SUS304でのスローアウェイドリル。

Question

ひさびさの投稿ですがよろしくお願いします。

旋盤加工品の追加工をMCでおこなっています。
品物に大荒取りとしてスローアウェイドリルで
○○○○○○
と穴を横に一列貫通させたあとにエンドミルで仕上げれば
切粉もはけるし、その後も楽になると思ったのですが、
大荒の穴加工がうまくいきません。。。

条件や、切削油、ステップなど自分で考えるつく限りをためしましたが、
SUS材の加工をめったにしないのであまり経験がありません。
現在5～8穴で内刃（のみ）が欠損して加工不可になってしまいます
内刃に切粉が溶着し欠損してます。
溶着した切粉は0.5～0.8mmととても厚く焼けた色です。
　
何か原因がありそうなところがあれば、ご教授下さい。
よろしくお願いします。

?機械：縦マシニングセンター　BT40　水溶性外部クーラント
?旋盤ブランク：SUS304L　Φ305mm　板厚28mm
?ジグにべた置きですが、ジグに接しているのは淵全周15mmくらいです。
　クランプはその15mmくらいのところを4箇所抑えてます。
?工具：マジックドリル（DRZ）　Φ27　3Dタイプ
?チップ：PR1025　　ブレーカー付き
?条件はS1200　F110
　S800～S1300/rew0.06～0.1などをいろいろ試しました。

Accepted Answer

切削条件は問題ないように思えます。

?水溶性クーラントはじゃぶじゃぶと潤沢にかけていますか。
?ツールホルダはサイドロックでしょうか。ゲージラインからの
　突き出しが長いタイプであれば、短くしたいです。
　また内径部は傷んでいませんか。ドリルのフランジ部分ででも
　振れを確認してみてください。0.05以上あったら交換したい
　ところです。
　ドリルにホイッスルノッチ(切り欠き)がついているので、ミー
　リングチャックなどは不適と考えます。
?主軸テーパ・ツールのテーパに汚れや傷がありませんか。
?ワークの取り付け剛性は十分ですか。穴壁面にビビリが生じて
　いませんか。

あとは、DRZ型は旧タイプなので、より性能の良いDRX型＋PR1225
メガコートインサートを購入するとか．．．

n1200でも主軸頭が発熱するとはかなり重症ですね。
主軸ベアリングの損傷による振れ精度の劣化または剛性低下(予圧低下
に起因)が、今回の穴あけ不具合の主要因と思われます。

BT40でミーリングチャックを用いると、どうしてもゲージラインから
の突き出しが長くなるので、次の機会に当該ドリルを用いる際は、
サイドロックホルダの使用をおすすめします。

SUS304でのスローアウェイドリルで大荒取り加工がうまくいかない原因を教えてください