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なぜ静止状態で油漏れが発生するのか?
2023/10/20 06:19
- 軸部に使用しているオイルシール(NBR)が、静止状態でしばらく放置すると漏れが発生します。
- 動作中には漏れないのに、静止状態では漏れが生じるのはなぜでしょうか?
- ナイロン軸部に使用しているオイルシール(NBR)が、静止状態での圧力や振動によって隙間ができ、漏れが生じるのです。
油漏れについて
2019/11/22 16:09
軸部にオイルシール(NBR)を使用しているのですが、動作を停止し静止状態でしばらく放置するとオイルシール外周部とハウジングの嵌め合い部から漏れが発生します。(動作中には漏れません)
なぜ、動作中でなく静止状態で漏れるのでしょうか?
回答 (5件中 1~5件目)
動作中は、ギャーボックス内が、若干の負圧になっているのでしょう。
軸にガタがある、軸のサビがシールに触れている、かですねぇ。
180度以内の往復回転なので、
オイルシールの内側に、グリースを塗りこめば、改善するでしょう。
スプレーグリースの金属パイプを、注射針の様に斜めに削って
シールと軸の間に差し込み、吹込みましょう。
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>>熱膨張率の違いから漏れる可能性はあるものなのでしょうか?
油漏れの要因としてはレアですが、ありえます。
後シール部に遊びがある場合など、動作時には一方向に力がかかり密閉されているが、停止時にはその押し付ける力が抜けて、遊び分が効き始めるという事もあります。
組み付け時には圧をかけて確認されているという事ですから、現状でも同様のテストを行いシール劣化の有無を確認してもいいですね。そのテストで、今は漏れが発生したならシールの劣化ですし、漏れがなければ熱条件を変えて再テスト・・・というように行けば、構造上の不良とシール不良、熱要因を切り分ける事が出来ます。
軸の取り付け方向その他にもよりますが、動作中にはじつはそんなに圧がかかっていないパターンはあります。流体の動きのバランス的が絡んで、むしろ局部的には負圧、なんて事も。
ただ停止すると圧が均一化するため弱い部分から漏れる、というのはありそうなパターンです。
ともあれ、まずはシール材のチェックですね。破損やねじれが無いか。そうした組み付け時ミスがないなら、設計レベル、またはシール材選定レベルからの見直しが必要です。
補足
2019/11/23 08:41
オイルシール取付時、一定圧を掛けて漏れテストを行なっています。
また、軸部は回転でなく一定角度を反復運動するような構造です。
運転時と静止時の温度差でハウジングとオイルシールの熱膨張率の違いから漏れる可能性はあるものなのでしょうか?
補足
2019/11/26 10:37
シールの硬化は確認しており、シール径の縮小も見られます。
ですが、稼働時に漏れは発生せず停止させしばらく時間が経つと漏れるのです。
再度、エアーによる漏れ試験や油を封入して温度を上げた状態で加圧し漏れ試験を実施しても漏れは検出されませんが、圧を開放し、常温で放置すると漏れが発生します。