契約電力増加に関する問い合わせ

＞1200 kWのマシン
とても大きな設備ですね。

＞前月では2800kWしています。
前月ぼ最大受電電力が、2800 kWだったということでしょうか？
そうであれば、この値は契約電力の95%程度であって、契約電力が適切に設定されているようにお見受けします。

貴工場の受電電力の一日の変動パターンはどのようなものでしょうか？
現状の最大電力が日中に発生するのに対して、新規に導入する予定の1200 kWのマシンが、夜間に稼働するような操業パターンであって、総合した最大受電電力が契約電力を超過しないのであれば、現状の契約を継続できる可能性はあると思います。
しかし、現状の電力変動パターンと新規設備の電力変動パターンが類似であれば、最大受電電力が契約電力を超過することは明白であって、現状の契約のままでは問題が生じます。

電力会社の変電所～貴工場までの高圧配系統に余力があれば、契約電力の上方修正で対応できる可能性もありますが、余裕が乏しい場合は、2回線受電にするとか、特別高圧受電に変更するなど、電力会社及び貴工場の受電設備を大きく変更することが必要かもしれません。
例外は多々ありますが、高圧（6.6 kV）配電の契約電力の上限は2000 kWまでであって、それ以上は特別高圧（22 kV又は33 kV）の契約となります。

大きな設備投資の判断になりますので、Q&Aサイトではなく、貴工場の電気主任技術者を介して、電力会社の営業窓口に相談することが適切な事案と思います。