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降伏点以下では微細な塑性変形は起こらないのか?
2023/10/18 17:41
- 降伏点以下では微細な塑性変形は起こらないのでしょうか?
- 降伏点を以下の荷重でれば塑性変形が起こらないと認識していますが、非常に微細な変化に注目した場合でも同じ認識で良いでしょうか?
- 降伏点以下では微細な塑性変形は生じないのでしょうか?
降伏点以下であれば微細な塑性変形も起こらないので…
2011/03/28 19:48
降伏点以下であれば微細な塑性変形も起こらないのでしょか?
降伏点を以下の荷重でれば塑性変形が起こらないと認識しておりますが、例えば非常に微細な変化に注目した場合も上記の認識で宜しいのでしょうか?
回答 (7件中 1~5件目)
≻ 降伏点以下の荷重であれば、塑性変形が起こらないと認識しておりますが、≻ 例えば非常に微細な変化に注目した場合も上記の認識で宜しいのでしょうか?
NOです。
応力が加わる材料に 降伏点以下荷重×材料の断面積の力を実際かける事になります。
でも、実際の材料の内部は均一でもないし、内部が均一でない場合には応力が集中し
降伏点以上になる可能性があります。
(均一でないは、極微小部分での不均一であり、極微小の応力集中です)
ですから、YESとも言える範囲です。(厳密には、NOです)
ですから、静荷重でも安全率を軟鋼で3~4程度取り、質問の内容を含めたリスクを
ヘッジしています。
他の回答者さんも含めて、お礼と評価をして閉じましょう。
微小な部分では、微少な以下のURLのような変化がおきています。
http://kousyoudesignco.dip.jp/ZAIRIKI-ouryokusyucyu.html
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解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
金属材料の教科書などでは、ホールペッチの式というのを習うのではないでしょうか。結晶粒が細かくなればなるほど、降伏点が高くなるという法則です。逆に言うと、単結晶の降伏応力に相当するCRSSは多結晶体のトレスカの応力よりかなり低いのです。微視的にみると、多結晶体の中の1個の結晶では、巨視的に見た降伏応力よりかなり低い応力でスベリ(転位の移動)が始まるのですが、そのスベリが結晶粒界で堰き止められているため、巨視的には降伏しないことになります。
疲労強度というのは、通常は引張り強さの半分以下、降伏点よりも更に低いのですが、疲労の蓄積というのは、微視的な塑性変形のことだと言って言えないことはないのではないかと思います。それが材料表面に現れたのが、いわゆるスリップバンド(スベリ帯)ということになるでしょう。学問的に正しい理解かどうかは分からないけど。
→回答(4)さん
直近質問
No.37449 プレスによるカシメ
への回答で、カシメ塑性変形力の算出に?降伏応力?を使ってるけど、本質問と関連させると、あの使い方は不適切では?
質問はほんの概算で良いから、コメント入れたら却って混乱すると思ったが、用語と値の使い方には注意すべきだと思うよ。
>降伏点を以下の荷重であれば塑性変形が起こらない
これは一軸引張りなど単純モデルにおける話です。実際は理想モデルどおり
の挙動を示すとは限らず、応力も一様とは限りません。最大応力の発生部位
で塑性変形が生じると考えるのが無難ですが、応力集中要素などがあると
その部位をなかなか把握しずらいと思います。変形とひずみ硬化や応力拡散
など金属結晶では転位の移動と関連すると考えられています。こうした内部
変化(微細変化?)を塑性変形に至る過程と捉えれば、変化は起きているとい
うことになります。
お礼
2011/03/30 10:07
回答有難う御座いました
材質にも当然バラツキがあり、降伏点は平均的な値でしかありません。ですから安全率を使います。
従って、降伏点ギリギリの応力をかけた場合、まずどこかが塑性変形していると考えたほうがいいのでは。
お礼
2011/03/30 10:07
回答有難う御座いました
お礼
2011/03/30 10:08
回答有難う御座いました