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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SUS303に冷間圧延鋼板が無い理由(2))

SUS303に冷間圧延鋼板が無い理由

2023/10/19 13:27

このQ&Aのポイント
  • SUS303に冷間圧延鋼板が無い理由について、疑問点を質疑するために投稿された質問の回答には誤りがあることが指摘されています。
  • SUS303を冷間圧延することは可能であり、従来の回答以外の理由が存在する可能性があります。
  • 海外ではAISI303冷延材が存在することが指摘されています。
※ 以下は、質問の原文です

SUS303に冷間圧延鋼板が無い理由(2)

2015/01/17 23:00

No.31945「SUS303に冷間圧延鋼板が無い理由は?(JIS G4305)」(2009-08-12)
に対して2つの回答があり、質問が閉じられています。しかし2つの回答のいずれにも疑問があり、それを質疑するために投稿します。

回答(1)「SUS303を冷間圧延すると割れ易いため」
冷間圧延すると本当に割れるのでしょうか。SUS303の冷間圧延性に関する知見は持っていませんが、伸線材の規格G4309にはSUS303やSUS303Seが規定されています。伸線が可能と言うことは、冷間圧延も可能と考えるべきではないでしょうか。

回答(2)「(上記理由に加え)冷間圧延で硬度を上げ引張強さ等の強度をアップしても意味が無い(疲労割れ等を起こすので)ため生産していない」
こちらには問題点が2つあります。

(a)G4305は「高強度材の規格?」
G4305で冷間圧延により高強度化(調質圧延)することが規定されているのはSUS301のみです。その他の鋼種の機械的性質は熱間圧延材(G4303)と同じであり、G4305は「冷間加工硬化高強度材」ではありません(SUS301を除く)。

(b)SUS303を「高強度化すると疲労割れがし易くなる」のか。
上記(a)に関わらずSUS303の加工硬化高強度材を作ることは可能です。
40%の冷間加工を施せば、引張強さは650MPa程度から1300MPa程度(HRC換算41程度)に増加します(ステンレス便覧p458)。この高強度化はSUS301に規定されている「調質記号H」に該当します。

引張強さ1300MPaの快削鋼は疲労割れが起こりやすくて使えないでしょうか(非快削鋼よりも劣ることは確かだが)。
伸線材(G4309)にはSUS303-W2(冷間加工硬化材、最高引張強さ1130MPa)が規定されています。つまり1130MPa(HRC36.6)までは使用可能と考えられます。また40HRC級の快削鋼は金型用などには生産されています。
小生には「疲労割れを起こすので生産されていない」とは思えません。

では従来の回答以外の「SUS303に冷間圧延鋼板が無い理由」は何か。小生も自信のある回答ができませんが、多分次の2つではないかと予想しています。
(A)冷間加工板材(薄板)には快削性の必要がない。
(B)冷間圧延する素材は熱間圧延材を酸洗して作られるが、快削元素を含むと腐食ピットの生成により、冷間化加工素材としての適正な肌が得られない。

御存知の方、教えて下さい。

海外材を調べてみたらAISI303冷延材がありました。
http://www.bebonchina.com/stainless-steel-plate/AISI-303-303-stainless-steel-AISI-303-steel.html
http://www.jiangsusteel.com/Stainless-Steel-Sheet/Wire-Pipe-Sheet-Bar/Stainless%20Steel%20Strip-310.html

「SUS303は冷間圧延できない」は間違いということです。
回答(1)から昔は国内にもあったことが判りました(感謝)。

一か月ほど待ちましたが、専門家の回答が無いので質問を閉じます。
回答して頂いた方々に感謝します。
回答者の技術分野がもう少し広くなると良いなと思います。
あまりにも回答者が偏っていると感じるのは小生だけでしょうか。

回答 (4件中 1~4件目)

2015/01/21 00:00
回答No.4

難しいことは、スレッド主に脱帽です。

要は、できないではなしに、劣るです。

優れていれば、少し無理して、少しコストアップしても、製作するでしょう。

ステンレスの特徴の防錆は劣るが、サクサク削れるが特徴があれば。

防錆が劣る物をピカピカにして、アドバンテージ獲得できるとも思えない。

表面のピカピカを活かさず、表面を加工するアドバンテージは、ありえへん。

強度的にも、快削故に、総合的に劣る。

規定や規格で決まっていないが、薄板鋼等の強度は、…を考慮し若干上目でしょう。

回答(3)の岩ことiwanai、追記の内容を云わな(iwanai)ければ(記載しなければ)、

iwanai自身とこの森の品位が落ちなくてすむのに。

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この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。

質問する
2015/01/20 11:08
回答No.3

当時、かなり調べたのですが冷延の何ミリ出来ますとの結論は得られず。なので専門家回答とアホター便乗回答を覆すには至らなかったです。

  http://www.daido.co.jp/products/stainless/austenitic.html

快削品種の冷間加工率は40%までの表なのに他品種では80%まで。
悪いと予想はできるが40%あれば何とか伸せるのでは? 黒猫さんはより確かなことが言えるのでは。
快削ステンレス、快削鋼に関し、当時は山特鋼の文献がかなりあってURLを記録するがリンク切れ。特許文献は依然残るが技術知識を深めるに役立つ程度。

  http://www.patentjp.com/13/L/L100001/DA10021.html
  http://patent.astamuse.com/ja/published/JP/No/2010070812/

無責任な便乗は数分で書けるが、覆すは数日を要しても出来なかった。。。

↑意味不明な書込み、
発端となった寄生回答(?)を取消すだけでよいのだけど。

  脱帽です。。。。

知識もないのに専門家に乗っかり、嘘と知ってもこの軽さ。

  No.42997 液体窒素による膨張又は永久歪み
企みは同じです。

  ○○と煙は高いとこ登りたがる
の調子で常にアタマに書きたがる。見解(苦情)は質問の追記で長文を書いてから締めるべきです。

補足

2015/01/20 19:37

ご紹介頂いた大同特殊鋼のデータは冷間加工による特性変化を現すためのデータで、確かに快削鋼の冷間加工性が非快削鋼よりも悪いことは表していますが、冷間圧延性を表しているとは言えません。
質問でも述べたように冷間圧延の目的は加工硬化ではありませんから、極端に言えば、どんなに冷間加工性が悪くても、1パスの加工率を小さくし、途中で固溶化処理を入れれば、冷間加工は可能になります。ただ当然のことながら、採算に乗るかどうかが問題になります。

質問者
2015/01/18 08:46
回答No.2

(A)冷間加工板材(薄板)には快削性の必要がない。・・・私も←に賛成する。
要は必要性がない→需要が少ない→製造しても儲からない→規格にする必要なし
と思われます。(B)冷間圧延する素材は・・・については、違う気がする。
私自身は金属材料の専門家じゃないがステンレスに少し煩いのだが分からん。

SUS303は耐蝕性が劣るので、プラント業界で使うのは相当な勇気が入ります。
従って馴染みが薄いが化学成分では炭素の量が,0.15と304の0.08と比較し多い
恐らくP,Sを増やし靭性を故意に低下させた分を強度で補っているのかなぁ?
となれば SUS304に置換可能な材料として開発されたと見るのが自然かも。

話を脱線させてしまうが・・・
近年はSUS材料も随分と聞きなれないものが増えてきたというか、取り残された。
先日↓水槽を見る機会がありまして,SUS329J4LとかSUS444などの板材が現場で
普通に溶接構造材で使われているのを見て,50年近く浦島太郎になった感がある
特にステン材料の応力腐食割れ(SSC)対策から二相系ステンレスの進歩が凄い。

参考までにザックリと調べた資料を↓におまけに添付しておきます。。。

補足

2015/01/18 13:03

確かにCには固溶強化作用がありますが、SUS303の場合は強度と高めている訳ではありません(熱間圧延SUS304と303の強度は同じ)。
SUS303は硫黄による熱間割れの発生のために溶接には向きません。このため溶接時に問題となる炭化物析出による耐食性低下を考慮する必要がないため、C量を低く規制していません。万一溶接したい場合には溶接後に固溶化熱処理が必要です。

参考文献「快削ステンレス鋼」https://www.jstage.jst.go.jp/article/materia1962/2/1/2_1_7/_pdf

質問者
2015/01/17 23:56
回答No.1

いやビックリ!! これ挙がった時から疑問でした。

当時調べたメーカの合従連衡により消滅した日本ステンレス(NAS)のサイトにはSUS303の冷延板も可能とされてたのです。但し板厚など詳細の記述無。
引抜棒は自動盤用に良く使われており、圧下率は低いであろうが性能に問題あるとは聞かない。

なので
  (A)冷間加工板材(薄板)には快削性の必要がない。
に同意します。誰も薄板を切削しようとは思わないし、プレス抜きでは型の消耗はあるが304を普通に使うから303の需要は無い。絞ったらどうなるか?
厚板で精度と光沢を要し、冷延が欲しいこともあろうが規格化、在庫するには及ばないであろう。

それと私の乏しい知識では硫黄は赤熱脆性なので熱延での問題なはず。

SUSについては稀ながら専門家が出てこられてます。ぜひお出ましを期待したいところ。

× メーカの合従連衡により消滅した日本ステンレス(NAS)のサイトには
○ 改変された日本冶金(NAS)のサイトでは消えたが

消滅は大変な誤解!スミマセン

お礼をおくりました

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