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ブランク外周形状による絞り性について
2023/10/18 13:26
- プレスで絞り成形を行う際、ブランクの外周形状により絞り後の精度が変化するメカニズムを知りたい。
- ブランクの外周形状が一定の形状であれば真円度は良いが、その理由がわからない。
- 旋盤で綺麗に加工している場合や外周部をヤスリ等で綺麗にした場合、真円度は改善される。
ブランク外周形状による絞り性について
2011/09/21 00:28
プレスで絞り(しごき)成形を行う際、ブランクの外周形状(加工状態)により絞り後の精度(真円度)が大きく変化するようです。このメカニズムがわかりません。知識が乏しいため、ご教授の程、よろしくお願いします。
以下、加工例と問題について記載いたします。
(加工例)
ブランク径:φ170(外周部には二次せん断有)
板厚:3mm
材質:S35C
絞り径:φ135
(問題点)
成形後、真円度が悪くなる(○0.2くらい)。
(調査内容)
?文献にもあるように、ブランク外周を旋盤で綺麗に加工している場合には
真円度は○0.03~0.05くらい。
?外周部をヤスリ等で綺麗にした場合も真円度は○0.03~0.05くらい。
?外周部の2次せん断部のみヤスリ等で落とした場合真円度は○0.05~0.1くらい
(分からない点)
ブランク外周部の形状が一定の形状であれば、真円度は良いということだと思いますが、理由がよくわかりません。絞り途中の状態を見ても大きな差はないです。外周形状差のみで、ここまで変わるメカニズムを教えていただきたい。
以上、知識不足のため、説明も至らない箇所が多いですが、よろしくお願いします。
回答 (1件中 1~1件目)
>?文献にもあるように
結果だけの文献? その根源を解析するのが学者先生の役割のハズが
となると、ものづくりに携わる方としては、簡易な実験を積み重ねて実証していくことに止めざるを得ないと思います。
考えられる要因
? 本当にブランク外周だけが影響しているのか、他の要因が紛れ込んでいないか
→ 圧延の方向性、板厚バラツキとの相関をみる
? 2次せん断部表面の硬化
→ 軟化焼き戻しを実施して試す
? ブランク抜きの面粗さ
→ 旋削後にヤスリなどで元の面状態に近づけて試す
2次せん断部の影響深さはコンマミリ台のはずで、それが絞り真円度にまで影響するのか疑問、CAEで解析するのも微小すぎる要因ではないかと思え、実証がなによりでしょう。
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