NC旋盤でのチャック交換とは？

まず北川のB-208とBT208では取り付けボルトの位置が違う為、面版（チャックの後ろに取り付ける板）の製作又は追加工が必要と思われます。
それと、ドローバーとのジョイント部分のアクチュエーターのねじを追加工しなければなりません。（現行のチャックの図面を見る限りB-208のアクチュエーターをBT-208に取り付け可能に見えるが、形式が同じでもチャック製作年によって仕様が違うので取り外してみるまで分からない。またねじ径やピッチも機械によってさまざま）

取り外し方は、チャック開の状態で、中空部分のカバーを取り外す。
Ｍ12のボルト6本を緩める。（完全に取り外さない事）
中空部分に専用工具を挿してまわす。（ドローバーとアクチュエーターを切り離す）このときチャックが前方に出てくるのでＭ12ボルトで止まらないように注意。（Ｍ12ボルトが抜けてしまうならチャックを閉にする）
ドローバーと切り離せたらＭ12ボルトを外して、チャックを外す（チャックが重いので注意。８インチなら何とか人力でできるレベル。不安なら中空部分にφ30ｍｍ×500ｍｍ位の鋼材を挿しておく）

取り付けは基本的に取り外しの逆でできるが、ドローバーとアクチュエーターのねじがなかなかはまらないので、ねじをつぶしてしまわないように注意。
取り付けの精度はチャックの説明書に書いてあったはず。（振れ、径方向0.02、端面0.01位だったかな？）

最後に専用工具でチャックのストロークを調整（ドローバーとアクチュエーターのねじの締め方で変わる）

質問がザックリし過ぎて理解に苦しみますが、
まずはB208とBT208の
?取り付けが一致するかの確認
?ドローナットの引き代が一致するかの確認
をして（カタログを読んで）
違う場合は面板を変更するなどして調整をします。

交換に際しては、まずチャック中央のドローナットを
はずしてから、周りの取り付けボルトをはずし、チャックを
旋盤から取り外します。
結構おもいので、パイプを差し込んでおくとチャックを
落とさずに済みます。

取り付けは、逆の手順でチャックを取り付けます。
取り付けの際はチャックボディーの外径で芯だし
を行います。

注意点としては、ドローナットはユーザー加工
なので、そのままでは使用できません。
（もしかしたらB208のを流用できるかも）

そんなに難しくないと思いますので、取り敢えず
やってみても良いと思います。