このQ&Aは役に立ちましたか？
マシニングセンターの買い替え候補とは？メリットとデメリットを教えてください
2023/10/18 13:33
- 産業機械部品、精密機械部品製造現場で古いマシニングセンターの買い替えを予定しています。候補はオークマのジェノス460VーVEとOKKのVM４もしくは５です。どちらが良いのか悩んでいます。
- ジェノス460VーVEのメリットは、台湾製部品を使用しているため、コストパフォーマンスが高いことです。また、オプションを検討中なので、機能や加工範囲を自由に選ぶことができます。
- 一方、OKKのVM４もしくは５のメリットは、信頼性の高い日本製ということです。品質・精度に優れており、加工範囲も広いです。
悩んでます、、、
2011/09/11 16:50
はじめまして、当方、産業機械部品、精密機械部品製造の現場のものです。このたび、古いマシニングセンターの買い替えを予定しています。候補はオークマのジェノス460VーVEとOKKのVM４もしくは５です。使用はそれぞれ標準仕様でオプションもまだ検討段階です。正直、もともと旋盤屋でして、フライス加工に関しては素人に毛が生えた程度です。ですのでメーカーの人に色々説明されても混乱するばかりで、悩む一方です。そこでそれぞれの機械のメリット、デメリットを簡単に教えていただければありがたいです。補足情報として、当社は小ロット20から100ぐらいまでの部品加工屋です。材質は、304、ハステロイ、等難財削材から、最近はアルミが多いです。フライスはH7程度のレベルです。現在、森精機のマシニングセンター、ファナック制御を使用しています、NC旋盤もすべてファナック制御です。廃棄する機械はメルダス制御の三菱重工でした。小耳に挟んだ情報として、ジェノスは部品が大半台湾で製作され、海外向け用だとか、、、、。その他色々情報がほしいです。よろしくお願いします。
回答 （3件中 1～3件目)
台湾部品と言っても、オークマの基準で作ってオークマでアフターやるなら
精度面や部品供給面の問題はまず無いと思いますね。
モーターの最大能力とかモーター含む電気系の耐久性なんかは
若干劣るかも知れませんが。
森精機製品でも東南アジアで生産したのとか、
独DMGからのOEM製品とかありますし。
ただ、オークマの機械は旧・大隈豊和の製品を除いて、
NCがオリジナルでファナックやメルダスに比べるとちょっとクセがあると言われてますので、
それがデメリットと言えばデメリットになるかも知れません。
CAMをお使いでしたら、CAMがOSP向けのプログラムを出力できる仕様かどうか、
対応させるのに追加費用が発生するかどうか、といったあたりも加味しなければならないでしょう。
その代わり、ファナックにはオプションですら無い様な
ユニークな機能が搭載できたりもするかも知れませんが。
公式サイトで公表されているスペックからすると、
標準仕様の主軸モーターがVM4?は7.5/5.5kWのMAX6000回転、
GENOS M460-VEが11/7.5kWのMAX8000回転ですから、
OKKの方が幾分格下のモーター使ってますよね。
この数字は、オークマに比べて回転が上がらない割に
オークマよりも低速トルクが出ないかも知れない可能性を示唆しています。
難削材で大径のフェースミルとかサイドカッター使う様だと差が出るかも知れません。
一般的には高回転仕様にしても出力が上がる訳じゃないので、
高回転仕様にした時にモーターがどうなるかは確認した方が良いです。
小さいモーターの方が回転は上げ易い傾向がある様で、
高回転仕様にするとなおさら低速トルクが落ちる場合もあります。
変速機が入っているなら、こういう単純比較はできませんが、
変速機の切替が発生すると多少時間をロスするかも知れません。
このQ&Aは役に立ちましたか？
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
森精機は、検討していないのですか。
弊社オオクマを使っていて 大変満足しています。
ただ ファナックを使っていて 森がすでにあるのでしたら
森のほうが 使いやすいと思うのですが、現在 日本メーカーの同価格帯
でしたら大きな性能差は 無いと思います。後は 実際にショールームなどで
触ってみて判断しては どうでしょうか。
また オプションですが、センタースルークーラントを薦めます。
お礼
2011/09/12 08:14
回答ありがとうございます。実は本音は森精機を購入したいのですが、納期（3ヶ月）待ち、と価格で断念しました。センタークーラントは装備に入れるようにします。ありがとうございました。
どちらの機械も、オーソドックスな削りを追及したマシンであり、
部品加工屋さんとして良い選択と思います。
・ジェノス460VーVE
良い点） 熱変位補正機能が優れており加工精度が安定する。
良くない点）CNC装置のOSPに慣れるのに少し努力が必要かも。
・VM４もしくは５
良い点） 廃棄する三菱重工のMCとは随分操作画面が異なるが、
取りあえず同じMELDASもしくはFANUCを選択できる。
良くない点）VM4の標準仕様だと、アルミ加工において主軸の回転
速度と出力にやや物足りなさを感じる。
台湾云々はあまり気にしなくて良いと思います。
性能以外では、
・サービスセンターの近さ
・購入される機械屋商社のメーカに対する強さ
・何と言っても価格の安さ
などがポイントでしょうか。
回答(2)さんお薦めのセンタースルークーラントは、かなり高価
なオプションですが、検討する価値大です。
最近の刃先交換式工具は標準で内部給油穴が付いているものが
多いので、アルミや難削材の加工で威力を発揮します。
（納期がかかって、結局、森精機のマシンを選んでも同じになって
しまうかもしれませんが）
回答(3)さんがご指摘されている通り、アルミと難削材の両方を
加工するのであれば、最高回転速度/出力/トルクのバランスの
取れた主軸仕様を選択することが重要です。
ジェノス460VーVEは標準仕様で良いでしょう。
VM４もしくは５であれば、VM5の標準主軸(8,000min-1、11/7.5kW)
が良さそうです。
お礼
2011/09/12 08:24
迅速な回答ありがとうございました。ジェノスは当社の想定していた価格より安かったのですが、台湾部品ってことがネックになっていました。品質、輸入による消耗部品の納期対応、急な製造中止などが心配でして。とりあえず品質は問題ないということですね？OKKはVM４の場合は主軸回転をオプションでもう少しアップさせようと思います。とりあえず本日メーカーの人間と時間を作りますので、教えていただいた点を考慮して商談いたします。ありがとうございました。
お礼
2011/09/12 20:22
アドバイスありがとうございます。実は、サイドカッターを用いての加工は過去に現在使用している森精機マシニングで何度もサーボアラームが出て、困っている加工でした。またまた目からうろこです。加工内容、加工ワークから判断し、出来るだけどの部分にでも対応する機械をって思っていましたが、なかなか難しい現実が少しずつですが見えてきました。今現在、どのメーカーも納期少なく見積もっても３ヶ月（○ァナックの○ボドリルなんかは半年待ち）待ちらしいので、もう少し考えてみます。ありがとうございました。