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公差m5とは?ショルダーパンチのシャンク径公差について
2023/10/18 13:17
- 公差m5とは、ミスミのショルダーパンチのシャンク径の公差を表すものです。
- シャンク径公差のDTはm5の0±0.005を選択することができます。
- m5は正負の公差を表す表記方法であり、具体的な値は0±0.005です。
公差 m5
2011/10/02 21:15
ミスミのショルダーパンチのシャンク径公差をみると
シャンク径公差 DTは m5 0+0.005を選択と
書かれています。
m5は +ーで表記すると
どのような値でしょうか?
回答 (3件中 1~3件目)
カタログには、シャンク径D[T]公差の欄に、Dm5 と D+0.005,0 と記述があります。
これは、カタログ右の図を見ますと、Dはパンチの軸径と判ります。
ですから、φDm5の意味です。
そして、mが小文字なので軸側を表します。(Mが大文字なら、穴側です。)
因って、URLの“多く用いられるはめあいの軸の寸法許容差”を確認して、
Dがφ10mmなら、『基準寸法の区分』の10mmの処とm5の処の交差した箇所がその公差です。
このパンチは太陽鉄工のパンチシリンダ?と一緒に、組立冶具に組み込み種別穴加工をして
いました。(板金部品置場が一箇所/一種類で済むから)
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ミスミのショルダーパンチのシャンク径Dはφ3~φ25
一方で、軸の公差域クラス“m5”の寸法許容差は次のとおり(JIS B 0401-2)
基準寸法(mm) 寸法許容差(μm) 許容差の幅(μm)
φ3以下 +2~+6 4
φ3超えφ6以下 +4~+9 5
φ6超えφ10以下 +6~+12 6
φ10超えφ18以下 +7~+15 8
φ18超えφ30以下 +8~+17 9
上記を厳しい側に一括して、許容差の幅を5μm(0.005mm)と表記したのでは
ありませんか?(φ3だけは厳密にいうと矛盾しているようですが・・・)
あえて±で表せば、D=φ6の場合、φ6.0065±0.0025 ということのように
思います。
前言を翻して申し訳ありませんが、
厳しい側に一括して、許容差の幅を5μm(0.005mm)ではなく、
製品の範囲のうちの最良値は、許容差の幅を5μm(0.005mm)ということ
かもしれません。
詳細仕様を確かめることが宜しいかと思います。
m5は 全ての はめあい公差表 に出ているはず。
ミスミだから、そこから引張ると
http://jp.misumi-ec.com/contents/tech/press/pdf/pr_1247.pdf
* h4、n5は旧JIS規格ですが、ミスミ製品の多くに該当しているために掲載しました
とあるから、他より少しだけ役立つかも
表の見方は判りますよね? φ10なら +0.012/+0.006
パンチはウルサイはめあい(コンコンと叩けば入る圧入)をしたいからm5。更にn5もあったはずがカタログからは消えたみたい。
はめあい の考え方は、呼び寸法が大きくなれば基準寸法(下限)および公差幅が徐々におおきくなるというのが大原則です。
m5φ6 φ10 φ20 φ40
+0.009/+0.004 +0.012/+0.006 +0.017/+0.008 +0.020/+0.009
使い方から見ると、この場合は圧入だから呼び寸法が大になると圧入シロが大きくても出来る。
製作上、大寸法のものは、熱膨張、測定精度の問題から、公差幅を大きくしたい。
大原則は両者が絡み合っての結論です。
ところが、ミスミはm5と別して、呼び寸法に関係なく+0.005/0という公差を持つものを販売してます。呼び寸法が大なほど製作上は厳しい。
存在理由は使うヒトが多いから。ミスミに限らず、JIS、ISOでも両方が規格化されてます。
パンチプレートの穴をH6にすると、+0.005/0では僅かにガタが出る計算。パンチの位置はストリッパガイドで決めるからガタ構わないヨ、イヤ、ガタはダメだから穴加工で微調整する、の両方の考え方があって、こうなったと思います。
ダウエルピン(ノックピン)も考えは同じで、m6と+0.005/0の両建て。
m5→m6の違いで僅かに公差幅大
補足
2011/10/02 22:15
どうもありがとうございました。