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振動解析について
2023/10/18 17:36
- 機械の回転部分の共振点を固有値解析により見たが、実測値と一致しない
- 解析精度を高める方法はあるか
- 周波数応答解析と固有値解析の結果は一致するか
振動解析について
2011/04/02 23:25
ある機械の回転部分の共振点を固有値解析により見たのですが、
実際にハンマリング測定により得られた周波数と一致しません。(100Hz程)
そこで質問なのですが、解析精度を高めたいのですがどのような方法があるでしょうか?
(状況を何も説明していないので難しいと思いますが・・)
もう一つ質問ですが、固有値解析では無く、実際のハンマリングと同様に周波数応答解析をすると、固有値解析で得られた各モードの周波数とその周波数を加振した場合の共振点は一致するのでしょうか?
質問者が選んだベストアンサー
(1)まず,実機と解析モデルが等価になっているかどうかの確認が必要ではないでしょうか。実機の取付状態とモデルの拘束条件が異なることも考えられます。
(2)実測と100Hz程度違うとのことですが,実測と解析での振動モードは一致していますか? 何次のモードが対象? つまり,単にハンマリングするのではなく,実験モード解析を行っているかということです。御存知とは思いますが,固有値解析は名の通り,数学的に固有値を計算しているに過ぎないので,実機でその計算結果通りの固有値が全て出現する保障はありません。
(3)実機で想定される加振位置を加振しないと,解析で所望の振動モード(固有振動数)が得られません。ですから,周波数応答解析を実施したとしても,固有値解析の結果と全てが一致する訳ではありません。但し,拘束条件等が全く同じモデルで解析する場合,加振点が腹になる振動モード(固有振動数)であれば,理屈上は一致するはずです。
(4)FEM解析であってもあくまでも計算なので,一発で実機を模擬するのは非常に困難です。これは,実測結果を元にモデルの精度を上げて行くしかないと思います。どれくらいの精度を必要としているかは不明ですが,ざっくりと当たりを付ける程度での解析であれば,振動モード形状がある程度表現できていればOKと考えることもできるかも知れません。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
小生は実践命の元ハンマリング解析屋(こんな職業は無いか)で
解析計算は門外漢ですが、機械回転部の固有値解析にはバネ定数
となるベアリングの予圧により計算結果が大きく左右されるのでは。
実機において、一寸回転させるだけでも予圧がUPしますので、
?完全冷却における初期予圧状態
?十分に回転させて予圧が安定した状態
で、検証されては如何でしょう。