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開発試作品を提供する大企業との取引について
2023/09/07 00:11
- 一部上場の大企業との取引の中で、開発試作品や切削加工品を提供しています。
- 設備は複合旋盤2台、NC旋盤1台、ロボドリル3台、マシニング1台、ワイヤー加工機1台をはじめとした各種設備を有しています。
- 受注件数には波がありますが、十分なキャパシティを残しておいて、他の仕事を入れたり競合他社に回されたりすることなく対応しています。
開発試作品
2020/02/11 00:00
一部上場の大企業との取引の中で、開発試作品(少量多品種)、治具等の切削加工品を主にやっています。
設備は複合旋盤2台、NC旋盤1台、ロボドリル3台、マシニング1台、ワイヤー加工機1台とあとは汎用旋盤、フライス、平研、測定顕微鏡、3次元測定器もろもろでCAM、測定検査、納品も含め5人+事務1人です。
納期優先、採算度外視の状態で、言い値でやらせて頂いてます。
受注件数にかなりの波があり、年単位の目で見ればそれなりの数字で毎年収まりはしますが暇な時は社内設備の50%も稼働しない状態が数日続くことも多々あります(年間10000~12000件ほどの案件を約5社くらいの間で取り合っています)。
設備も多くはないので、無理に他の仕事を入れてしまうと波がきた時に対応できなくなります。一度断ってしまうと同様品の依頼は以後来なくなり競合他社に回されます。
小さいながら十分ではありませんがそれなりにやってはいけてます。
同業試作加工メインの業者様は、隙間を埋めるような努力はしていますか?
ある程度のキャパを残しておかないとドサッときたときに対応できず断る羽目になり、それが今後に大きく響く状況ならどうしますか?
それと、このような仕事ばかりですので世間的な加工単価と離れすぎてしまっていて感覚が鈍り、たまにある他仕事の加工品で見積り負けや高いと言われることも多々あります。
質問者が選んだベストアンサー
現在は試作加工メインの会社ではないですが、色々と回った経験から多少なりと。
試作に限らず、業務負荷に波のある製造業は珍しくありません。そうした場合のパターンは2つ。
1つは社内的な加工研究や技能研鑽などにあてるパターン。商売にならなくていいので、普段やらないような加工や思いついた治具構造などを試し、技術的なノウハウを貯めていくわけです。
測定機器とかソフト系はモロにそうですが、使い慣れた機器類でも『普段使っている機能しか知らない』という事は結構ありますし、1つの加工を複数の段取りでやってみるなど、普段と違う形を模索するのは結構有意義です。
経営的に余裕がある場合は、こうしたケースが多い印象ですね。
2つ目は個別売りの商品を開発して、その在庫制作にあてるパターン。ニッチな加工用治具など、社内で使用している道具類も実は市場的な需要があったりするものです。そうした需要を上手く捕まえた定番商品を開発し、商材として育てられれば、手の空いたときにはそれらを作成・開発する事で機械の稼働率を上げられ、収益の柱を別途立てる事ができます。
市販の治具や道具類だと微妙にかゆい所に手が届かないとか、精度が不足するとか、そうした「ちょっと面倒だけど内製するか」というケースは多々あると思いますが、それが言ってみれば商売のタネです。
実作業者ならではの、作業時の勘所を捉えた治具・道具類というのは意外と需要があるもので、キッチリ作りこめればそれなりの商材になったりします。
まあこのケース2は「やろう」と思っても早々出来るものではないですけどね。運や機会も絡みますし。
ともあれ、大抵の会社はそうした融通の利く業務を差し込んで、業務的な閑散期にも稼働率を上げる形はとっているものでした。
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お礼
2020/02/11 08:35
ありがとうございます。
いつも何か考えてやろうとしても、タイミングが取れず現状は仕事を待ってる状況でなかなか難しいです。ある程度は各人に任せて、時間を有効活用してもらえるように声を掛けてみようと思います。