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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:G92ねじ切りサイクルを使用したプログラムについて)

G92ねじ切りサイクルを使用したプログラムについて

2023/09/06 15:26

このQ&Aのポイント
  • NC旋盤初心者です。M20P2.5メートル並目ねじの加工をしたいのですが、正しいか不安なので、計算、数値などがおかしければご指導、ご指摘よろしくお願いいたします。
  • 切込みパス回数や総切込み量はチップが手元にないためメーカ推奨値ではありません。すみません。
  • 計算ややり方がおかしければ、ご指摘、アドバイスなどよろしくお願いいたします。
※ 以下は、質問の原文です

G92ねじ切りサイクルを使用したプログラムについて

2015/10/22 20:32

NC旋盤初心者です。
M20P2.5メートル並目ねじの加工をしたいのですが、正しいか不安なので、計算、数値などがおかしければご指導、ご指摘よろしくお願いいたします。

材質:sus403
ねじ長さ:40.0mm
ねじ区分:6G

仕上げ刃にて19.80Φまで切削後、先端45度3Cの面取りを施した状態とします。

G97 S1000 M3 T1010;
G0 X50.0 Z6.0
X22.0
G92 X20.0 Z43.0 F2.5
X19.80;
X19.60;
X19.40;
X19.20;
X19.00;
X18.80;
X18.60;
X18.40;
X18.20;
X18.00;
X17.80;
X17.60;
X17.40;
X17.15;
X17.09;
X17.09;
X17.09;
G0 X150.Z100.

ここまでです。
切込みパス回数や総切込み量はチップが手元にないためメーカ推奨値ではありません。すみません。

計算については、
JIS B0205より

外径最大19.985
  最小19.623
から真ん中あたり19.80で切削し、

総切込み量17.09については

ねじ山の高さ=0.541×ピッチより
0.541×2.5×2(直径値)
=2.705(直径値のねじ山の高さ)

外径19.80-2.075
=17.095(ねじの底)

17.095=総切込み量のX値

と計算しました。

有効径についても
19.80-0.811×2
=18.172
最大18.334
最小18.164
とぎりぎり入っていますが、、

基本的にはこのやり方でGR,NRともにゲージ適合しますでしょうか?


計算ややり方がおかしければ、ご指摘、アドバイスなどよろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2015/10/22 20:52
回答No.1

違いますね。

先のご質問で 回答(1) さんが提示されました三菱マテリアルの表にある
「総切込量」というのを見て下さい。
ピッチ2.5のおねじだと 1.53 となっていますね。
従って 
 外径φ19.8 - 1.53*2 = φ16.74 が、
ピッチ2.5のサライ刃付きインサートで加工する際の谷底径になります。

汎用60°のインサートを使う場合には、ノーズRが小さいので
谷底径はもっと小さくする必要があります。

基本的には有効径を基準にして、ノーズRの底径を計算する方が正確です。
※面倒なのであとで後ほど

あと ねじ区分:6G との事ですが、おねじでしたら 6g ですよね?

> 基本的には有効径を基準にして、ノーズRの底径を計算する方が正確です。
> ※面倒なのであとで後ほど
の続きです。


まず B0205-1 基準山形 より とがり山の高さ H を求めます。

 H = 0.866025404 P ≒ 2.165

有効径は B0209-2 もしくは B0209-3 から調べて
φ18.334~φ18.164 なので 加工の狙いは
  (18.334+18.164)/2 = 18.249 → 18.25 とします。

60°のねじフランク面同士が交わる底の径(▼の頂点の径)は
 有効径 - 1/2H * 2 なので
 18.25 - 2.165 = 16.085

60°のVに内接するRをつけると、Vの頂点からRの底までの距離はRと等しいので

 おねじ谷底径 = 16.085 + R*2

これがねじ切り最終パスの加工径になります。


サライ刃付きのインサートだと、メーカーにもよりますが、Rは
0.125Pよりちょっと大きいくらいで、例えば 0.33 とかになっています。
物によって異なるので実際の数値はカタログで調べて下さい。

R0.33の物を使う場合の谷底径は
 16.085 + 0.33*2 = 16.745
で、先のカタログの「総切込量」から求めた値とほぼ等しいですね。

汎用60°のインサートだとRが小さいのでその分深く加工する必要がありますが
Rさえ分かれば同様に計算出来ます。
例えば
 16.085 + 0.22*2 = 16.525 京セラ 16ER G60
 16.085 + 0.27*2 = 16.625 三菱 MMT16ERG60
などなど。

お礼

2015/10/22 21:49

丁寧にありがとうございます。
三菱の総切込み量、拝見しました。
この総切込み量というのはメーカーによって若干違いがありますが、それに合わせて底を計算するのが正しいやりかたなのですね。
ノーズRの事も全く考慮していませんでした。


>基本的には有効径を基準にして、ノーズRの底径を計算する方が正確です。
わざわざすいません。助かります。

ねじ区分:6gの間違いです

ようやく理解出来ました!
ズブの素人ですが今の今までjisの表のみで加工できると思ってました…

懇切丁寧な解説大変ありがとうございました。
前回の質問の回答者様もありがとうございます。

計算してみたところ、確かに既成のプログラムの最終切り込み径、出来た加工物の有効径とも一致しました!

本当に助かりました!

質問者

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その他の回答 (3件中 1~3件目)

2015/10/22 23:37
回答No.3

毎回の切込み量についてもあまり宜しくないので補足します。

基本的にはこれもメーカーカタログの切込み量目安を参考にされた方が良いです。

| 総切  パス回数
| ピッチ 込量  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10
| 2.5   1.53  0.26 0.23 0.19 0.17 0.15 0.13 0.12 0.11 0.11 0.06

1回目 19.80 - 0.26*2 = X19.28
2回目 19.28 - 0.23*2 = X18.82
3回目 18.82 - 0.19*2 = X18.44
4回目 18.44 - 0.17*2 = X18.10
5回目 18.10 - 0.15*2 = X17.80
6回目 17.80 - 0.13*2 = X17.54
7回目 17.54 - 0.12*2 = X17.30
8回目 17.30 - 0.11*2 = X17.08
9回目 17.08 - 0.11*2 = X16.86
10回目 16.86 - 0.06*2 = X16.74
11回目以降 X16.74(必要に応じてゼロカット)

です。

絶対にこの通りでないといけない訳ではありませんが基本的には
切削する断面積が均等になるように、だんだん切込み量を下げて
行くのが良いとされています。

参考:
http://www.sandvik.coromant.com/ja-jp/knowledge/threading/thread_turning/how_to_apply/infeed_depths_per_pass/pages/default.aspx

被削材が硬い場合などは初回の切込み量を小さくし、
それ以降の切込み量も同じ面積となる様にするのが一般的です。
面倒なときは G76 を使う手もあります。

お礼

2015/10/23 19:03

切込み量目安、参考にさせていただきます。


>被削材が硬い場合などは初回の切込み量を小さくし、
それ以降の切込み量も同じ面積となる様にするのが一般的です。

そうですね、、
私の職場では、基本的にHC276,HC22,二層ステン等、硬めの材料がメインなので、その辺りを意識してこれから勉強していきます。

G76、複合ねじ切りサイクルのことですね。
プログラムの指定形式がG92よりも少し複雑ですが、覚えてしまえばコードの短縮にもなりますし便利そうですね。

質問者
2015/10/22 23:00
回答No.2

先のご質問 No.43629 NC旋盤での切削ねじの加工について
の追記を見落としておりました。申し訳ございません。

腕利きエンジニアの回答(2)さんが本件も含め完璧にご回答下さい
ましたので安心いたしました。

引き続き、本サイトをご活用下さい!

お礼をおくりました

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