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タップの工数と寿命をもう少し長持ちさせる方法はないものか?
2023/10/19 14:43
- タップの工数と寿命を延ばす方法についてアドバイスをお願いします。
- 現在タップの寿命が短くなっている問題があります。材質や加工条件などを考慮した寿命延長の方法を教えてください。
- タップの種類やオーバーサイズを変えたが、寿命が短くなってしまいました。長持ちさせる方法をお教えください。
タップの工数と寿命をもう少し長持ちさせる方法はな…
2016/06/01 12:04
タップの工数と寿命をもう少し長持ちさせる方法はないものか?
自分は横型マシニングの業務に関わっている作業者です。
現在加工中の品物で材質が炭素鋼「S50C」
硬さは「HRC15~17」…比較的柔らかい硬度です。
この材料に「M8…下穴は貫通穴」と「M10…下穴は止まり穴」のタップを立てる行程があるんですが、タップの寿命が長持ちしません。
今まで「OSG」という工具メーカーの「粉末ハイス」のタップ…「V-SFT」or「VP-SFT」でオーバーサイズ「OH3」で加工していて、1本辺り250個までは使えてました。
ただ、この品物は機械加工後に熱処理の行程があり、そこでHRC50~60まで硬くなります。
そこで昔、ネジが硬くて測定プラグゲージが入らない…という問題が起きてから、タップの種類とオーバーサイズを経費の問題を踏まえて「EX-SFT,OH5」に変えました。
種類を変えた理由は「粉末ハイスにOH3以上が無かったから」です。
タップをOH5に変えてから、1本辺り約160個前後と極端に寿命が短くなりました。
タップは「M8・M10」共にスパイラルタップ。タッパーを使っています。
貫通穴の「M8」はφ6.8mmの超硬ドリルで貫通させ、タップも貫通させています。
下穴が止まり穴の「M10」の下穴深さは図面上「20mm」Φ8.6mmの超硬ドリルで「20.5mm」まで穴を掘り、タップの深さは「15mm以上」で現状「15.8mm」まで入れています。
切削条件はメーカーカタログ上「周速7~10mm」なので「10mm」で計算しています。
それでも「工数160個付近でタップが折れる」か「折れはしないけどタップ先端の食付きが欠けてプラグゲージの止まりが入る=不良品」となってしまいます。
どうにかもう少し長持ちさせる方法等あればご教授をお長い致します。
アドバイスをありがとうございます。
少し追記させて頂きますと、使っている切削油は油性です。
「ユシロンカットアーバス」…っていう名前の油性油だったかな。
あとご指摘にありました「A-TAP」については既に検証済みです。
確かに寿命は良さそうですが、経費の関係…1本当たりの値段が高くて、会社側から購入を却下されました。
なので「EX-SFT」を選定した次第です。他にも良いタップが見つかれば良いのですが…。
ロールタップについては、今までSUSステンにしか使った事がなかったんで、その発想はなかったです。参考に致します。
回答 (2件中 1~2件目)
(1)さんが挙げられているA-TAPは、数年前の展示会で新シリーズとして
大々的にPRしていたのを記憶しております
メーカとしても一押しのシリーズなので、こちらに替えることに賛成です
クーラントは水溶性をご使用と思われますが、希釈倍率を少し濃いめ(10倍)
にしてみては如何でしょう
(エマルションでなくソリュブルタイプをお使いでしたら、あまり効果は
無いかもしれませんが)
追記拝読いたしました
性能の良い工具を使用すれば、価格アップ分を補って余りある
工具の信頼性と寿命の向上が得られるのを、実加工に携わって
いない者に理解してもらうのは難しいですね
心中お察しいたします
さて、油性クーラントご使用とのこと、切削条件も変更する余地は
無さそうで困りました
ひとつ質問ですが、ドリル下穴加工→タップ加工 プログラムにおける
工程で、連続していますか?
油性クーラントの油温上昇は機械の熱変位にかなり影響します
連続工程であれば、機械の熱変位によるドリル下穴とタップの位置ズレ
は心配ないと思いますが如何でしょう?
補足
2016/06/02 03:03
再三のアドバイスに感謝致します。
下穴とタップの位置ズレについては、プログラム上で同じ場所に指令していますし、大丈夫です。
もちろんドリルからタップへの工程連続加工にしています。
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OSGさんに聞けば紹介してくれるであろう製品
A-TAP
http://www.osg.co.jp/products/tap/spec/a-tap.html
もしくはロールタップが使用可能なら
XPF
http://www.osg.co.jp/products/tap/spec/xpf.html
XPFの方のオーバーサイズはSTD+1しか無いのでそれで足りるか微妙な所はありますが
タップ寿命は特別な事情が無い限り2~3桁改善出来ると思います。
焼き入れてタップが入らなくなるのは、
熱処理変形に伴う総合有効径の縮小と考えられるので
タップの変更ではなく、熱処理条件の見直しでも
場合によっては改善の可能性が有ります。
> XPFの方のオーバーサイズはSTD+1しか無いので
カタログちゃんと見てませんでした。
M8×1.25はRH8(STD+1)で、M10×1.5はRH9(STD+2)でした。
http://www.osg.co.jp/products/tap/file/n_89.pdf
あと貫通タップ穴にはスパイラルよりポイントタップを使用する事。
それだけでもかなり寿命は改善出来ると思います。
因みに下穴が貫通でもねじが止まり(途中まで)ならスパイラルタップ。
ここ間違いやすいので要注意。
お礼
2016/06/01 13:40
ありがとうございます。
貴重な情報に感謝致します。
ありがとうございます。
ドリルの傷み具合も工数管理して刃先の状態を確認しながらマメに変えています。
お礼
2016/06/01 13:42
ありがとうございます。
ご意見に感謝致します。