このQ&Aは役に立ちましたか?
キログラム原器廃止!メーカーは新基準に頼るのか?
2023/10/19 22:46
- キログラム原器が廃止されることが決まりました。今後、はかりのメーカーは独自に新基準にもとづいた製造をすることになります。
- 新基準としてプランク定数を基準にしたばねばかりや体重計が製造されることが予想されます。
- 新基準への校正方法については具体的なものはまだ詳細が決まっていませんが、各メーカーや規格団体が協力して決められることになるでしょう。
キログラム原器が廃止されるそうですが・・・。
2018/11/12 22:53
今後、はかりのメーカーはキログラム原器に頼らずに、独自に新基準にもとづいて、各社でプランク定数を基準にしたばねばかりとか体重計を製造するようになるのでしょうか。その場合の校正方法はどのようなものでしょうか。
回答 (4件中 1~4件目)
トレーサビリティーの最上流を掌る国家の度量衡研究所には影響がありますが、一般的な工業を担う事業者が心配する必要はありません。
これまでの基準が1kgに対して50μgの不確かさがあったのに対して、新しい基準では10μgの不確かさに低減できるとのことです。庶民には縁がないとってもディープな世界の出来事です。
日本の技術が貢献しているとのことですので、海外の方と会話する際の話題として、記憶に留めておくことはよさそうです。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
>キログラム原器が廃止されるそうですが・・・。
未だ確定ではないようですが近い将来は国際キログラム原器(世界中に1個しかない)の役目が終りそうです。
各国のキログラム原器は国際キログラム原器の複製なので必要に応じて比較検査をしているようです。
>各社でプランク定数を基準にしたばねばかりとか体重計を製造するようになるのでしょうか。
新基準に移行されると国際キログラム原器と比較する校正が新基準に置き換わるだけで秤メーカーの製品検査用の基準分銅が無くなる訳ではないと思います。
プランク定数で重さの定義はできても規定の荷重を物理的に加えるには基準分銅を用意しなければならないでしょう。
従って、秤の製造工程でプランク定数を直接使うことは無いと思います。
変わりません。
原器(基準)の誤差範囲が変わるだけでありその違いは、非常に小さいもので、現在から見ても検査などの誤差基準のさらに数千分の1などのレベルでの話ですから、変える必要自体がありません。
校正などに関しても変わりません。
そもそも、Kgの単位というものは、比較基準があり、国際基準の原器を元にしているだけの話です。
この原器は金属で作られていますので、ピンセットのようなもので扱うわけですが、それでも、原子レベルで見れば、表面が削れますので重量が軽くなってしまうわけです。
また、汚れなどがつけばそれも重量増加につながります。
そういうものでは困るという、ことから、原器の定義を普遍的なものへ変更しようという話であって、いまの10kgが、12kgに重量自体が変わるわけじゃありません。