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荷重たわみ温度について
2023/10/20 07:21
- 材料メーカーのカタログをみる限り、試験の曲げ応力として「1.80MPa」と「0.45MPa」が使われていますが、これはJISにて規定されている応力値なのでしょうか?
- 荷重たわみ温度と耐熱温度は言葉としてなにか違いがあるのでしょうか?
- 仮に使用するPP材の荷重たわみ温度が0.45MPa 100℃で、その材料を使用した部品にかかる応力が0.45MPa以下の場合は耐えれる温度は100℃以上となるのでしょうか?
荷重たわみ温度について
2020/01/26 10:36
荷重たわみ温度について以下の内容をご教授願います。
1.材料メーカーのカタログをみる限り、試験の曲げ応力として
「1.80MPa」と「0.45MPa」 が使われていますが、これはJISにて規定されている
応力値なのでしょうか?
2.荷重たわみ温度と耐熱温度は言葉としてなにか違いがあるのでしょうか?
3.仮に使用するPP材の荷重たわみ温度が0.45MPa 100℃で、
その材料を使用した部品にかかる応力が0.45MPa以下の場合は
耐えれる温度は100℃以上となるのでしょうか?
回答 (4件中 1~4件目)
1.はい
2.荷重たわみ温度4mmを使用して120度/時間で昇温して試験片が0.34mm曲がった時の温度
なのでその温度以下でも変形はしています。
耐熱温度.主に最終製品に使用される温度この温度でも使っても問題ないですよーって温度。と言っても長期的にかければ劣化する
3.使用期間が長かったり厚みが薄かったり支店間距離が違ったりするのが当たり前なので、いいえです
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1.はい
2.荷重たわみ温度4mmを使用して120度/時間で昇温して試験片が0.34mm曲がった時の温度
なのでその温度以下でも変形はしています。
耐熱温度.主に最終製品に使用される温度この温度でも使っても問題ないですよーって温度。と言っても長期的にかければ劣化する
JISの閲覧サイトのURLが間違っていたようですので、訂正させてください。
https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html
Q1.材料メーカーのカタログをみる限り、試験の曲げ応力として「1.80MPa」と「0.45MPa」 が使われていますが、これはJISにて規定されている応力値なのでしょうか?
A1.JIS K 7191-2 (プラスチック-荷重たわみ温度の求め方-第2部:プラスチック及びエボナイト)のA法として「1.80MPa」が、B法として「0.45MPa」が規定されています。
Q2.荷重たわみ温度と耐熱温度は言葉としてなにか違いがあるのでしょうか?
A2.荷重たわみ温度は、規定の曲げモーメントを掛けたときに曲がりが生じる温度であって短時間の試験で得られる値であって、長時間の製品寿命に対して直接適用できる値ではありません。耐熱温度は、荷重を掛けずに短期間耐える温度ですので、この値も長時間の製品寿命に対して直接適用できる値ではありません。
Q3.仮に使用するPP材の荷重たわみ温度が0.45MPa 100℃で、その材料を使用した部品にかかる応力が0.45MPa以下の場合は 耐えれる温度は100℃以上となるのでしょうか?
A3.A2に記載したとおり、荷重たわみ温度と耐熱温度は、いずれも長時間の製品寿命に対して直接適用できる値ではありません。製品の設計寿命、環境条件のばらつき、許容される熱変形、熱変形が生じた場合のリスクの大小などを勘案して判断することになります。設計上のノウハウと言ってもいいと思います。
ご質問の主旨として、加わる応力が小さい場合は、より高温の条件で使えるか?という意味であれば、「YES」です。
JISは、参照URLから閲覧できます、
補足
2020/02/16 10:18
いつもご回答いただき有難うございます。
またご返信が遅遅くなり申しわけありません。
一点追加でお聞きしたいのですが
長時間の耐熱を評価するJISの規定はあるのでしょか?
お礼
2020/02/16 10:20
ご回答いただき有難うございました。
勉強になりました。