本文へ移動
サポートシェアリングソリューション
OKWAVE Plus

このQ&Aは役に立ちましたか?

4人が「役に立った」と評価
ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:JISではない並形フランジとは?)

JISではない並形フランジとは?

2023/09/07 05:57

このQ&Aのポイント
  • 先日、購入した「10K-150A SOP.FF.並形」フランジに問題があり、返品された。
  • フランジ面には「旋盤で加工されたリング状の溝」があり、パッキン溝と呼ばれるものだった。
  • フランジメーカーはパッキン溝の証明書を出せず、返品が避けられなかった。
※ 以下は、質問の原文です

JISではない並形フランジとは?

2012/03/01 16:41

有識者の方、ご回答、よろしくお願いいたします。

先日、客先より頂戴した図面にある通りに、下記のフランジを購入しました。
「10K-150A SOP.FF.並形」(JISの記載はありません)

配管材料屋にこのままの品名で注文したところ、難なく納入されたので、
何も疑うことなく、パイプに溶接して客先に納品したのですが、
後日、「このフランジは手直しの必要があります」と連絡を受けました。
理由は、フランジ面に、客先も見たことのない、
「旋盤で加工されたリング状の溝」が入っていたことです。

このことを配管材料屋に問い合わせたところ、
この溝を「パッキン溝」と呼んでおり、
パッキンの食い込み性を良くすることを意図して、
JISフランジと同等のフランジに、追加工しているということでした。

また、このパッキン溝と呼ばれるものは、
フランジメーカーが、独自に追加工しているようでして、
ミルシート(製品証明書)は出せないということでした。

そして、このフランジの歴史も古いようでして、
昔から「並形フランジ」として注文を受ければ、至極自然に納品されてきたようです。

しかし、慣例的に付けられてきたという不鮮明なパッキン溝と、
ミルシートが発行されないということで、
ISOを取得しているユーザー様には、認めらないということで返品になりました。

私としましては、図面に記載のある通りの部品を使用しているので、
こちらの過失ではないという認識でいたのですが、いかがでしょうか。

この一連のやり取りは、全て関西圏での出来事になります。

今回のケースに関しましては、全くの偶然なのですが、
パッキン溝を追加工されたフランジは、素材としてJISフランジが使用されていました。
それを幸運と捉え、追加工前のミルシートを入手できたのですが、
客先からは、「パッキン溝に関する証明がなければ承認できない」の一点張りでした。
その要求されている証明事項としまして、
・どこでそのパッキン溝を加工したのかを証明すること
・そのパッキン溝のピッチや溝の深さは、何を根拠に規格されたのかを証明すること
上記2点を、正式証明書類として提出できなければ承認不可とのことです。

これらに関しては、フランジメーカーは「責任保証を超える」ということで、
「証明書の発行が出来ない」との回答しか出なかったために、
返品は避けられないという結論になってしまいました。

この結論をひっくり返す方法や手段はありますでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2012/03/01 17:46
回答No.1

並フランジに関しては書かれている事はすべて合っています。
10数年前くらいまでは並フランジというのはJIS(正厚)フランジに比べて、
安価で厚みが規定されていない(だいたいは薄い)安物のフランジで、わざ
わざJISフランジを使わなくてもよい所に低コスト重視で使われてきました。
昨今の並フランジは私の知っている限りほぼJISに準拠して作られています。
言い換えればJISフランジにパッキン溝が入っているだけであり、むしろ
JISフランジより密閉性が良く、しかも仕入コストもJISフランジより
高いモノとなっています。しかし実際の売値はJISフランジと同等かそれ
以下です…

今回の件はハッキリ申しまして客先のミスで、貴殿の落ち度は見当たりません。
図面に記されているのが何よりの証拠です。
ただ客先も知識不足であったり、少し変わった方ですと自分のミスを認めない
人もいますので、妥協案として天プラミルシートを仕入先より貰い、それで
今回は通して貰いましょう。天プラミルとは実際の製品とは異なるミルシート
の意味で、今回ですとJISフランジのミルを提出する形となります。
それで次回より図面に並形の記載をJISに変更して貰いましょう。
使用上は全く問題有りません。材質もJISであろうが並であろうが市中品は一緒です。

しかしこんな簡単な問題を貴殿とのやりとりで提案出来ない仕入先のレベル
を疑ってしまいます…

専門商社の人間ですので、解らない事がありましたら追記ください。

お礼

2012/03/01 18:11

さっそくのご回答、心よりありがとうございます。
また、ご回答の内容も、非常に安心感をくださる内容でした。

しかしながら、アドバイスいただいた内容に関しましては、もう少し進行している点がありますので、
お言葉に甘えて、追記に書かせていただきたいと思います。

質問者

このQ&Aは役に立ちましたか?

この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。

質問する

その他の回答 (7件中 1~5件目)

2012/03/05 12:35
回答No.7

回答(3)の者です。
V溝に興味がありフランジメーカー等に聞いてみました。主題から逸れることお許しください。
1)ダクタイル鋳鉄製の配管材を作っているメーカー;パッキンの噛み合わせを良くし止水性を上げるために、30年ほど前までは深さ2mm程度のV溝を設けていたそうです。ただ、止水性に余り差が無かったため規格から無くなり、今はV溝を設けた製品は無いそうです。
2)一般工場向けにJIS、ANSI等のフランジを作っているメーカー;30年以上前は、規格とは関係なく客の要求としてV溝を2本程度付けることがあった。一例として、角度60°、深さ0.5mm…水道関係の客に多かったそうです。

お礼

2012/03/05 18:59

度重なるご回答、ありがとうございます。
2)のメーカーさんの商売の内容と、溝の形もそれに近いと思います。
でもやはり、30年も前の話なんですね。

質問者
2012/03/02 13:05
回答No.6

多分この担当者は何を言っても納得しないと思いますよ・・・。

結果的には手直しになると思いますが、その際に図面記載のフランジはこちらでは手配できないので、支給して下さいとお願いしてみたらどうでしょう?

もし支給が無理で有れば、入手可能な商社を教えて頂くとか・・・。
普通は現状で入手出来るかどうかを確認してから図面化してるはずですからね

お礼

2012/03/05 18:56

ご回答ありがとうございます。
お察しの通り、納得してもらえなかったので、今日より手直ししております。
大変に苦労しております。 溶接を、ガッチリ盛りまくってましたので。
支給してもらうのは、いい手ですね! 心配な時は、それも考えてみます!

質問者
2012/03/02 09:42
回答No.5

 まあー驚きましたね!
 一手間技術が悪者にされている、元々2条のパッキン溝は無くてはならぬものでした、それが合理化、省力化の名の元に、入れなくても良いとなり、今では悪い物のように扱われている。
 フランジ面2条のリング状V形パッキン溝は必要なものです、特に地盤変化、温度変形等の厳しい環境で使用されるフランジにとってはボルトが少し緩んだり、パイプに予定外の力が掛かった時、漏れたり、吹いたりする事を今一歩頑張ってくれる溝です。
 うろ覚えですが、規格の添書きに「パッキン溝は入れなくても良い」と書かれたのは、昭和30~40年?。
 無知で謙虚さの無い、規格一点張りのお客様には苦労しますね!
 只、ひたすらに誠意を尽くして頑張ってください。

お礼

2012/03/05 18:54

ご回答、ありがとうございます。
やはり、パッキン溝は+αの働きをしてくれてるんですね。
「パッキン溝は入れなくても良い」なんて記載があったのも驚きです。
でも言い換えれば「入れてもいい」ということですね。
今回のお客様には、誠に苦労していますが、乗り越えて利益を出せるよう頑張ります!

質問者
2012/03/02 07:20
回答No.4

つい先日、SUS-SpecialFlangeとして製作図面を作成し既に製造に回してある

水頭圧しか受けずしかも口径が大きいので、特注で製作した方が安価であると
結論付けられたものだけを自作した。もちろんネック部分を溶接することから
フランジのシート面での変形が予想される。従ってセレーション加工をした
但しJISB8501に準ずると図示しているが、JISB2220に基づくとは言って無いw

この加工は、パッキン溝なので私は3本リング状に入れました。らせん状にする
と漏れが伝わってくるので論外だと考えます。そもそもJISにコノ規定は無い筈
しかしANSIとかには規定されているのです。日本の大アホ手上場企業の方々は
良いモノであっても国産だと信用しない所が多い。従って、先のANSIの規格を
引用してテコでも動かしてしまおう。相手を説得するテクも技術者の腕ですw

更に、やろうと思えば「自社での耐圧証明書」を発行すれば、どうなのぅ?

http://www.hkpnote.com/hk/hk07.html

上手く行ったら・・・BEER欲しいです

セレーションについてリング状または螺旋溝と有ったので、私の螺旋溝説は没

https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-fjmkcqav4ea3gnwxscekhqckf4-1001&uniqid=d598c1c5-6a67-49d9-a0da-1095d0840e00&viewtype=detail

http://piping-designer.com/Flange_-_Specification,_ANSI

どうもJIS、JPIではセレーションというものは無いようだ
ANSI16.5には、この加工について記載されているようなのだが
有料なので、私には直接、閲覧確認することができません

それにしても、JISはASTMやANSI、APIなどのパクリと言って良い
それも良いとこ取りのパクリだからね・・・ここらが問題になる
ケースもあるだろう。その典型的なものは福島第一原発かもねぇ

早くBEER欲しいよーw

お礼

2012/03/05 18:45

たくさんの参照サイト、ありがとうございます。
私も拝見したことのあるサイトもありました。
なんか、BEER争奪戦になってますね。笑

質問者
2012/03/01 20:46
回答No.3

複雑な話しで、良く理解できないままメールすることお許しください。
国内の仕事で、”10K-150A SOP.FF.並形”フランジと言えば、JIS B2220のフランジしか頭に浮かびません。最新版である2012年版を見ると並形という言葉は無くなっているようですが(フランジの規格は2000年以降、頻繁に変化しています)、最近まで規定されていた(薄形に対する)並形しか頭に浮かびません。一方、”旋盤で加工されたリング状の溝”というのは、俗に言うセレーションと考えます。B2220ー2012の表10では、セレーションを切ることが第1選択と受け取れます。他の仕上げも両社の協定次第で認められていますので、セレーションを切らねばならないということではありませんが。
経験上、セレーションは切らずにスムース仕上げにしろと言ったことは幾度もあります(見た目上、溝が見えない)。使用するガスケットとの兼ね合いです。今回は何も指示が無かった、だからセレーションを切ったものを黙って(?)納めた、それが客の意図と違っていた、ということでしょうか。ならば、どっちもどっちという気がします。規格通りという意味では切る方がより正解か・・・しかし、本当にセレーションを切ったものが使えないと客が言っているという感じもしませんが・・・問題はミルシート、証明書というような次元のことではなく、シール性がどうなのか、と言うことのような気がするのですが。

JIS G5527ダクタイル鋳鉄異形管、付表11、備考5に、RF形にはガスケットV溝を付けない、とあります。皆様の話と総合すると、昔は付けることが多々あったように思えます。私は、そろそろ還暦を迎える人間ですが、数本の溝を設けるということを全く知りませんでした。昔の規格、規定、基準等が記されているサイトを教えていただけるとうれしいのですが・・・
アメリカのフランジ規格であるASME B16.5-2009を読み直してみましたが、いわゆるセレーションの規定はありましたが(欧米人にとっては、低圧フランジにはセレーションを切るのが普通)、ガスケットV溝と思われる記述はありませんでした。

お礼

2012/03/02 00:03

ご回答ありがとうございます。

このリング状の溝は、セレーションではないと思っております。
セレーションがレコード状の溝であるとイメージするのであれば、
今回の溝は、本当にワッカ状のリングが、2本入っているだけです。
いかがでしょうか?

また、ものづくりの観点からすれば、
まさに、証明書よりも、より高度な機械的性質の優位で判断すべきですね。
本来ものづくりというものは、そうやって発展していくのではと思っております。

それにしても、そんなに頻繁に規格が変化してるとは驚きです。
把握していくだけでも大変ですね。
時代の潮流にうまく乗って、まずは結果を出し、発言力を高めていきたいです。

再度のご回答ありがとうございます。
今回争点になったのは、「ガスケットV溝」と言われるそれかと思います。
ご近所の皆さんも、昔はよくあったと言います。
同様に、その溝に関する規格や規定が特に無いと言います。

質問者

お礼をおくりました

さらに、この回答をベストアンサーに選びますか?

ベストアンサーを選ぶと質問が締切られます。
なおベストアンサーを選びなおすことはできません。