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高硬度材(SKD11 60HRC)のねじ加工
2023/10/19 06:36
- 高硬度鋼(60HRC程度)用のねじ切り工具を日立ツールさんが出しています。下穴を加工せずに、直接下穴と、ねじを加工できるというものです。
- メーカカタログには60~64HRCへの被削材に対しての実績が載っていますが、実際のところ本当に加工できるのでしょうか?
- 金型の修正等でたまに、ねじ加工する必要が出てくるので、切削でできるのならば、大分楽になるのですが・・・
高硬度材(SKD11 60HRC)のねじ加工
2013/02/17 12:30
お世話になっております。
高硬度鋼(60HRC程度)用のねじ切り工具を日立ツールさんが出しています。
下穴を加工せずに、直接下穴と、ねじを加工できるというものです。
超硬ねじ切りカッタシリーズの
「エポックDスレッドミル」です。
http://www.hitachi-tool.co.jp/j/products/new/et/et.html
これって、どうなんでしょうか?
使用された経験のあるかたおられますか?
メーカカタログには60~64HRCへの被削材に対しての実績が載っていますが
実際のところ本当に加工できるのでしょうか?
金型の修正等でたまに、ねじ加工する必要が出てくるので
切削でできるのならば、大分楽になるのですが・・・
使用経験のあるかたおられましたら、教えてください。
よろしくおねがいします。
ねじ切り工具
http://www.hitachi-tool.co.jp/j/products/new/et/et.html
回答 (1件中 1~1件目)
例えばドリルによる穴加工の場合、切れ刃は常にワークと接触してい
るので、とくに高硬度材加工では大変過酷な状況にさらされており、
ステップ加工を用いても、リスクが高く寿命も短いことが現実です。
また、タップ加工も、ねじサイズによっては、とくに送り速度=ねじ
ピッチとなるため、ドリルやエンドミルよりも刃先への負荷が高く
なります。
一方、エンドミル加工は、切れ刃がワークと接触している時間よりも
空転している時間を長くすることができるので、HRC60を超える高硬度
材のダイレクトミーリングも可能です。
ご質問の工具は、ヘリカルエンドミル加工でねじ切りを行うので、底刃
部分の負担は高いものの、タップに比べればリスクは低減されています
ので、高硬度材への実用的な加工も可能であると考えられます。
(但し、加工時間はタップよりも長くなりますが)
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