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旋盤の仕上げ加工法
2023/10/18 08:19
- 旋盤加工における仕上げ加工法についての質問です。面粗度を小さくするために送り量を調整したり、紙やすりを使用していますが、外形面が曇ったり、刃先が欠けてしまう問題があります。
- 現在、旋盤加工に取り組んでいる中で、仕上げ加工の方法について悩んでいます。油を使用して冷却しながら、回転数と送り量を調整していますが、うまく仕上げることができません。ツヤを出す方法やはめ合いの仕上げ加工についてのヒントを教えていただけないでしょうか。
- 一ヶ月前から旋盤加工を始め、仕上げ加工の練習をしています。面粗度を小さくするための方法として、送り量を小さくしたり、紙やすりを使用しています。しかし、外形面が曇ってしまったり、刃先が欠けてしまう問題があります。ツヤを出す方法やはめ合いの仕上げ加工についてのアドバイスをいただけないでしょうか。
旋盤の仕上げ加工法
2010/03/16 19:53
私は旋盤加工を始めて一ヶ月になります。現在、S45Cでh7の仕上げ加工の練習を同時に行っています。
面粗度の方は送り量を小さくしたり、紙やすりで6.8Rz以下にできるのですが、外形面が白く曇ったり、長時間削ったからサーメットの刃先が欠けてばかりでなかなか上手くできません。
仕上げ加工は1140回転、送り量は0.05、切り込みは中仕上げ加工で直径0.1の外形取りしろをつけてから、0.02から0.03の仕上げ加工を行っています。油は水溶性の白い油で冷却として使っています。
もし、ツヤを出せたり、はめ合いの仕上げ加工の方法をご存知の方がいましたらヒントでもよろしいので教えてください、お願いします。
回答 (3件中 1~3件目)
こんにちは。
当方、独学で旋盤を始めて10年になります(その間、数社での職務経験あり)
S45Cを含む軟鉄系は切込みが深いほど、送りが速いほど光沢が得られるような気がします。
まず、面粗度についてですが、ノーズRを増やすというのも1つの手です。
仕上げは小さなRという定説はあるでしょうが、回転数を上げられない場合、ノーズRを大きくして送りを速くするのです。
その分すくいの深いチップを使うなどです。
あとは、精度を安定させるのは若干難しいですが、チップの先端が若干垂れた状態で仕上げを行なう事でしょうか。
擦りながら削っていくのでピカピカになりますよ(あまり真似しないで!)
精度は、汎用旋盤で45C、SSだと私は仕上げ径+Φ2からΦ0.5ずつ同じ条件で切り込みます。
その3回の間に切り込み量に対してどれくらい削れたかの目安が付きますよね。
仕上げ径の+Φ0.5を仕上げるつもりで調整する事。
そうすればほぼ同じ条件で同じだけ削るので確実です。
ただ、一応万が一の時を考えて外径だと上限ギリギリを狙いますが・・・
ちなみに現在の職務ではNC旋盤で同じようにRa0.4を旋削で出す仕事をしております。ノーズRは荒1.2で仕上げが0.8で両方ともコーティングです。
当方、旋盤の正しい教育を受けたわけでもないので必ずしも合ってるとは言えないので、参考まで。
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>0.02から0.03の仕上げ加工
回答(1)さんが?で概説されてるが、超硬、サーメット工具は?最小削りシロ?が決まってます。
カタログでは?最小削りシロ?の言葉を使わないで切込み範囲のグラフを0.1とか0.2から始めてたりする。
ハイスよりもチッピング(欠け)しやすいので刃先を鈍らせている。これを?チャンファ?と称するが、殺すとも。これを拡大鏡で観察するのも勉強になるでしょう。
切込み小さく、切粉がチャンファ部を乗越えないようでは鈍角の掬い角になり切れ味が低下して面がガサガサになる。
一旦、切込み0.2手前の削り、次に0.1手前、そして測定して仕上削りは度胸。
0.2手前の削りをするのは仕上削り時に機械、バイトのタワミ状態をなるだけ近づけるため、およびワークの温度を落着かせる目的があるが、量産では普通省略すると思う。
バイトを手の平と考えて、
指をすこし内側に曲げて土を掬い取るとする。
爪が長いと爪で掬えるが短く切っている。丸まった指先<チャンファ>で掬うことになる。
指先以上に土にグイッと深く指を突っ込んでやれば、爪が出てるのとそう変わらずに掬える。浅いと指先で土を擦るだけになりがちで手の平に来にくい。
これでどうでしょう?
練習中とのことですので、トライアンドエラーを重ねて
技術を体得されることを切に願います。
<アドバイス(CNC旋盤と仮定します)>
?使用されているサーメットインサートのメーカの総合カタログや
ホームページ、フリーダイアルで推奨切削条件を調べる。
?送り量が遅すぎるように感じます。
0.1mm/revでお試しを。
?仕上げの切込みは小さすぎるような感じがします。
0.1~0.2mmでお試しを。
?切削速度を計算して、200~250m/minになるように回転速度を調整
してみることも重要です。但し、ワークの径、突き出し量、旋盤主軸
の仕様に応じて、十分に安全を確認してください。
切削速度(m/min)=主軸回転速度(min-1)×ワーク直径(mm)×π÷1000
ワーク径、機械の仕様が判りませんが、h7を安定して旋削加工で
得るのは厳しいと感じます。
回答(2)さんが書かれている通り、0.1mm残しであとは度胸...
刃先が比較的シャープな、研磨級のコーテッド超硬インサート
を使用しても、0.1mm以下の切込みはあまりお奨めできません。
練習の課題でh7が課せられているのであれば、職人の養成特訓
ですね。
嵌めあいの径調整は、数ミクロンの追い込み加工のできる研磨
には敵いません。
補足
2010/03/17 21:09
zaumakuさん、ご回答ありがとうございます。今度の作業でアドバイス通り計算したり、実践してみます。
後、気になることが一つあるのですが、7hにしたいときでも仕上げ加工の切り込みは0.1~0.2mmでいくのでしょうか?
補足
2010/03/17 21:02
岩魚内さん、ご回答をありがとうございます。申し訳ないのですが、ご質問の中の「切込み小さく、切粉がチャンファ部を乗越えない」というのは、どういった状態なのでしょうか?
後、チャンファ部というのは刃先の丸まっている部分のことでしょうか?
ご連絡が遅れて申し訳ございません、アドバイスありがとうございました。
つまり、「粘性の小さいS45Cのような物は、薄く削っても切粉は破断して、流れ型になれず、刃物もうまく切れずにビビッてしまう」ということでしょうか?