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圧入タイプの治具設計及び製作
2023/10/19 17:45
- 圧入タイプの治具の設計及び製作で、材料や加工規格、品質保証値についての情報を提供します。
- 現在の設計では品質保証が難しく、特に平面度や平行度が保てない状態です。
- アドバイスや解決策を求めています。
圧入タイプの治具設計及び製作
2017/02/17 10:45
材料仕様
部品 材質 寸法規格 使用数
電木板 200mm(長)×200mm(幅)×9.3mm(厚) 1
圧入ピン SUS303 φ2×5mm 128
磁石 φ3×3mm 64
加工規格
加工 規格 寸法規格
電木板 下穴径 φ2mm×128 ← 現設計値
下穴径 φ3.1mm×64 ← 現設計値
品質保証値
完成規格 寸法規格
平面度 0.2 ← 品質保証値
平行度 0.2 ← 品質保証値
挿抜量 200g保持 ← 品質保証値(浮き、抜けNG)
上記内容で治具製作を考えており、
試作を試みましたが品質保証が出来ない状態。(特に平面、平行度が保てない)何か良いアドバイスなどが有りましたらご教授願います。
以上 よろしくお願い致します。
回答 (2件中 1~2件目)
「電木板」ってフェノール樹脂積層板(ベーク板)のことなんですね。
一般的な内容で具体性がご所望に達していないと思いますが、次のような
事柄について配慮する必要があると思います。
1) 「しまりばめ」に対する適切な「しめ代」を確保できる、ピン径と
穴径の設計を行う必要があると思います。
お問い合わせの磁石の場合、磁石がφ3に対して、下穴がφ3.1なので
完全に「すきまばめ」の状態です。これでは、挿抜量200gを確保できな
いのは明らかと思います。
「しまりばめ」とするには、例えば次のような公差設定を規定して管理す
るのが一般的な方法と思いますが、「しめ代」をどの程度に設定すれば
よいかは、実験的に決めることをお勧めしたいと思います。
ピン:φ+0.01/+0.005
穴 :φ+0.00/-0.02
1')上記のような公差管理が困難であれば、圧入に拘らずに接着剤を併用
するとか、ピンの外周にローレット加工を施すなどして摩擦力をアップ
するなども選択肢として考慮したほうがいいと思います。
2) 穴加工には、マシニングセンタなど、十分な加工精度を確保できる機械
設備及び適切な刃具(ドリル)を使用する必要があると思います。
3) 「電木板」自体の平行度、平面度が所要の寸法規格を管理できるか心配
です。
信頼できるメーカーの材料を指定するとともに、アニール処理など寸法
安定化を行ったほうがいいかもしれません。また、厚さ寸法は、公称10mm
の板を切削して、9.3mmとしたほうが結果がいいかもしれません。
片面にピンを圧入するので、圧入の応力によって「反り」が発生する
場合も考えられるので、この点からも 「しめ代」の設定には注意を払う
必要があります。
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ライセンス料をとれるような設計なんで
インターネッツ上でさらすのはどうかと
壁に耳あり障子に中国
まあ、やれるとして最後の最後までガイドで絞めておくことでしょう
マザボのピンみたいに
参考資料
https://blog.tsukumo.co.jp/dosv/2015/08/post_114.html
お礼
2017/02/22 20:06
貴重なご意見と参考内容有難う御座いました。
お礼
2017/02/22 20:13
御意見と情報非常に為になりました。有難う御座います。色々と検討して対応して行きたいと思います。 有難う御座いました。