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ミーゼス応力の有効性と確からしさについて
2023/09/06 21:35
- ミーゼス応力は、鋼や鋳鉄製の部品の解析において有効です。
- ミーゼス応力は多軸からの外力を一つの力にして投影し、検証しやすくするための手法です。
- ミーゼス応力は短軸からの外力や変形が少ない材質には適していない場合もあります。
ミーゼス応力って、万能なのでしょうか
2012/02/17 06:03
応力解析で悩んでいます。
現在、設計手順について見直しを図っています。そのなかで、今後は鋼や鋳鉄製の部品を解析する場合は「ミーゼス応力を使って検証すること。」となりました。
ここで、ミーゼス応力はどんな場合でも有効なものなのでしょうか。私は、延性材=ミーゼス応力、脆性材(鋳鉄など)=最大主応力 また、多軸からの外力=ミーゼス応力で、単軸からの外力は、最大主応力と理解していて、それでずっと設計してました。
なので、どんな場合でもミーゼス応力が有効なのか疑問に感じています。そもそも、ミーゼス応力は多軸からの外力を、一つの力にして投影することで、検証し易くしたものと理解しています。短軸からの外力(かかる方向が明確なとき)の場合や変形が少ない材質のときは、最大主応力を使っても問題ないと考えているのですが・・・ これらも踏まえて、ミーゼス応力でやってれば特に問題ないから、くらいに考えてた方が良いのでしょうか。
それから、「鋼や鋳鉄は、せん断で壊れる。だからミーゼス応力だ」「鋼や鋳鉄製の部品に縦方向に引張り荷重を与えた状態で、横にも外側に荷重を与えると、壊れない」との説明を受けます。しかし、専門書やネットで調べましたがイマイチ頭に入ってきません。
これらの内容についての確からしさは、如何なものなのでしょうか。確かである/でないの理由を、噛み砕いてご説明頂けないでしょうか。また、オススメの書籍等があれば教えて頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。
質問者が選んだベストアンサー
>万能なのでしょうか
日本語としての「万能な」解析方法は無いでしょうね。
過去に、対外的な研究会用の資料として開発部門にCAEでの解析を
依頼しましたが、ミーゼス応力での評価でした。
基準となる設計に対して、何パターンか形状を変えた時の剛性解析で
したが、剛性の高低「比較」としては極めて有用であると思います。
あとは、ミーゼス応力の絶対値が幾らであれば設計対象の性能を満足
するかどうかの、設計基準を決めることが重要と考えます。
現在、設計に従事していないので、抽象的な回答をお許し下さい。
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その他の回答 (4件中 1~4件目)
3次元の情報が、スカラー量に圧縮されているのですから、「ミーゼス応力」
だけで材料力学に関するすべてを表現するのは不可能と思います。
とはいうものの、情報の圧縮方法としては、優れたものと思います。
適用できるのは、3次元的に等方性の材料の場合に限定されるように思います。
繊維方向の強度、弾性係数と、繊維方向に直交する(異なる)方向の強度、
弾性係数が異なる場合は、単純にスカラー量に集約できないのは明かと
思います。
お礼
2012/02/21 20:39
有難うございます。
とりあえず、ミーゼス応力を信じて計算してみます。
> ミーゼス応力って、万能なのでしょうか
万能って思っていないです。
別の方法で、大まかなチェックをしたりしていました。
小生も、解り難いものだと思っています。
お礼
2012/02/21 20:35
有難うございます。
ホント理解するのに苦労しますね
「鋼や鋳鉄製の部品に縦方向に引張り荷重を与えた状態で、横にも外側に荷重を与えると、壊れない」
論破してみた
動画は削除されてるが
遠心力による破壊例
http://gigazine.net/news/20070323_spin_cd/
円盤を超高回転で回したら吹っ飛ばないことになるよ
>>http://jikosoft.com/cae/engineering/strmat06.html
圧縮なのか引っ張りなのかは無意味といってるだけ
引っ張りも圧縮も一緒だよ
お礼
2012/02/21 20:33
有難うございます。
なるほど、そう考えると引張りも圧縮も同じなんですね
少しスッキリしました。
お礼
2012/02/21 20:45
有難うございます。
他の方の回答にもあるように、ミーゼス応力は信頼性が高いものと考えて、それに合った基準を決めて行こうと思います。