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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SNCM630の引張強度低下について)

SNCM630の引張強度低下について

2023/09/06 22:36

このQ&Aのポイント
  • SNCM630の焼入焼戻し後の引張強さが規格値以下となる問題が頻発しています。
  • 焼戻し後の硬さは規格値よりも高い数値であるにもかかわらず、引張試験結果のみ規格値を下回っています。
  • 焼入焼戻しを2回以上行うことについて懸念事項があるか確認したいと考えています。
※ 以下は、質問の原文です

SNCM630の引張強度低下について

2019/12/12 18:04

いつもお世話になっております。

早速ですが、SNCM630を下記の条件で焼入焼戻し、その後引張試験をしたところ
引張強さが規格値以下となる試験片が頻発しております。

〇ご質問
1. 焼戻し後の硬さ測定結果は、規格値(HBW302~352)の中央より高めの数値でしたが
  引張試験結果は、引張強さのみ規格値を下回っておりました。
  (耐力や伸びなどは規格値を満足しておりました)
→引張強さのみ低くでる点について、どういった原因が考えられるか、皆様のお知恵をお貸しいただけないでしょうか。
頻発しているため、原因とともに、対策までご教示いただけますと助かります。

2. 試験片を切り出した素材が余っているため、焼入焼戻しをやり直し引張強さNGが再現するか確認しようと考えております。
→焼入焼戻しを2回以上行うことについて、何か懸念事項がありましたらご教授いただけますでしょうか。
(繰り返し熱処理をしてもいいものなのでしょうか)

〇引張強さの規格値 1080MPa以上
〇焼入焼戻し条件、引張試験結果、硬さ測定結果
焼入 焼戻し 引張強さ 硬度
870℃×1.5Hr 565℃×4Hr(AC) 1073MPa  HBW341
870℃×1.5Hr 565℃×4Hr(AC) 1059MPa  HBW341
870℃×1.5Hr 565℃×4Hr(AC) 1068MPa  HBW341
870℃×1.5Hr 565℃×4Hr(AC) 1070MPa  HBW341

質問者が選んだベストアンサー

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2019/12/13 00:34
回答No.1

焼入焼戻しを複数回行う事自体は可能です。ただし1回のみの焼き入れよりもより均一に、しっかりと焼きが入るため、再現試験としては不適当になります。

ただ逆に、複数回焼き入れで再発しなければ、元々の焼き入れが不完全であった可能性が出てくるため、そうした目的で複数回焼き入れ試験を行う意味はあるかもしれません。


硬度と引っ張り強さについては、基本的には相関するはずです(あまりに高い硬度になると脆くなるのでまた別ですが)。なのでやはり、熱処理に何かしら不良があるとみなすべきでしょう。
可能性としてあるのは、不均一な焼き入れになっている場合でしょうか。

ただいきなり要因を絞り込もうとするよりは、データを集めたり再現実験を試みる方が結果的に近道だと思います。
先に挙げた複数回焼き入れで再現するか、というように、例えば同条件の母材違いで比較したり、逆に同母材で焼き入れ条件を少し(さじ加減が難しいですが)変えてみてどうなるか・・・などです。

また普通はあまりないと思うのですが、試験片素材が余っているならば、縦横を変えてみて数値が変わるか(つまり強度に異方性があるか)を確認してみると多少絞り込めるかもしれません。

お礼

2019/12/20 13:27

お礼が遅くなりましたが、ご回答ありがとうございます。

複数回の焼入焼戻し後は均一に焼きが入るという点について、調べてみたところ仰られる通りの文献が見つかりました。その文献では組織の微細化にも寄与しておりました。
ありがとうございます。
またその点で再現性は低い点について承知しました。
もともとの熱処理が問題なかったのかという点で、現在2回目を実施しております。

材料・熱処理ロット違いなどの調査にて要因の絞り込みを検討いたしますが
材料違いは結果が出まして、今度は耐力が未達となってしまいした。。。
熱処理に問題がないか、条件を振ってみようと思います。

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