ロールタップに適する金属（材質）

Question

タップ加工でロールタップを指定する場合、
アルミや軟鋼であれば問題ないかと思っておりましたが、
SUSやもっと硬い材料、硬鋼等でも問題ないものでしょうか。

ロールタップで問題なく加工できる材料についてご教示願います。
（適さない材料を教えて頂くのでも構いません。）

具体的では無くて恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

Accepted Answer

VPニューロールタップ
　　http://uk.osgeurope.com/products/catalogues/taps_vp_nrt_vol6.pdf

この時も出来るとは言ってました。
　＜　超硬はどう？と聞くと『開発はしてるが、タップには当面は無理です』＞

新製品
　　Xパフォーマー転造タップ XPF
　　http://www.osg.co.jp/media_dl/flier/file/n_89.pdf
　　SCM440（ 35HRC） M6  579穴

やはりハイス。コーティングの進歩でしょう。
数をどう見るかは人それぞれと思いますけど。

切削タップもロールタップも、１パス加工の宿命があり、不可避的に大きいトルクに耐えねばならぬことが他の切削工具との違い。
上記製品はトルクを下げる方向での進化。

（切削）高硬度鋼用タップシリーズ
　　http://uk.osgeurope.com/products/catalogues/taps_koukoudo_vol2.pdf

超硬は SKD11、60HRC に対応できる品種だけ。その脆さがトルクに耐えにくい欠点なから。
硬さにより各種揃えるも、35HRCは量的にも重要な区切りと思います。
それを超えると辛うじて出来はするが寿命はガタ落ちするが、出来るだけで御の字。

１パス加工の宿命を外し、更なる難削材も可能なのがプラネットタップ。

http://kimurass.jp/staff/%E9%9B%A3%E5%89%8A%E6%9D%90%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%97%E5%8A%A0%E5%B7%A5%E6%99%82%E9%96%93%E3%82%92%E5%A4%A7%E5%B9%85%E7%9F%AD%E7%B8%AE%EF%BC%81

Answer

メーカの受け売りですが、鋳鉄や高硬度鋼以外の主な被削材に適用
できそうですね

【オーエスジー】
Xパフォーマー転造タップ
http://www.osg.co.jp/products/tap/spec/xpf.html

加工負荷の増大は、従来の転造タップ加工での代表的な課題でした
低トルク仕様のXPFがそんな課題を解決し、35HRCまでの高硬度材や、
M45といった大径サイズの転造タップ加工に対応します

適応
低炭素鋼・中炭素鋼・高炭素鋼・合金鋼・調質鋼（25~35HRC）・鋳鋼・
銅・黄銅・黄銅鋳物・アルミニウム圧延材・アルミニウム合金鋳物・

【サンドビック】
コロタップ400
http://www.fuchimoto.co.jp/userfiles/elfinder/C%20TAPJIS.pdf

タップが切削ではなくねじ山を成形します（転造タップ）
ある程度の延性が必要なためすべての被削材には適合しません
推奨引張強さ限界：1200 N/mm2

【田野井】
盛り上げタップ
http://tanoi-mfg.co.jp/taflet/index.html#.WBfUTLm7rUB

盛上げタップは（タフレット）は塑性加工でめねじを作るタップで、
アルミ合金等非鉄合金はもとより、軟鋼、ステンレス鋼、更には、
調質鋼など幅広い加工材に対応しています。
ヒゲ、バリの発生防止や細密ねじ加工、超高速加工等、高精度タッピ
ングにおける様々な問題に対して開発された豊富なタフレットの中から、
目的に最適なタップをお選び下さい。

ロールタップ加工の適切な材質とは？