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残留磁気の測定方法
2023/10/19 19:31
- 残留磁気の測定方法をご紹介します。
- また、バネの力の選定方法についても解説します。
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残留磁気の測定方法
2018/05/20 15:24
残留磁気はどのように測定すればいいのでしょうか
それを打ち破るバネの力で解放されるわけですが、そのバネの力はどのように選定すればいいのでしょうか。
質問者が選んだベストアンサー
>残留磁気はどのように測定すればいいのでしょうか
残留磁気というより残留保持力でしょうか・・・
>それを打ち破るバネの力で解放されるわけですが、
>そのバネの力はどのように選定すればいいのでしょうか。
これは、電磁弁ではなく、ソレノイドとしてですが・・・
戻し力 = (残留保持力)× 2 + (鉄芯質量)
なんて言われてます・・・
http://www.kgs-jpn.co.jp/index.php?ソレノイド技術解説本文
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15. 残留保持力と鉄芯戻し力の関係
鉄を磁界中で磁化させた後、磁界を取り去っても鉄に僅かな磁束が残ります。
この磁束を残留磁束、または残留磁気と呼びます。
ソレノイドに通電して鉄芯が吸引した後、通電を切った場合にも磁路中に残留磁気が
発生します。
この残留磁気による保持力を残留保持力と呼び、鉄芯を戻す時の戻し力を決める
目安となります。
残留保持力は、鉄芯保持面の形状(面積)と磁気回路の磁化特性、
励磁起磁力の大きさ等によって決まります。
このカタログに記載されている特性のものでは、
小さい機種(鉄芯径φ7 以下)で20~30g、
大きい機種(鉄芯径φ8 以上)で50~70g 程度あります。
カタログ記載以外で保持力の大きいF 形、FT 形(図5 参照)の鉄芯では、
200~300g になるものもあります。
鉄芯の戻し力は、この残留保持力と、摩擦力、鉄芯の質量を加味して
決める必要があり、少なくとも下記の戻し力が必要となります。
戻し力 = (残留保持力)× 2 + (鉄芯質量)
消音付のソレノイドでは、鉄芯間にエアー・ギャップがあるため
残留磁気は非常に小さな値となり、残留保持力も殆ど0 になります。
従って戻し力は鉄芯自重と摩擦力に若干の余裕を加えればよいことになります。
永久磁石を使った自己保持形ソレノイドの戻し力については、
「20.自己保持形ソレノイド(KPS)動作説明」の自己保持形ソレノイドの解説を
参照してください。
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その電磁弁は特注品とか、共同開発ですか?
既製品なら、ほかの顧客には不具合は無いのですか?
既製品で、ほかの顧客で不具合がないなら、
仮に、バネが弱いということが判明しても、製造元が変更してくれるのでしょうか?
貴社が自己責任で改造するとか?
その電磁弁が、使い物にならない?ということで、
他社の同等品に変更するという検討は?
>新品でも出ます。
>十数個発生しておりメーカーでも調査しているが
>再現しないため難航している状況です。
購入してる他社で、不具合はないのですか?
>普通の電磁弁の復帰不良です
>プランジャは見えません。
>内部のプランジャが動作する音で判断しています。
吸着するときは音はでるでしょうけど、
復帰するときは、弁のパッキンが吸収して、音が聞こえなかったりしませんか?
ほんとは復帰してるけど、音が聞こえないなんて落ちはない?
http://www.tdsjp.co.jp/techno/kaisetsu.html
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磁気ショート
ソレノイド本体の取り付け部分やプランジャーの連結部分などが磁性体で
構成されている場合、ソレノイドの磁気が漏れ、外部に磁気回路ができます。
これを磁気ショートと言います。
磁気漏れによりソレノイドの吸引力が減少したり、取付部・連結部磁性材料の
残留磁気により残留吸着力が増大したりします。
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ソレノイドではなく、電磁弁だから、メーカーが考慮してて、
使用者が考慮する必要はないのかもしれませんが・・・
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その他の回答 (3件中 1~3件目)
回答(1)再出
磁気の測定器は、次のスレッドの回答(1)さんがお示しのとおりと思います。
https://mori.nc-net.or.jp/qa9500189.html
とはいうものの、どのような仕様の測定器で、どのようなプローブを使って、どの部位を測定すればいいかを適切に選択するには、磁気回路に関する基本的な知識が必要と思います。測定しやすいように各部を分解して測定できれば簡単に処理できるのですが、分解すれば磁力の分布が大幅に変化するので、ご所望の残留磁気による悪影響を適切に把握することは困難と思います。
前の回答に書いた通り、残留磁気の影響をきちんと評価したいのであれば、磁性材料及び静磁気学の基本を学習することをお勧めしたいと思います。
残留磁気は、ソレノイドの磁気回路のに用いる磁性材料(鉄)に残留磁束密度の小さな材質(軟質磁性材料)を選択して、エアーギャップを大きく設計すれば、その値を小さくできます。エアーギャップを大きくすれば、吸引力が低下しますので、設計では両者のトレードオフを考慮する必要があります。
残留磁気について深く考察するには、参考URLの文献のような情報を足掛かりに、ソレノイドの設計の全体を理解することが、必要になってくると思います。
磁気ヒステリシスカーブ:
https://www.jst.go.jp/pr/report/report27/grf2.html