このQ&Aは役に立ちましたか?
三次元測定における測定点数の決め方とは?
2023/10/19 21:27
- 幾何公差である平面度や真円度を測定する際の測定点数の決め方について知見を求めています。
- 一般的には円のサイズや平面の面積、公差の程度などの図面情報から算出できるルールが好ましいです。
- 折衝の際に明確な根拠が必要となるため、統計的なサンプリング論や加工方法ベースでのルール決めについて検討しています。
三次元測定における測定点数の決め方
2018/08/29 23:31
表題の件について、特に幾何公差である平面度や真円度を測定する際の測定点数の決め方について、何か知見があればと思い質問します。
要は「○○のケースでは○点測定する」というようなルール決めが業務上必要になってきたのですが、皆さんの業務ではどのように決定されていますか?
ちなみにこれは客先図面品などで部品の用途や相手部品が不明な場合に適応されるため、基本的には円のサイズや平面の面積、公差の程度など図面情報のみ、せいぜいが加工方法程度の情報から算出できるルールが好ましいのです。
また、このルールが必要となった背景として、過去に不具合絡みで他社の品質管理部署との折衝が発生した際『どのような理由でこのルールとしているのか』という部分が問題となった経緯があるため、実務的な「ザックリ細かめで測定しとくか」ではなく明確な根拠が必要とされています。
例えば統計的なサンプリング論でいこうか、あるいは加工方法ベースでルール決めしようか、と案ばかり先行するのですがどうにも決定的な物がなく、煮詰まってきております。
どうか皆さんのお知恵を拝借させて下さい。
回答 (3件中 1~3件目)
回答にならないと思いますが、ご参考までに。
三次元測定機を用いて検査業務を行っている者です。
掲題の測定点数についてですが弊社でも明確な基準は設けておりません。
ただ、要求精度(公差)によって測定点数は測定者自身で変えております。
毎回、精度重視で多点測定していては測定時間ばかり掛かってしまうので。。。
あくまでも例ですが、「Φ10~Φ20mm穴 要求真円度0.01~0.05の場合,〇点以上で測定」という感じで定め、点数については、要素を点数を変えて測り、数値が安定した点数で決めてはどうでしょうか。
また、他の回答者様も言われている通り、穴測定は測定点の位置でも測定値が変わってきます。加工原点と同じ原点での測定でしたら4点の測定でも象限突起部分を拾うことが出来ますが、ずれてしまった場合は綺麗な数値となってしまします。
正確な測定でしたらその辺りも検討する必要があると思います。
余談ですが、手っ取り早いのは受注時に取引先と加工・検査方法の擦り合わせを行う事が大事だと思っています。擦り合わせを行うことで、加工方法や測定方法などの違いで不適合になる確率を下げられます。業務が忙しく大変かと思いますが、公差が厳しい箇所等は擦り合わせを行うことをお勧め致します。
参考にして頂ければ幸いです。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
想定する不良モードによって変わってしまいます。
例えば真円度でいえば、ドリル加工なら等幅図形への変形を考えれば良いので刃数+2点で検出出来そうです。(等幅図形は刃数+1角形になるのでそれより多く測定)
でも、エンドミルでの円弧切削に変わると、等幅図形不良は起きにくくなりますが、モーターが反転する4点において寸法変化が生じる危険が出てきます。(円の測定4点+反転箇所4点の合計8点が最低必要)
こういった具合に、加工によって起きうる不良形状を洗い出し、不良形状の特徴点がどこに出るかを想定しないと意味がありません。
何点ではなく、どこを計れといった測定点指定が必要な場合も多いです。
お礼
2018/08/31 06:37
回答ありがとうございます。
全くもって仰る通りです。やはり加工方法ベースでのルール決めが本来ですね。
部署間の話が多々必要な規模になるため二の足を踏んでいましたが、ひとつ腹を括ろうと思います。
お礼
2018/08/31 06:46
>>受注時に取引先と加工・検査方法の擦り合わせを行う事が大事
え、営業部がね・・・(苦笑い)
実際問題として、各案件について個別のすり合わせを行って頂く事は、受注件数と数量と単価的にペイしないのですね。
ただあまりに厳しい公差の案件については打ち合わせをお願いしているケースもあり、まずはその辺りを詰めてみます。
測定点数に関しては、まずは適当な加工物のデータ取りで短期的なルール作りは可能ですよね。やってみます。