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軽量ベルトのテンション調整について
2023/10/18 22:22
- 軽量ベルトのテンション調整方法をご紹介します。
- ベルト張力計やたわみ量規定、アイドラの位置などを活用してテンションを調整することが重要です。
- 軽量なベルトの場合、測定に苦労することがありますが、他の方法を使うことで問題を解決することができます。
軽量(細い)ベルトのテンション調整(規定)について
2012/09/13 11:48
装置を組む際に細いベルトのテンション調整に困っております。
ある程度レベルの高い作業者が組むときは手加減で大丈夫なのですが。
万人に組めるようにするとなると、ある程度、定量的な値で指示しないと
組立にばらつきが発生します。
方法として
・音波式ベルト張力計での測定(←これがベスト)
・一定の力で押したときのたわみ量を規定
・テンション用アイドラの位置による規定(初期伸びが許容できない)
と考えています。
しかし、張力計では、ある程度の質量があるものは、バラつきがなくなるのですが
軽量なベルト(例:幅5mmで0.005kg/m)になると、音波にばらつきがあったり
測定できないほど周波数が長かったりします。(スパンは350mmほど)
こういったサイズのベルトのテンション調整はどのようにされていますか?
一般的な意見でも構いません。
特殊な場合でも構いません。
よろしくお願いします。
回答 (4件中 1~4件目)
いささか出遅れてもう終わってしまったか・・・
カテナリー曲線とかカテナリー張力と言ったところから厳密な計算も可能かと思うが、
一般的なコンベヤベルトを参考にすれば適正な張力というのは、張り過ぎず緩過ぎずだと思う
少し抽象的だがwスリップしない程度に張ること。また頻繁に適度な張力かを監視することだ
話は戻って。俗にオートテンションプーリというバネ力を利用して適度に微調整したものに
すればバネの伸び代を決めてしまえば殆ど何も考えなくても最適で均一な初期張力を保つこと
が可能になると思う。但し、その位置やバネの選定など少しばかり面倒だろうが難しくは無い
もう一つw重錘式テンションという簡便なものも存在する。つまりバネの代わりに錘を使うのだ
これは鉛直方向の力なので水平に位置するベルトに応用するのは少しだけテクニックを要する
かも知れないがSIMPLEでバネのように折れるなどのトラブルが考えにくく意外に良いかも
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>(例:幅5mmで0.005kg/m)
音波式では原理的に困難な領域でしょう。
>・一定の力で押したときのたわみ量を規定
・テンション用アイドラの位置による規定
調整の臨時的に設けるか恒常的にするかは別として、これしかないと思います。
>幅5mm×スパン350mm
フィルムを扱うもの、それが製品であったり工程途中で補助的に使うにものであったりするが、普通はテンション用のプーリーを入れるでしょう。織機を調べにかかったが幅も力も遥かに大きいナと思い止めました。
補足
2012/09/13 15:12
ご回答ありがとうございます。
たわみ量を規定してばらつきが無いか試験してみたいと思います。
ありがとうございます。
> 装置を組む際に細いベルトのテンション調整に困っております。
> ある程度レベルの高い作業者が組むときは手加減で大丈夫なのですが。
> 万人に組めるようにするとなると、ある程度、定量的な値で指示しないと
組立に
> ばらつきが発生します。
回答(1)さんの「緩み側、スパン中央をプッシュプルスケール等で○kgfで押し、その時の
たわみが*mmとなるよう調整のこと。」を図面指示して、取扱説明書にも図示して記載する。
それと、“ある程度レベルの高い作業者が組むときは手加減で大丈夫なのですが、…”が気に
なります。
コスト増にはなりますが、できるだけベルトのテンション調整は、ねじでできる構造にして、
簡易的なガイドも有し、平行に引張れるようにしてください。
細いベルトなのでと安易にしていると、不具合で現地へ呼び出しやメンテナンス時に呼び出し
となるケースがあります。
今は、急成長の製造企業は稀ですが、急成長している企業は設計と製造が良く話し合い、合議
によって設備仕様を決めることが大切です。
以上の後半の部分を付け足しアドバイスします。
そこまでしているなら、後は“ねじ”にてテンション増減がより簡単に調整できるようにする
なら、お客様からも呼び出しはないと思います。
補足
2012/09/13 15:05
ご回答ありがとうございます。
自動車業界などではマニュアルなどに、調整方法、調整値が
記載されていても、ほとんどの整備士さんは、勘と経験(←これが重要なのでしょうが)で
組付けしていると思います。(エンジンヘッドなどは別として)
装置でもある程度の作業者になればネジもトルク管理しなくても
いい加減(いい意味で)で組めると思います。
という意味でのある程度の作業者です。
ベルトのテンション機構は平行にテンショニングでき
ベルトも同じ高さ(平面内)に取付できるように設計してあります。
細いベルトだから適当(悪い意味で)に。というわけではありません。
おっしゃるとおり、メンテナンスなどでの出先になると
道具などが無く、組立時と違う道具になる可能性があるため
規定の方法を模索しております。
製造と話し合っているのですが、より簡単により分かりやすい
調整値を求められているため相談させていただきました。
アドバイスありがとうございます。
極めて一般的な、指示方法です。
「緩み側、スパン中央をプッシュプルスケール等で○kgfで押し、
その時のたわみが*mmとなるよう調整のこと。」
ベルトメーカーのカタログも、同様の表現です。
> 細い軽いベルト(テンション値が10N程度)になると
> プッシュプルでもほとんど値が出ない程度になります。
プッシュプルスケールには、いろんなサイズと範囲があります。
ごく弱い力のものもあるので、購入しても損じゃないでしょ?
それが嫌なら、百円均一店のバネばかり。
100gくらいのものがあります。
精度は怪しいが、現場で「これ」と決めておけば事足りる。
正しくは、ベテランが調整したものを正確に測定し、
その値を踏まえて、図面指示する。
補足
2012/09/13 12:14
ご回答、ありがとうございます。
細い軽いベルト(テンション値が10N程度)になると
プッシュプルでもほとんど値が出ない程度になります。
細いベルトの場合でも教えていただいた指示が良いのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
お礼
2012/09/18 13:45
ご回答、ありがとうございます。
オートテンショナの存在は知っていたのですが、
次に紹介いただいている錘式テンショナが初耳でした!
今回の装置に使えるかどうかは分かりませんが
オートテンショナ系ならテンション調整にばらつきが出ず
万人に組める装置になるような気がします。
新しいアイデアをいただきありがとうございます。
感謝いたします。