサー
樹脂についてはあまり「一般的な試験方法」はないです。材質と用途、果ては成形条件などでテンでバラバラな性質になったりするので。
少なくとも個人的な経験では、製品としての用途などを加味した上で、ケースバイケースで試験方法が設定されているのが大半でした。
挙げられた試験条件ではサンプルを完全に試験液に沈める事になっています。しかし例えば、車の内装に使われる樹脂に対して、試験液に「沈む・浸かる」というケースはほぼ発生し得ません。
また薄く付着する→乾燥するを繰り返す方が変質しやすいケースもありますので、やはり一概には言えないわけです。
なのでいっそ、幾つかの試験バリエーションを考えて客先と折衝し、「どのようなテストを行いますか?」と打ち合わせしてしまう方が手っ取り早いように思えます。
切削油への耐薬性能ですので、「浸る」より「噴流」が近いでしょう。またエアブローでの乾燥なども有り得そうです。しかし100℃を超えるような高温や、直射日光に晒されるケースは考えなくてもいいと思えます。
このように「実際にありえそうなシチュエーション」を想定した上で、切削液を付着させたサンプルを一定の環境下に放置し、変形や変色、腐食が発生しないかを確認すれば、ある程度の妥当性(というか説得力)のある試験になると思います。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
お礼
2020/03/04 08:27
大変丁寧にそして具体的に回答していただき有難うございます。
実際の経験ベースでアドバイスしていただき参考になりました。
規格のやり方にとらわれるのではなく、使用環境に沿った試験方法を客先と一緒に検討してみます。