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高周波焼入れについて
2023/10/20 00:34
- 社内で軸物の高周波焼入れを行っており、現在の焼入れ幅は下限ギリギリの幅になっています。
- 焼入れ深さも規格を外れており、改善の見込みがありません。
- コイルとワークの干渉のため幅を広げることが難しく、焼入れの条件を変更する必要があります。
高周波焼入れについて
2019/02/12 11:52
社内で軸物の高周波焼入れを行っています。
現在、求められている焼入れ幅に対して下限ギリギリの幅でしか焼入れが入っていません。
また、焼入れ深さは2~5mmの要求に対して10mm程度と、規格を外れてしまっています。
焼入れの条件(出力・焼入れ時間・周波数)をどのように変更すれば、改善の見込みがあるでしょうか?
コイルは、ワークと干渉するため、幅を広げるなどの変更をすることは難しい状況です。
回答 (2件中 1~2件目)
コイルを変えずに浅く、広く焼きを入れるのは結構大変と考えます。
浅く焼き入れとなると
1.周波数を上げて高周波の侵入深さ(Skin Depth)を小さくする
2.出力を上げて、内部まで加熱される前に表面が所定温度に達するようにする
といった方法があり得ます。
しかし、幅を広げるなら
1.周波数を落として高周波波長を長くし、コイルからの漏れを多くする
→侵入深さが増大し、焼きが深く入る
2.ワークを揺動させながら加熱し、実行加熱範囲を広げる
→加熱時間が増加し、熱が内部に拡散、焼きが深く入る
といった方法が必要になりますが、焼きが深くなる要素を持ってしまいます。
なので、できる限り周波数を高く、出力を大きくした状態で揺動加熱するのが一番良いように思います。
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