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酸洗後の中和とは?質問文章から要約文を作成します
2023/10/19 07:18
- 鋼の硬質クロムめっき前処理で酸洗(塩酸)を行った後の「中和」とは具体的にどのような処理なのか知りたいです。
- 酸洗後のめっき処理までに 2~3日滞留することがあるため、防錆剤への浸漬を考えていますが、中和を行うことでさらに防錆効果が得られるのか知りたいです。
- 皆様の経験から、酸洗後の中和について教えていただけると助かります。
酸洗後の中和
2013/01/29 08:51
鋼の硬質クロムめっき前処理として酸洗(塩酸)を検討していますが、HPで拝見する酸洗後の「中和」とは具体的にどのような処理でしょうか?
(酸性?アルカリ?市販液?)
酸洗後 めっき処理までにどうしても2~3日滞留してしまうことがあり、錆対策として防錆剤への浸漬は考えているのですが、中和を行うことで更に防錆効果が得られるのかが知りたいことです。
皆様のご経験からご教授いただければと思います。よろしくお願い致します。
回答 (4件中 1~4件目)
単純にさび止めに有効な手段・・・
1.油の塗布
2.脱脂液・苛性ソーダなどアルカリによる中和
(乾くと完全ではないので浸すのがベスト)
3.亜鉛めっき
(酸ですぐ剥離するため有効かと。)
なぜめっき処理まで間隔があるにも関わらず酸洗を行うのか、貴社におかれても事情があると思いますので上記のような回答となりました。硬質クロムめっきであれば業者によっては塩素・硫酸などの混入を嫌いめっき槽で前処理をするところもあるかと思います。前回答者がおっしゃられているように貴社でめっき処理を行うわけではないのだとすれば、業者に相談してみるのが手っ取り早いかと思います。
ご参考まで。
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酸洗後中和ならばアルカリにつけることをさします。
塩化物イオンの残存があると腐食が進みやすいので流水ですすいでから希薄苛性ソーダにて中和になると思います。
鉄はアルカリ性の方が腐食しにくいので防錆のためには中和は必須になります。
ただし、塩化物イオンは鉄との錯体を形成し、触媒的に腐食を促進するので先に書いたように塩酸を十分に落とすことも重要です。
ただ、気になるのが防錆というのはワーク表面に不活性な被膜を形成するものが多いのですがこれはめっきの密着を妨げないかというものです。
もともと、酸洗自体が表面を溶かして活性な表面をむき出しにするためのもですし、わざわざ不揮発性の硫酸ではなく、揮発性の塩酸を用いるというのは塩化物イオンと錯体を表面に形成し、より反応性を高めるためと思われます。
よって酸洗は処理直前に行わなければ意味がないと思われます。
(酸洗->保管->再酸洗->めっきならOK)
お礼
2013/02/04 13:20
ご返答ありがとうございます。
酸洗後時間があくのは酸洗後 手扱いの作業が入るためです。
おっしゃる通り表面の活性化(不純物除去)が目的ですが、錆びは防止したいです。そのためにも防錆措置を取りたいと考えています。
回答があまり付かないようなので、参考程度に。
硬質クロムめっきはやったことが無いので、湿式メッキの前処理ということで。
鋼の種類によって、前処理も変わりますので一概には言えないのですが
酸洗(塩酸)から始まる洗浄工程の場合、中和はアルカリ液で行います。
弊社では自社調整で、市販液は使っていません。
中和処理をしなければ、場合によっては工程移動中に目に見える錆が発生します。
>酸洗後 めっき処理までにどうしても2~3日滞留してしまう
これも前提が不明なので、求められている回答かどうかわかりませんが
メッキ処理工程を基準に逆算して滞留が起きないように前洗浄を行うのが優先。
(前洗浄とメッキ処理をセットにした工程にするなど)
次点案として、どうしても保管・滞留が必要になるなら、錆止め処理をして乾燥させて保管。
メッキ処理前に改めて簡易的な前処理からスタート ですかね。
(防錆油に漬け置き保存もありますが)
中和したからといって、酸洗いで活性化された鋼表面が錆びないわけではありませんので。
防錆剤は水溶性であろうが、どちらにせよ再洗浄で落とさなければならないので使用していません。
> アルカリは酸より水洗での落ちが悪い
その傾向はありますが、どんなアルカリを使うかによりますし、
酸洗い → 水洗 → アルカリ中和 → 水洗 → メッキ液 とした場合
各水洗工程をしっかりすれば、持ち込みは最小限で影響の出ないレベルで収まります。
メッキ上がりの水洗もそうですが、「水の濃度」管理も重要なファクターだと考えます。
お礼
2013/02/04 13:26
ご返答ありがとうございます。
酸洗後時間があくのは酸洗後 手扱いの作業が入るためです。
おっしゃる通り、極力 滞留しないよう流動管理をしたいと思いますが、安全代として防錆を考えています(特に海外)。
中和はアルカリでとのことですが、アルカリは酸より水洗での落ちが悪いとも聞きますが、めっき液への持ち込み等いかがでしょうか?
Niめっきでは液が壊れやすいので、酸洗後 めっき液に近い状態の液で「中和」するとも聞いております。
御社はメッキ業者ですか。それとも御社で設備を購入しメッキをするわけですか。
てっといばやいのはメッキやさんへ行って見せてもらう。
酸の中和ですのでアルカリでしょう。
酸洗い後、30分程度以内に中和又は防錆処理しないと錆ますよ。
お礼
2013/02/04 13:27
ご返答ありがとうございます。
当方 めっき処理を支持する側で、設備投資を抑えるために不要なものを排除するために質問させていただきました。
お礼
2013/02/04 13:16
ご返答ありがとうございます。
滞留については、酸洗→めっき処理がインラインで繋がっておらず、酸洗後 手扱いの作業があるためです。作業に2~3日かかるわけではありませんが、少なくとも4~5時間はめっき処理までにあいてしまいます。
めっき処理については当方 支持する側にあり、設備投資上 不要なものは廃止しようという考えで、質問させていただいた次第です。