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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SUS薄板バネの熱処理について)

SUS薄板バネの熱処理について

2023/10/19 09:38

このQ&Aのポイント
  • SUS301-CSP 1/2Hの薄板バネの材料でバネ部品を製作します。材料自体が調質材ですが、再度熱処理の必要はあるのでしょうか。
  • 再度熱処理することで、バネ性を向上することは可能でしょうか。
  • SUSの板バネの製作図面で加工後の熱処理を指示する方法について教えてください。
※ 以下は、質問の原文です

SUS薄板バネの熱処理について

2014/04/17 10:45

SUS301-CSP 1/2Hの薄板バネの材料でバネ部品を製作します。この材料自体が調質材ですが、成型加工(プレス加工)後に再度熱処理の必要はあるのでしょうか。また、再度熱処理することで、バネ性を向上することは可能でしょうか。SUSの板バネ(調質材)の製作図面で加工後の熱処理を指示している図面を見たことがないのですが、指示するときは、どう記載すれば、いいのでしょうか。ご教示のほど、よろしくお願いいたします。

板バネの厚さは0.5?程度、製品の大きさは外形φ70ぐらいのドーナツ形状です。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2014/04/17 22:06
回答No.2

JISG4313「ばね用ステンレス鋼帯」SUS304-CSP 1H 1.0tのモノを先日使ったが
このばね鋼は厳密には”調質”とは言わないと思う。元々オーステナイト系の
ステンレスは固溶化熱処理と言って1050℃から急冷することで常温であっても
オーステナイトをKEEPできるように無理やり?製造したものなのは御存知かと

従って、あのように、ばね鋼として硬度・引張強さが高いのは冷間圧延による
加工硬化によってのみ得られるものと認識している。要は鋼と違うのは炭素の
含有量が少ないため(0.08%とか)焼が入らないし焼戻しも用をなさないのです

よって冷間圧延し加工硬化が得られた物を再度熱処理することは考えられない
また、そのような薄物を熱処理する事自体は変形と酸化を考えねばなりません
プレス加工しても普通は何も熱処理などはしませんし、したこともないです

但し、曲げ部分は塑性変形しているだろうが繰り返し応力が加わることで割れ
等が入る可能性が有るかもしれません。またステンレスでの応力除去低温焼き
なましは一つの方法だが経験が無く分からないが恐らくだめだろうと思います

長文失礼

お礼

2014/04/18 09:58

とても的確かつ解り易いご説明。有り難うございました。熱処理に関しては、線材に対しての文献がほとんどで、薄板材については、全くお手上げでした。
本当に感謝です。

質問者

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その他の回答 (5件中 1~5件目)

2014/04/26 23:14
回答No.5

ばね屋です。文献等見つかりませんよね。私も探しています。丸線ばねに熱処理は必要と言うのはたくさんあるのですが。よって、ソースは出せませんが経験らか回答させていただきます。熱処理を行ってください、320度~350度で15分程度。この処理をばね業界では「テンパー」といいます。残存応力の除去によりヘタリには強くなりますよ。板ばねはテンパーしないと使い物にならないと思っています。また、この処理によって寸法変化が起きますのでそれを見越しての加工が必要となります。

弊社では、ばね用ステンレス鋼帯を使用した板ばねはすべて「テンパー」を行っています。板ばねはプレス加工屋さんではなく、是非ともばね屋にお願いします。

世の中の大多数のステンレス板ばねは熱処理されてないと思われることも書き足しておきます。

お礼

2014/05/07 15:26

ご回答有難うございました。

質問者
2014/04/21 19:12
回答No.4

調質材とは言わないと思いますよ。
SUS301(CSPではありません)の圧延率で1/2H、3/4H、FH、EHが出来ます。
プレス加工後の熱処理でバネ性の向上は出来ないと思います。
バネ性の向上であれば3/4、F,EHを使えば良いわけで。
耐久性は判りませんが。
SK85等は加工後熱処理します。

お礼

2014/04/22 08:50

ご回答ありがとうございました。1/2H、3/4H、FH、EH等の調質記号を指定しているので、調質材と言うと思ってました。どうも、そうではないようですね。ご教示、感謝いたします。

質問者
2014/04/18 06:01
回答No.3

低温焼なまし:
内部応力の除去又は材料の弾性限,耐力,疲れ強さなどの諸特性の改善及び
形状の安定化を目的として行う低温加熱処理。
(JIS B 0103から引用)

2番目の文献によれば、SUS304に対する低温焼なましの条件は、
 350~400℃ 20~30分程度。

回答(1)さんご指摘のとおり、弾性限,耐力,疲れ強さなどの改善や形状の
安定化などの要求条件が緩い場合は、低温焼なましを行わないで、
プレス加工したままで使用することが可能です。

>指示するときどう記載すればいいか

鋼材に対する熱処理方法に対応する記号
http://www.nagai-giken.com/mkks05.html

鋼材に対する熱処理方法から探せば、「応力除去焼なまし」に近いと
思いますが、ばねに対する「低温焼なまし」とは異なります。
「HAR」と図面に書いても意図は伝わらないでしょう。

「低温焼なまし:処理条件は打合せによる」のように読んで分かるように
 記載すればよさそうに思います。

お礼

2014/04/18 10:02

ご教示有難うございます。参考文献、今後も参照したいと思います。

質問者
2014/04/17 17:26
回答No.1

使用条件から耐久寿命を計算し、未処理で使用に耐えるかをご確認ください。
以下参照ください。

板バネ計算
http://www.tokaibane.com/tech/tech_info_leaf.html
熱処理について
http://www.kagaspring.com/keyword/temper/

お礼

2014/04/17 18:56

ご回答ありがとうございます。熱処理に関しましては、どうやら、ピアノ線等の線材についての記載のようです。それはそれで、勉強になりました。ありがとうございました。

質問者

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