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大径S45Cの引張強さの保証方法
2023/09/06 20:56
- 大径S45Cの引張強さを保証するためには、どのような方法があるのでしょうか?焼入れ性が悪いため、径が大きい場合には規格通りの引張強度を得ることが難しいと考えられます。また、材料の端部から試験片を切り出すことで、規格の強度が得られる可能性があるかもしれませんが、切出し位置の指定については明確な規定はありません。大径の材料の引張強度を保証するためには、材料試験が必須となります。
- S45CやSCM435のような材料の強度保証には、引張試験が通常行われています。しかし、大径の材料の場合、焼入れ性が悪いために規格通りの引張強度を得ることが難しいと考えられます。大径S45Cの引張強さを保証するためには、材料試験が必要です。また、切出し位置の指定については明確な規定はありませんが、材料の端部から試験片を切り出すことで規格の強度が得られる可能性があります。
- S45Cでφ130(L=1000)丸棒の引張強さを保証するためには、焼入れ性の影響が考慮される必要があります。大径の材料の場合、焼入れ性が悪いために規格通りの引張強度を得ることが難しいですが、材料の端部から試験片を切出すことで規格の強度が得られる可能性があります。大径S45Cの引張強さを保証するためには、材料試験が必要です。
大径S45Cの引張強さの保証方法
2018/05/18 19:14
いつもお世話になっております。
S45Cでφ130(L=1000)丸棒の引張強さはどのように保証はすればいいでしょうか。
S45CやSCM435を扱うとき、強度保証のために引張試験を通常実施しているのですが、
製品がφ130 L=1000のS45C(焼入れ・焼戻し)となっておりおります。
1)一般的に焼入れ性が悪いため、試験片を素材の中心から切出しても規格通りの引張強度が得られないと考えております。この程度の径の材料はどのように引張試験を行えばよいのでしょうか。
また焼きが入っている部分(材料の端部)から試験片を切出せば、規格の強度が得られるかもしれないと思いましたが、ありなのでしょうか(JIS Z2241では切出し位置の指定まではありませんでした。)
2)冒頭にも記載させていただきましたが、こういった大径の材料は、引張強度をどのように保証すればいいのでしょうか。
普段、機械的性質はJSME(記載のないものはJIS)に従っているのですが、S45CはSu値などがφ100以下となっておりましたので、今回材料試験は必須と考えております。
S45Cを使用する部品はピストンロッドになります。
よろしくお願いします。
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お礼
2018/05/22 18:55
早速のご回答いただきありがとうございます。
試験片の採取位置についてはJSMEにより(並行して規格を読み直しておりましたが初歩的な部分を見逃しておりました)
丸棒の径φDに対し、外周部からD/4、端部からの距離はD以上との記述がありましたので
有効硬化深さから外れている可能性大ですが、規格に準じてそちらを採用したく考えております。
計算書に使用する強度については、試験してみないことには何ともいえませんが、
上記で得られた強度での評価を検討しております。
実際は発生応力も余裕をみて低めに設定しておりますので、上記で得られた内容を踏まえて検討をしてみたく考えております。
なおアドバイスいただきましたとおり、念のため有効硬化深さより内側は強度に寄与しない(断面積がパイプ形状)ものとして再計算もしてみます。