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硬質アルマイト処理したアルミフレームとSUS304の腐食について
2023/10/19 16:44
- アルミフレームとSUS304の接続による腐食問題について検討します。
- アルミフレームにタップ加工をすることで腐食が起こりますが、絶縁処理が必要かどうかを考えます。
- 厨房での使用環境においてアルミフレームとSUS304の接続にはどのような方法が一般的なのかを調査します。
硬質アルマイト処理したアルミフレームとSUS30…
2017/08/25 14:15
硬質アルマイト処理したアルミフレームとSUS304の腐食
硬質アルマイト処理+加色したアルミのパイプフレームと、板金SUS304をネジ止めで接続した場合、電位差があるので腐食が進むような話を聞きました。
アルミフレームにタップ加工をするので、どうしてもそこから腐食すると思いますが、いかがでしょうか?
その為に何か絶縁処理等する(例えばネジを樹脂にする等)必要があるのでしょうか?
使用環境は厨房です
どう接続するのが一般的なのでしょうか?
回答 (2件中 1~2件目)
原子 の周りには 電子がまわっていて(回っているわけではないが)
錆のメカニズム
http://www.sakata-s.co.jp/rust/mechanism.html
によって 電子がはずれOHと結合して 酸化する
異金属が隣り合う場合水に溶ける電子の量が違うので
電位差によって電池になり 電解腐食が進行する
http://www.kanafuji.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AE%E7%95%B0%E7%A8%AE%E9%87%91%E5%B1%9E%E8%85%90%E9%A3%9F-2/
しかし、隙間に入った水は毛細管現象により混じりにくいので
ある一定程度電腐が進むと飽和状態になり 電池効果が切れる
よっぽど常時水の中(海水)に使ってない場合は考える必要がない
また、飽和したら止まるので掃除しなければ腐食は進まないという
屁理屈でリコールを避けた実績はある
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気にされているのは、異種金属接触腐食ですね。
異種金属接触腐食は、電位差が大きい金属が接触し、電解質が介在した場合に顕著に起こります。
厨房とのことですので、被水される場所だと思いますので、その前提で書かせて頂きます。
被水環境での異種金属接触腐食は特に注意が必要です。また、アルミフレームに硬質アルマイトまでされているところを考えると、水道水以外の液体もかかる環境かもしれませんね。
さて、アルミフレームにアルマイト処理を行っているとのことですので、フレームと板金との接触面での異種金属接触腐食は、相当程度防げると思います。
あとは、書かれている通り、ネジを介した腐食です。(被水環境であれば、どうしても隙間から侵水しますので)
樹脂のネジを使うのも一つの方法ですが、あまり軸力がかけられないので、使える条件は限られそうです。
一番一般的な対応としては、防蝕処理を行う方法だと思います。ネジの材質がSUSであれば、必ず必要です。
ネジの材質や使用環境にもよりますが、防蝕処理としては、ジオメットなどが一般的でしょうか?(あまり強力ではないですが)
その他としては、フレームをネジ加工後にアルマイト処理を行い、メネジ部にアルマイトを付加する方法があります。ただ、メネジ部へのアルマイト処理は、アルマイト層形成の確認が難しい事と、ネジの脱着繰り返しで落ちてしまう場合があるので、確実とは言いにくいです。
ネジの着脱が無いのであれば、ネジロック材やコーキング材で水の浸入を抑える方法もあり得ます。
参考にしてみてください。
お礼
2017/08/29 15:00
ネジ部は仰る通り樹脂では弱く、どうしようか懸念していました
そこまでご配慮いただいた回答で、とても助かりました
お礼
2017/08/29 14:58
具体例まで挙げて頂きありがとうございます
少し安心しました