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円周率の規格について
2023/10/20 02:36
- JISハンドブックの巻末には「主なSI単位への換算率表」が載っていますが、円周率の規格は明確に示されていません。
- コイルばねの応力計算式には円周率が使われていますが、具体的な値は規格には記載されていません。
- 一般配管用ステンレス鋼鋼管の規格では、平均外径の計算に円周率3.1416が使用されています。
JISでは円周率はいくつ?
2019/06/12 01:12
JISハンドブックの巻末に「主なSI単位への換算率表」がのってます。
国際単位であって、換算率はJISやISOで、
決まってるわけじゃないのかもしれませんが・・・
円周率も、何桁までが、規準なのかな?と思っただけです。
たとえば、コイルばねの応力計算式にπが使われてますが、
円周率がいくつか?は規格にはのってません。
円周率ではありませんが、
「コイルばね-第 1 部:圧縮及び引張コイルばね
基本計算方法 JIS B 2704-1:2009年版」には、
「注a)計量法では,重力の標準加速度を 9 806.65 mm/s^2としている。」
と、あります。
2018年版、ハンドブックでは2019年版からは、削除されましたが・・・
この規格にはπを使っているのに、円周率のことについては、なにも記載されてません。
現実的に考えて、有効数字3桁もあれば・・・と思うんですが。
でも、ほかの規格には、なんか書いてあるのかな?と思ったので、聞いてみました。
「一般配管用ステンレス鋼鋼管 JIS G 3448:2016年版」には、
「外径の許容差のうち,平均外径とは,任意横断面における円周を
円周率 3.141 6 で除した値又は相互に直交する 2 方向の外径測定値の平均値と
外径の公称寸法との差をいう。」
と、円周率がでてました。
これは、仕様なので、この桁数に固定されているのでしょうね・・・
ほかにも、このように規格内に、記載されているものって、ありますか?
回答 (1件中 1~1件目)
JISの世界でも、円周率は無理数なので小数で表した場合の桁数は無限桁となるとして、実用上十分な有効桁数をユーザーが選択すればいいようですが、ごく一部には、小数表記の数値が記載されているJISがあるようです。
例1: 32桁
JIS X 3002 電子計算機プログラム言語COBOL
15.60.2 関数PIの返却値
返却値に等価な算術式は,(3 + .1415926535897932384626433832795) とする。
例2: 5桁
JIS Z 9041-1 データの統計的な解釈方法-第1部:データの統計的記述
5.6 正規分布 の 「ここに書き」
円周率 π=3.1416
他にもあるかもしれませんので、JIS検索サイトで、ご自身でもお調べください。
https://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html
URのURLの「JIS規格に使用されている単語からJISを検索」のキーワード欄に「円周率」と入力して「一覧表示」ボタンを押せば、検索結果が表示されます。
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お礼
2019/09/07 13:08
回答ありがとうございました。