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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SUS416(焼入れなし)の降伏点、耐力について)

SUS416とSUS303の降伏点(耐力)を比較し、SUS416の特性について知りたい

2023/10/18 19:37

このQ&Aのポイント
  • SUS416(焼入れなし)とSUS303の降伏点(耐力)を比較して、両者の強度について知りたいです。
  • SUS416(焼入れなし)で試作した部品の耐食性が弱く、SUS303への再試作を検討しています。SUS416には熱処理をすることで耐食性が改善するのか知りたいです。
  • SUS416のデータをインターネットで探しましたが、熱処理前の物性データを見つけることができませんでした。熱処理前後の性質の比較データがあれば教えてください。
※ 以下は、質問の原文です

SUS416(焼入れなし)の降伏点、耐力について

2011/01/26 23:16

SUS416(焼入れ無し)とSUS303の降伏点(又は耐力)を比較した場合、どちらが強いでしょうか?
SUS416のデータをインターネットで探しましたが、熱処理前の物性データをみつけることができませんでした・・・。データなどあれば回答もらえると助かります。

φ6長さ150mm程度の部品をSUS416材で試作しましたが、耐食性が弱くSUS303での再試作を考えています。SUS416(焼入れ無し)で強度的に余裕がないため、SUS303で強度が弱くなるようであれば別の材料を検討する必要あるため上記のデータを探しています。よろしくお願いします。

また、参考までに知りたいのですが、SUS416に熱処理することで、耐食性は良くなるのでしょうか?悪くなるのでしょうか?

回答 (4件中 1~4件目)

2011/01/31 21:48
回答No.4

JIS を調べてみて、さらに唖然
  JIS G4303
  焼なましHB200以下
  焼入れ 950~1000℃油冷 焼戻し 700~750℃急冷
      硬さHB159以上 引張強さ540以上 衝撃値69以上
(大同のデータは独自鋼種なので僅か違う)

JISも同じ傾向。焼入れより焼きなましの方が硬い!!!

これは規格なんです。以上、以下の使い方がそう。
外れないよう余裕をみて、製造者にクレームがつかないように・・・とする親心。

回答(2)で示した海外サイトのデータ例とも整合性はある
  Soft annealing 750-780 air HBmax220
  Full annealing 850-870 slow cooling HB135-160

なので結論として、JISの値、日本サイトの値は強度設計の根拠としては役立たず。

少し心配だったのは、回答(2)の余談に取上げたS45Cなどの低温焼戻し脆性の問題。
焼戻温度と衝撃値の関係を引いて見れば
      衝撃値 引張強さ 硬さHv
焼戻温度℃150 20.3 1310   383
     260 20.3 1295   378
     370 20.3 1260   378
     480 20.3 1185   378
     540 27.3 1080   332
     595 54.4  865   275
     650 61.1  796   260 HRc24 HB247
     705 75.0  741   242 HRc21 HB231

これから見る限り、SUS416 は S45Cのような300℃付近での衝撃値の異常低下(逆転)は見られない。
また上記データからは焼戻温度650℃が、衝撃値がさほど低下せず、かつ硬さ引張強さもマズマズと、この鋼にとって最も適した処理であると言えます。

SUS416の素性が判ったとしても本題の解決にはならないですが、、、数値の背景はこれで理解出来るかと存じます。

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2011/01/27 16:54
回答No.3

回答(2)さんのデータ。引用が?だが、大同の
  http://www.daido.co.jp/products/stainless/martensitic.html#dsr16fc
を見られたと思われ
   0.2%耐力 引張強さ 伸び 絞り 硬さ(HB)
DSR16FC ≧345 ≧590 ≧20 ≧50 ≧174

この硬さは、私の示した表の ▼焼なまし▼硬さ  200HB より小さいですが?


焼入硬さは過去質問で一応確かめて

  ステンレス便覧から拾うと、
  材質 焼入温度   焼入硬さ 焼戻温度 硬さ 
  ----------------------
  416 9541010℃空冷 HRC43  593℃  HRC31
  440C 10101070℃油冷 HRC60 204260℃HRC57
  440F 1038℃        426℃  HRC54 
  ----------------------

が正しいように思う(数値を続けてるので分離要)

私は SUS416 を手掛けたことないが、SUS440Cは経験しており、焼入後で引用のような硬さは有り得ず、上記の値でピッタリです。

大同の他の品種をみてもステンはこのような書き方をするのでは?

日本はガラパゴス? また、検索と『ステンレス鋼便覧』(高価本)何れを信用すべきか?

日本でしか通用せぬ SUS416 で検索頑張ってもダメ。ページ繰るほど本題と離れていく。
ならばと世界標準に置き換えて SUS416 → AISI 416
冒頭ページ内で解決!!!

  http://www.trafilix.com/en_pdf/AISI416.pdf

他に何かデータ要ります? と言わんばかりに充実。
これより先に出たサイトでは電導度なんて日本サイトでは見たこともないデータを掲げてる

余談で別の例
『S45C 焼入れ』で検索するとトップに来るのは
  http://www.tobu.or.jp/yasashii/kouzai/book/03.htm
  S45C 焼入硬さ(HB) 201~269

ところが、同じサイトの別ページにこんなのが
  http://www.tobu.or.jp/yasashii/book/gj09.htm
  S45C 最高焼入硬さ(HRC)=30+0.5×45=53
   最低焼入硬さ(HRC)=20+0.5×45=43

どちら採ります?
両方をキッチリ読めば両方正しいのが判るが、いかにも不親切。
早トチリすると事故になったり過剰品質コストを招く。この誤解が当質問コーナでも起きてます。(旧JISの扱いもマズイ!)

熱処理を実際に触れば、どんな温度で硬さはいかほどと測り、強さも曲げてみるなりしてカラダで覚えられ、数字の扱いで間違いも生じにくいのですが・・・

2011/01/27 15:02
回答No.2

大同特殊鋼のデータでは
SUS303(303FL),SUS416(DSR16FC)[()内は大同鋼種]において
被削性 SUS303<SUS416
耐食性 SUS416<SUS303
となっています。
大同鋼種DSR16FCでは0.2%耐力≧345(N/mm2) 引張強さ≧590(N/mm2)
回答(1)さん提示のデータと比較して耐力は同じ、引張強さはやや大きくなっ
ています。熱処理後のものですね。
生材のデータはまだ見つかっていません。

2011/01/27 09:48
回答No.1

>SUS416の、熱処理前の物性データをみつけることができませんでした

逆でしょう。特に SUS416 は焼入硬さのデータが少なく、各所で流布してる
  http://www.amistar.co.jp/on-line/quality/pdf/vol1_P298-299.PDF
<機械的性質>の項は伸び絞りの値などから、ナマの値ですね。

SUS303 は、0.2%耐力で劣り、引張り強さはイーブン。弱いというか伸びやすい。

>SUS416に熱処理することで、耐食性は良くなる?

ナマ状態の組織が荒れていると焼入れで少し良くなることはあっても、SUS303 に勝るような改善は無理でしょう。

快削性も重視しておられるようなので、かなり難しい選択になり、コレとは言い難い・・・

お礼をおくりました

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