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SKS3材料の硬さについて
2023/10/19 02:30
- SKS3材料は焼入れをしなくても使用できるか?
- 焼入れをしない理由とは?
- 焼入れをすると材料は曲がりにくくなるか?
SKS3材料の硬さについて
2012/01/31 14:25
サイズ330×180×t30(mm)のプレートで、製品を300kgの力(シリンダにて)で
加圧したいのですが、そのプレートを焼入れしないで
SKS3(焼入れ無し)を使用したいと考えております。
(S50Cでは硬さが心配なのでSKS3が良いのでは。と単純ですが)
焼入れをしない理由:
サイズが大きいので取引している所では焼きが入らない箇所がでるかもと
聞いたので。
質問:材料は焼入れをすると、曲がりなどに対しても強くなりますか?
(今までは擦れる部分には焼入れを使用していましたが、今回は
製品を押す力(300kg)に対して曲がりを少なくしたい)
質問者が選んだベストアンサー
> 材料は焼入れをすると、曲がりなどに対しても強くなりますか?
不明です。
その理由は、曲がりなどに対しても強いの意味が、
a)曲がっても、その後で元に戻ることができる範囲が大きい
より大きく曲がっても、元に戻るようになる →の強い
b)同じ力を受けても、曲がりが少ない →の強い
かで異なるからです。
a)はYESで、b)はNOです。
曲げ応力は、URLでも判る通りに、引張と圧縮の複合応力です。
ですから、引張応力にて代用説明しますと、引張試験の応力-ひずみ線図に出てくる
※ 降伏点や耐力の値が、焼き入れをしますと大きくなります。
それで、硬くなり強くなります。そして、“a)”のようになります。
※ 降伏点や耐力の値が、焼き入れをしますと大きくなるのですが、それは応力-ひずみ
線図の上昇の延長線上で大きくなる決まり(ルール)があります。
ですから、応力(力)を受けた時のひずみ(変形量)は焼き入れ前と後では同じなのです。
因って、“b)”のようになります。
より大きな荷重を受けても、より大きなひずみ(変形)をしても、塑性変形しないで
元に戻ることができるけれども、応力(力)を受けた時のひずみ(変形量)は焼き入れ
前と後では同じとなるのです。
因みに、応力(力)÷ひずみ(変形量)を弾性係数又は弾性率と云います。
弾性係数は、焼き入れ前と後では同じとなります。
また、S50CとSKS3も略同じです。(鋼類は全て大きな意味では略同じと考えても可です)
以上から、
> 製品を押す力(300kg)に対して曲がりを少なくしたい
に関しては、板厚を上げるなり、リブをねじ止め等で取付けるなりして、
断面係数を増やす対応をした方が得策です。
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=266042&event=QE0004
No.39317 焼入れ後の経年変化
でもそうだが、回答(2)は、“相手に物事を伝えるて理解してもらう”ことに、
あまり注意を払えない人らしい。
* 質問者さんが素人に近い方でも判り易い表現をして、相手に物事を伝える
* 質問者さんの質問内容とリンクできるような表現方法を極力使用して、相手にビッビー!!
とくるような感触を与えて物事を伝える
等々に関して。
似たような主旨の内容や表現でも、相手が理解する/しないや受け入れる/入れないで、
結果が全く異なることになることが理解できない、厄介な方なので小生は無視している。
(時々、前述の如く、説得を試みているのだが、効果が全くなし。)
(他の回答者の一部の方は、呆れて仲裁のコメントを投稿しているのだが…。)
簡単に記述すると、
似たような主旨の内容や表現でも、相手が理解する/しないや受け入れる/入れないで、
結果が全く異なることになる が全てです。
これが、理解できないなら、いくら説明しても無理です。
回答(5)さんの記述内容は、小生のアドバイス内容が、
※ 回答(5)さんにピッタリと嵌った か、
※ 質問者さんに、より良い配慮で記述したと、回答(5)さんが判断した か、
にての記述だと思います。
直ぐ上の追記内容と同じことです。
また、それは質問者さん等がどのように受け取ったかにて決まるものなので、
そのことに関しての記述は、如何なものかと思います。
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その他の回答 (5件中 1~5件目)
回答4さんの回答が定性的には100点だと思います。
ご質問が弾性変形すら嫌う、という趣旨だとすると
残念ながらSKSだろうがSCMだろうがステンレスだろうが、
同じ応力に対する弾性歪はほぼ変わりません。
これは焼きを入れても焼きを入れなくても変わりません。
塑性変形しないようにしたい、というのであれば
焼入れは有効な手段です。
で、回答1さんの仰るように焼き入れないのにSKSを使う
意味が全くありません。
焼き入れないSKSを使うくらいなら
普通炭素鋼でも使っておいたほうがいいです。
だって、高い材料買ったのに、
安い材料とほとんど同じ性能なんて
お金が勿体ないです。
近くにあった残材を測定してみました
55CでHRC20
SKS3でHRC17
ほぼ同じかと
>材料は焼入れをすると、曲がりなどに対しても強くなるか?
は、なるが、
>曲がりを少なくしたい
が、ならないです。
焼入すると、変形が大きくとも復元する性質は良くなるが、荷重に対する変形の比率はナマと変わらない。
なのでSKSのナマは勿体ない。330×180×t30 は真空焼入なら少し厳しいが、普通は問題ないサイズです。
ナマS50Cより少しだけ硬い S55C焼き均し があります。取扱は少ないみたいです。
http://www.silicolloy.co.jp/s55c.html
下方に扱商社
変形を少なくするには単純に厚くするか、鋳物定盤のようにリブで補強する。
回答(4)
http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=265626&event=QE0004
No.39274 S45Cの特性で見解の相違は放置出来ない!
ゼロ点答案を出したから教育中なんだけど、まだステマ続けてる。。。
難しい? 短文で言葉も平易なはず。もしヒマなら何処が難しいか書いていただきたいですねぇ~・・・・
間違いがなくしかも解りやすいがベスト。解りやすいが間違いあれば↑のようにゼロ点。
アッ!彼は得点拾いだから行数無駄に増やすもゴマカシも何でもいいのか。。。
“曲がりなどに対しても強くなりますか?”の意味が不明。
弾性領域は広がると思うけどヤング率そのものは変わらない(厳密には
変わるけど・・)ので変形量は変わらない。
そもそも、熱処理しないならSKS3を使用する意味がないと思いますが・・