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すっと入るクリアランスとは?
2023/10/18 22:31
- 板厚1.8程のSS400プレートをワイヤーカットで切る際、叩かなくてもすっと入ってくるクリアランスについて知りたいです。
- 過去の経験から片側0.005だと叩く必要がありましたが、一番厳しい隙間で片側程度のクリアランスで叩かなくても入るのでしょうか?
- クリアランスは0.05以下でなければならず、それ以下のクリアランスで叩かずにすっと入ってくることが求められます。
すっと入るクリアランス
2012/09/04 08:25
板厚1.8程 35×35程の
SS400
プレートを入れる穴をワイヤーカットで
切るのですが、
薄いため叩いて圧入して傾くのが問題なので、
叩かなくてもすっと入ってくれるクリアランスについてお聞きします。
過去の体験から片側0.005だと叩く事になりました。
(パンチなどの圧入での経験)
叩かなくていい隙間で一番厳しい隙間で片側位くらいだと
思われますか?
どちらも生材です。 クリアランスは
0.05を超えると 組み立て時の関係からだめなので
それ以下なければなりません。
つまり0.05以下のクリアランスで 叩かなくてよく
すっと入ってくれる クリアランスです。
回答 (5件中 1~5件目)
御免なさい。
解かり難いので描いてみました。
極端な描き方をしているので、実際は微量で発生しています。
プラハン等で軽く叩いて入るのは、弾性変形内か微量の局所塑性変形にて、入っていると
想像します。
隙間代は、形状の詳細と貴社の製造スキルで決定なので、製造部門と合議にて決定してください。
> さしこむ側 か 穴側で 傾きなどがある
は、寸法や寸法公差の他に、“幾何公差”表示方式で、表示します。
その数値は、貴社の加工機械の能力や加工冶具の性能、加工スキル等でことなります。
寸法公差と同様に、加工と組立の製造と合議にて、決定ください。
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> パンチなどの圧入(差し込み)での経験から片側0.005だと叩く事になりました。
であれば、はめあいの寸法公差では、
? 3mmを越え10mm以下のH5/h5の最大隙間
? 3mmを越え10mm以下のH8/h7やH7/h7程度の実際の隙間程度
であり、叩かなくても入る公差です。
多分、パンチ径が3mmを越え10mm以下の範囲ではなく、且つ幾何公差が問題となっている
と考えます。
パンチやダイの長さが1.8mm仕様は、殆どないが幾何公差の“円筒度”や“円周振れ”等の
内容で、叩いて差し込む圧入仕様となったのでしょう。
ですから、測定箇所だけの隙間で管理することは控えて、円や正多角形等の場合は、回転方向
の相マークを設け、すり合わせで隙間確保する手法をとれば、両側で0.005mm隙間や
0.0001mm隙間でも、叩いて圧入しなくてもスムーズに入ります。
すり合わせで0.005mm~0.0001mm隙間確保や0.010mm~0.0001mm隙間確保と図面指示して
みては如何でしょう。
(詳細形状やコスト、貴社での協力会社を含めた製造能力等が不明なので、貴社の製造
責任者さんに相談して、隙間範囲を最終決定してください)
0.0001mm隙間 は誤りで、0.001mmです。
0.005mm~0.0001mm隙間確保や0.010mm~0.0001mm…も、
0.005mm~0.001mm隙間確保や0.010mm~0.001mm…です。
0.001mmは、1μmなので、隙間はμm表示の5μm~1μmと記述した方がよいかも。
相マークは、合いマークの記述間違いです。
例えば、長方形のもので若干の台形形状に穴側と埋め込み側があると考えてください。
合いマークをしていないと、すり合わせで隙間を確保しても、次のセットで台形の上辺(短辺)と
下辺(長辺)を逆にセットすると、折角すり合わせでクリアランスを確保しても無駄な作業に
なります。
その事を記述しました。
また、別件ですが、穴を断面カットした時に、その形状が長方形ではなく、平行四辺形でも
測定公差内に入っていれば、合格になります。(斜めに測定したようになり)
そこへ、断面が長方形の相手側を嵌め込むと、計測では隙間が有ってもスムーズに入りません。
それが、幾何公差の内容になったりします。
極端に考えれば判りますが、実際はミクロ(μ)の世界で起きているので、判り難いことです。
補足
2012/09/04 13:00
ありがとうございます。
>円や正多角形等の場合は、回転方向
>の相マークを設け、すり合わせで隙間確保する手法をとれば、
これはどういう意味でしょうか?
ストレート部がある逃がしを作り入らなかったらそこをやすりで調整し
すっと入れるということでしょうか?
0.005クリアランス設定で プラスチックハンマーで
こんこんたたいて入った経験があります。
今回は1・8ミリと薄いから叩いて 傾いて 2枚のプレート間に
くるものがはいらなかったら嫌だなと思っているから クリアランスを
もっと取ろうとしています。必要最限で
プレートが傾いたときに、かまない条件。
単純計算で、
L=35
t=1.8
対角線 L2=35.0463
角度 2.944度
(L2-L)/2=0.0463/2=0.02315 (片側)
これがひとつの基準になると思います。
穴が35×35でよかったのかな?
それとも、35×1.8 ですか?
やっぱり、私の勘違いでしたか。
失礼しました。
復唱。
公差だけで見ると、
クリアランス(余裕)がゼロの時、
穴側は+0.05
このときの最大隙間が0.1
内幅公差は多分、並列なのでしょうから、いじれない。
現物合わせで穴加工、クリアランスをいくつにすべきか。
すでに、ほかの回答者さんから出ているように、
H7公差相当で、0.010mm程度であれば、
すっと入ると思います。
いずれにせよ、プレートの平面度が確保されていてのことになりますが。
>とりあえず 板厚を公差指定の範囲1.8プラスマイナス0.05の範囲で仕上げ>た後
>現物板厚を測定し
>片側0.01のクリアランスで入れ穴を加工したらいいと思われますか?
基本的にはOKと思います。
平面度に不安があるようでしたら、その分を加味しないといけません。
溶接については、詳しい方ではないので、、、、
溶接とクリアランスは、一応、関係なし と考えて差し支えないと思います。
ほかの回答者さんにもありますように、
t=1.8では、溶接歪みからどうやって逃れるか が重要になると思います。
通常では、すでに出ているジグ、
溶接箇所、長さも影響大きいです。
(製作実績のある、丁寧な図面なら指示が書き込まれていると思います。)
場合によっては、変形の修正が必要かもしれません。
いまさらなのですが、
カテゴリ>ワイヤカット
でしたよね。
いっそ、ワンピースで
ワイヤカットで、
できてしまえばよいのに
と思いつきましたが、
無理筋ですかね。
補足
2012/09/04 12:47
ありがとうございます。
差し込む穴は1.8かける35です。
二つの穴に 1枚ずつ
計2枚のプレートを入れることになります。
もし 板が1.800ミリで仕上がって
シッカリ直角状態である状態で溶接された時
板同士の距離は10.1になります。
その隙間10.1の中に10.0のものが入って来ます。
だから もしプレートを入れる穴のクリアランスが 片側0.05あり
板同士の距離が接近す位置同士で 溶接された時
2枚のプレートの距離は10.0になり 10.0が入ってこれなくなります。 これが 最大クリアランスは0.05までと 言った理由です。
>(L2-L)/2=0.0463/2=0.02315 (片側)
は何を表しているのでしょうか?
補足ですが、 プレート1.8には 公差+-0.05が図面で
指示されています。
実際プレートを加工してこの範囲のどこかで仕上げた後
クリアランスを決めてその現物よりもクリアランス分大きな穴を加工します。
現物ができるまでワイヤ加工はやめておくのですが、 クリアランスだけは
先に決めたいと思っています。
この薄さで この公差では 材料屋さんもくれないみたいで
自分でやることになります。
ありがとうございます。
7ミリのプレートに加工された 入れ穴に
その1.8*35 長さ35の 板が 4枚 一定間隔で端面が一致するところまで
入ります。その後表面を溶接です。
とりあえず 板厚を公差指定の範囲1.8プラスマイナス0.05の範囲で仕上げた後
現物板厚を測定し
片側0.01のクリアランスで入れ穴を加工したらいいと思われますか?
溶接するからもっとガタのあるクリアランスにしておいた方がいいのか
どうかがわかりません。
溶接にだすところまでがこちらの仕事です。
>過去の体験から片側0.005だと叩く事になりました
すっと入ります。精密型では特に珍しくないクリアランスです。
油気を取除いても 0.001 より下なら引き合うような感覚になるが、それとて面粗さや相対運動の精度が悪いと思われ
なので、叩かねばならぬのは寸法的に何処かでガッツンコしてます。
測定するうえでは外寸法は容易でも内寸法は難しい。
マイクロメータなど2点間の寸法ではなく平行度とか形状全てを測って言う必要があり、クリアランスが小さくなるほど難しいことがお解りかと思います。
4角形では平行寸法は測りやすいが、角度がどうか
もっと厄介なのは隅Rの具合。殆どの加工法で言えるがこの誤差が大きくなる。柔いワイヤーを使うワイヤーカットは特に問題。
結論として何とも言えない。
オスメスを単純に寸法比較してオス大は入らない。無理矢理は圧入になるだけで殊更はめあい公差を持ち出すほどでもない。なので質問がやや不適切です。
(型については上記の話で隅Rなど局所の寸法比較)
傾きウンヌンは入口での話。そこでコジッテ傷をつけ寸法比較を変えてしまうことないかぎり問題にはならない。
No.40354 電磁ベッドの力で沿ってしまう板厚
この続きで、要するに溶接が問題なのでしょ?
それは0.005なんて生易しくなく2桁上を覚悟しなくてはならない。
なので後先を逆にして先にメス側をワイヤー加工するなら同程度のコンマ台のクリアランスが必要でガタガタも覚悟しなければならない。
溶接近辺の凸はヤスリで削るほか無いが、離れた処は±の叩き修正は可能なので、そこでテクを発揮すれば格好はつきますけど。
↑以上の値が桁だけ合えば正解とさせてもらうなら合ってるでしょう。
>0.017のクリアランス
冶具でキッチリ位置決めして溶接すると、片側の溶接で熱が上がり膨張した状態、そこへ片側を溶接。外すと冷えて縮まるから冶具とは隙間ができる状態で仕上がると予想されます。
冶具とワークの温度、それに冶具寸法を考慮すれば精度良くなりそうだけど、やってみないと判らない。しかし板1枚内でのソリは防ぎようがなく、溶接にそのような精度を要求するのは無理です。溶接方式の違いは前質問。
絶対に溶接ジグがいる!!!
溶接屋さんは良くてノギス、時としてアナログノギス! 普通はスケール+コンベックス+曲尺(直角定規)、、、を使ってお仕事してます。
溶接名人は真実尊敬し、苦労多い作業だと実感するのだけど、人種が違う、、、といえば差別的?
あのホコリと電気ノイズは、精密加工と同居できない事情です。
補足
2012/09/04 13:03
ありがとうございます。
今回は長方形の穴の2隅の角は 円による逃がし加工をしています。
確かに垂直の角度も 少し傾くと あたりますよね。
寸法は合っていても
ありがとございます。
>それは0.005なんて生易しくなく2桁上を覚悟しなくてはならない。
>なので後先を逆にして先にメス側をワイヤー加工するなら同程度のコンマ台の>クリアランスが必要でガタガタも覚悟しなければならない。
溶接でのひずみによって0.5ミリ位は覚悟しないとならないということでしょうか?
溶接のことを考えると クリアランスは0.5くらいあってガタがあった
方がいいということなのでしょうか?
>溶接近辺の凸はヤスリで削るほか無いが、離れた処は±の叩き修正は可能なの>で、そこでテクを発揮すれば格好はつきますけど。
溶接で傾きがでても 叩いて 10.0のものが入るように調整できる
ということでしょうか?
溶接の時に動かないためにも クリアランスを小さくと考えていたのですが、
0.017のクリアランスで図を描いていました。
逆にまずいですか?ぎちぎちだと 溶接のことを考えると。
ありがとうございます。理解力がなく申し訳ございません。
私が書いた
0.017のクリアランスは溶接ジグと板とのクリアランスではなく
板をさしこむ穴と 板とのクリアランスの意味で書きました。
板を入れる穴を加工するプレートは厚み7ミリでして、そのプレートの入れ穴に長さ35の板が7ミリ分入ったところで
抜けないように表面を溶接するのです。TIG溶接で
とりあえず 板の指定寸法1.8プラスマイナス0.05の範囲に研磨によって板厚を仕上げた後現物を測定し 差込穴を加工するプレートに
現物の板厚に対し片側0.01くらいのクリアランスになるような
入れ穴をワイヤーカットで加工し
あとは 溶接屋に任せたら
溶接された板と板との間にちゃんとΦ10のパイプが入ってくるように
溶接されてくると考えられるでしょうか?
Φ10パイプに対し 設計上板との隙間が片側で0.05しかとってない場合
絶対に溶接ジグがいるでしょうか? 溶接の時に。
ありがとうざいます。
では こちが側が溶接ジグを作って支給する必要がある可能性が
大ですか?
質問の見出しを見たときに、「これは片側0.005mm」と回答すればよいと思ったのですが、それはダメなようですね。
この「すっと……」というのは個人の感覚の差というのが無視できない問題で、Aの人はOKと思っていても、Bの人は固い、はたまたCの人はユルイと感じてしまうことが"まま"あります。
また、ワイヤーカットの加工回数による面粗度の影響や素材の歪、入れるものの形状により「入れやすい、入れにくい」の差などそのファクターは多様です。
SS400の生材ですと、内部応力による歪が加工後に出てしまい、内径寸法が小さくなった可能性もありますし、機械自体の誤差も十分考えられます。
ですから、時間(とお金)に余裕のある時に、いくつかテストワークを加工し、貴社(及びメイン作業者)の「感覚」に一番マッチするクリアランスを模索するのが確実な方法です。もちろん要求精度に対する加工回数やコスト管理が前提です。
できればSKD11の焼入れ材で同様の加工をし、SS400と比べて歪があるかどうかを試すなどすれば、素材による違いも把握できるのではないでしょうか。
一番確実なのは、加工する「その日」にテストワークを加工し、ワイヤー線のオフセット値の調整を行なった後、本ワークの加工に入ります。厳密に言えば、ワイヤー線のオフセット値はその日の気温などの条件により変わりますので、微調整をしてやる必要があるためです。
まあ、文面からするとそれほど厳密な精度管理が必要ではないようですね。
片側0.005mmで固いのであれば、おそらく1stカットのみで片側0.008mm~0.015mmあたりに落ち着くような気はします。0.05mmが限界値であれば、0.02とか0.03mmなら確実に「ゆるく」感じると思いますよ。
すいません、「入れる側」の材質がSS400でしたね。
失礼いたしました。
補足
2012/09/04 12:36
ありがとうございます。
入れる方も入れられる方も
両方SS400です。
補足
2012/09/05 06:40
わざわざ図を書いていただきありがとうございます。
要は
さしこむ側 か 穴側で 傾きなどがあると
寸法公差内であっても
干渉が生じ 入りにくいということだと解釈しました。