樹脂パイプと鉄パイプの接合、接着等

Question

現存する樹脂パイプの中に市販の鉄パイプを入れ、接合、接着しくっつけたいのですがどのような方法がありますでしょうか。
用途は特に決まってませんが、純粋に気になりましたので質問させていただきました。

現存する樹脂パイプの内径はφ98.5mmほどです。
この中に鉄パイプを入れたいと考えております。
この樹脂パイプの内径近くの鉄パイプの規格品では外径φ89.1mmかφ101.6mmになるかと思います。
これらの鉄パイプを上手く樹脂パイプと接合、接着したいと考えております。

Answer

半導体のウェット・プロセスでは、強酸や強アルカリを使用し、しかも昇温もしているので、

ヒュームも発生していますから、その筐体は形鋼＋錆止め塗布＋塩ビ（PVC）又は

ポリプロピレン（PP）を溶接にて巻き、強酸や強アルカリと遮断しています。

さて、

◆ 鉄パイプを樹脂パイプで覆うなら、
　 鉄パイプの内径より外径が少し小さい樹脂パイプ（長さが短ければ、削りも可）
　 鉄パイプの外径より内径が少し大きい樹脂パイプ（長さが短ければ、削りも可）
　 端面は、鉄パイプの断面形状の物を二つ用意して、両サイドにセット
　 ヒートガンとPVC又はPPの溶接棒で溶接する

◇ 鉄パイプに樹脂パイプを被せるなら、
　 鉄パイプの外径より内径が少し大きい樹脂パイプ（長さが短ければ、削りも可）
　 端面は、鉄パイプの断面形状の物を二つ用意して、両サイドにセット
　 ヒートガンとPVC又はPPの溶接棒で溶接する
　 ズレずに固定できます
　 また、長ければ、鉄パイプに再度に穴を明けておいて、樹脂パイプも同様同箇所に穴を
　 明けておき、プラグ溶接の要領で穴埋めすれば、固定箇所が増えます
　 そして、円周方向の抜け止めは、樹脂栓と溶接棒を駆使すれば、施工は簡単です。

慣れていない方には、塩ビ溶接　や　ポリプロピレン溶接　をYOU TUBEで検索しますと、

色々なパターンが検索でき、有意義ですよ。

Answer

（2）再出
＞樹脂パイプ内径98.5mm　　鉄パイプ外径89.1mm

この隙間の大きさでは“充填”になります。
接着は種類により隙間の範囲が決まっており、大きすぎると接着力は弱くなって、充填の意味しか持たなくなります。
充填剤と称し手軽なのはシリコーンコーキング剤、ホームセンターで売られる発泡ウレタンなど。
強度が不足なら中間にサポート体を配置して充填。

＞樹脂パイプ内径98.5mm　　鉄パイプ外径101.6mm

暖め軟化して押込む。塩ビパイプのネズミ色は熱水に耐えず軟化する。
しかしやるには骨だと思いますよ。

ここで公称と実際の寸法がどうかが問題で、規格公差も甘いものだし、実物を測る必要。

塩ビは熱膨張が大きいので加熱すると少し楽にはなります。

用途と数量規模が如何ほどか、それ次第で工法が決まります。
パイプは歪みも大きく削りシロが大きくなり樹脂も鉄も数倍のコスト高になります。
元からのサイズ変更も厳しい。
鉄は赤熱状態の工程で最低量数十トンを要求されるので殆ど無理。
樹脂はその何分の一から可能でまだ容易いほう。

半導体？　いつものカッコ付けお笑いネタなのだが、すでに日本では絶滅危惧種

ポリエチレン被覆鋼管 - 新日鉄住金
　　https://www.nssmc.com/product/catalog_download/pdf/P015.pdf

硬質塩化ビニル被覆鋼管 - JFEスチール
　　http://www.jfe-steel.co.jp/products/koukan/catalog/e1j-023.pdf

超巨人がお出ましで、さらに大数量を要求するでしょう。
他には樹脂メーカのタキロン。鋼管メーカは小規模もあるが製造してないみたい。

Answer

市販のサイズを選択しなくては・・・

公称と実際の寸法に差があることが普通だし、入れる都合で変更を希望しても少量なほど自由はききません。

用途が決まってサイズが制約されるが既製品あり

ポリエチレン被覆鋼管
　　http://jis.jts-tokyo.com/post-532/

Answer

現存する樹脂パイプの中に市販の鉄パイプを入れるためには、隙間が必要
です。隙間の中にエポキシ樹脂等を注入して硬化させれば、樹脂パイプと
鉄パイプを一体化することができるでしょう。ただし、かなり手間暇がか
かる方法のように思います。

樹脂パイプの材質が、熱収縮性をもっていれば、樹脂パイプの中に鉄パイプ
を入れた後、樹脂パイプに熱風を当てるような方法で加熱すれば、両者を
密着させることができます。

樹脂パイプと鉄パイプの接合、接着方法について