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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:成形材料の離型剤とについて)

成形材料の離型剤とは?

2023/10/18 22:21

このQ&Aのポイント
  • 成形材料に離型性を良くするために離型剤を使用している場合、材料に混入している離型剤の成分がアニール後に表面に浮き出てくる可能性があります。
  • これが原因で、アニール後の成形品に塗装を施すと塗料が弾かれてしまう現象が起こることがあります。
  • 塗料を弾かれる原因を調査するためには、離型剤とアニールの関係性を考える必要があります。
※ 以下は、質問の原文です

成形材料の離型剤とについて

2012/09/14 15:04

成形材料に離型性を良くするために離型剤を多少混ぜてある場合についてお伺いします。

この材料で成形後、その製品をアニールにて熱処理した場合、材料に混入している離型剤の成分が表面に浮き出てくる事はあるでしょうか?

見た目では分からないレベルなのですが、成形品をアニール後、塗装を施すと
塗料を弾いてしまう現象が出てしまいます。
逆にアニールをしていない物を塗装しても塗料は弾きませんでした。

塗料を弾いてしまう原因を調査中で、離型剤とアニールが何か悪さをしているのではないだろうかと考えています。
ちなみに材料はPBTです。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2012/09/14 23:46
回答No.2

PBTはガラス転移温度(Tg)は30~50℃です。Tgとはポリマーの主鎖がガラス状態からウナギの様に動き始める温度です。
常温より少し高い温度で成形物を安定化するために加熱することをアニールとかエージングとか熟成とか言います。
アニール温度が何度か記述がありませんが、このTgより高い場合、低分子量添加剤はブリードします。
その添加剤の表面張力が小さい場合、アニール後の表面張力も低下し、塗工剤を撥じき易くなります。
フィルムに印刷やラミネートする場合、コロナ放電処理が施される事が多いですが、Tgが低いポリプロピレンやポリエチレンではコロナ放電処理で生成した水酸基、アミノ基等が表面から潜り込む事が分かっています。その結果表面張力が低下します。Tgが常温より高いPETや防湿包装された6NYでは表面張力の低下はありません。

お礼

2012/09/19 19:03

遅くなりましたがご回答ありがとうございます。
ガラス転移点等について大変参考になりました。
解決にかなり近づいたと思います。

ちなみにアニールの条件は120℃で2時間です。
理屈には合致するのかと思います。

実際はハイトレル4767というPBT系のエラストマーにて
同じ現象が現れ、PBTにて擬似検証を行ったという経緯なんですが
同じ理由でこの現象が起こっているものと考え更に検証をしてみます。

質問者

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その他の回答 (2件中 1~2件目)

2012/09/14 15:56
回答No.1

材料メ-カ-では無いので詳細は解りませんが、経験からして、経時にて表面に浮き出てくるようです。例えば、成形直後のものと、成形後2ヶ月経過した物と手触りを確認すると大きく違う場合があります。また、フィ-ダ-性にも影響が出てくる場合があります。ましてアニ-ルですと、軟化点から少し低い温度にて分子が動きやすくなるため、その影響で、表面に出てくる物と思われます。
                                    

お礼

2012/09/14 16:07

経時変化で表面が改質する事もあるんですね!それは知りませんでした。
結晶化の過程で何かしらの動きがあるのだろうとは思うのですが、
ハッキリした事がなかなか分からず困っております。
ご回答ありがとうございました!

質問者

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