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コンデンサーの影響によるチップ抵抗値の変化
2023/10/19 05:22
- コンデンサーの影響によりチップ抵抗値が変化する可能性がある
- LED側回路の電源をONにすると、スイッチ側回路の抵抗値が変化する現象が発生
- コンデンサーの充放電は抵抗値の変化を引き起こす原理的な成り立ちがあるかについて疑問
コンデンサーの影響によるチップ抵抗値の変化
2013/05/29 14:23
先日、「温度特性による抵抗値の変化」で質問させて頂きました。
膜厚チップ抵抗が温度特性による影響を受けることは分かりましたが
別の原因の可能性が分かりました。
基板上2回路の回路構成の製品で1回路はLED側回路、もう1回路はスイッチ側のON/OFF回路です。
現在、LED側回路の電源をONにすると、別回路(スイッチ側回路)にある抵抗値が変化してしまい原因が分からず困っています。
(高温85℃の時のみ発生する現象です)
膜厚チップ抵抗の近くにコンデンサー(100μF)がある場合、コンデンサーの影響を受け(充放電)抵抗値が変化することはあるのでしょうか?
コンデンサーの充放電により抵抗値の変化は原理原則として成立するのでしょうか?
回答 (3件中 1~3件目)
前のご質問の状況がよく理解できずにROMしていましたが、基板に取り付け
られた抵抗器単体の抵抗値を測っていたのではなく、コンデンサ等も接続さ
れた回路の抵抗器両端の抵抗値を測定していたのですね。
やっと状況が理解でき、不可解な現象が起こることも想定できるようになり
ました。
前の回答者さんも指摘していますが、高温になればコンデンサの漏れ電流が
大きくなるなどの現象がおこり、見かけの抵抗値が低下することは十分に
想定できます。
抵抗器だけでなく、周辺に接続される半導体やコンデンサ、抵抗値を測る
為に印加する電圧やその極性などが具体的に提示して頂ければ、高温時に
抵抗値が低下するように見える現象を説明できそうに思います。
前のQ&Aにおいて、既に回答されていますが、抵抗器単体の場合と、周辺
回路を含めて基板に実装した場合に両方で、温度と抵抗値の関係を調査
すれば、ある程度納得できるのではないかと想像します。
抵抗値を測定する際には、抵抗器の両端にある程度の電圧を印加して
そこに流れる電流を測定し、電圧÷電流の計算で抵抗値を求めます。
コンデンサは、原理原則としては、その両端に電圧を十分な時間経過すれば
電流はゼロになります。しかし、100μFのコンデンサは、容量値からみて電
解コンデンサだと思います。電解コンデンサの場合、加える電圧が正方向
であれば漏れ電流はそれほど大きくありませんが、逆方向の場合は桁違い
に大きな漏れ電流が流れます。このような条件で抵抗器の抵抗値を測った
場合、コンデンサの漏れ電流によって抵抗値が大幅に減少する現象が起こる
可能性は高いと思います。十分な測定時間をとっても、抵抗器の表示してあ
る抵抗値と大きく異なる測定結果であれば、上記のようなことを疑うことが
良さそうに思います。
また、周辺回路に半導体が接続されている場合でも、印加する電圧や動作
温度によって抵抗値が変化する現象が起こる可能性があります。
コンデンサに限定することなく、抵抗器の周囲(電気的に周囲の意味です)
に接続されている回路素子の挙動を含めて、現象を捉えることが適切と
考えます。
ご質問の内容の一部について、考慮することを忘れていました。
>LED側回路の電源をONにすると
一般的に、抵抗値の測定は電源をOFFした状態で行います。
電源を投入すれば、抵抗値を測る為に回路に流し込む電流と、本来の回路
動作の為の電流が干渉して、抵抗値を正常に測ることができません。
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> 膜厚チップ抵抗が温度特性による影響を受けることは分かりました
データシートに書いてますよね。
例えば ±75ppm/℃とか
> 現在、LED側回路の電源をONにすると、別回路(スイッチ側回路)にある抵抗値が変化してしまい原因が分からず困っています。
どのように測定していますか
抵抗単体になるように測定?
それとも、回路を含む合成抵抗(普通は低くなるが)を測定?
> コンデンサーの充放電により抵抗値の変化は原理原則として成立するのでしょうか?
普通は逆
抵抗値が充放電に影響する。
固定抵抗の特性としては考えられないのでメーカーに問い合わせするべきです。
抵抗じゃない可能性はありませんか?
ご質問の文章の内容が理解できませんが…
85℃だとコンデンサー自体のリーク電流が大きくなることはよくあります。