本文へ移動
サポートシェアリングソリューション
OKWAVE Plus

このQ&Aは役に立ちましたか?

ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:減衰係数を知る術は実測する以外にないのでしょうか?)

減衰係数を知るための方法はどうすれば良いのか?

2023/09/06 16:45

このQ&Aのポイント
  • 質問者は流体振動に関する素人であり、センサを支持するための片持ちはりの概要設計について調査している。
  • 質問者ははりの断面形状・大きさ、材質のみを考慮し、一定の流速と必要なはりの長さに対して最適な設計を行いたいと考えている。
  • 質問者は減衰係数の求め方に困っており、実測する以外に方法がないか求めている。
※ 以下は、質問の原文です

減衰係数を知る術は実測する以外にないのでしょうか?

2010/04/28 10:37

はじめまして。
いつも勉強させて頂いております。
振動に関してまったくの素人です。

タイトルの件、以前に数件同様の質問がありました。そのうえで、改めて質問させて頂きます(それらの回答の中では、実測するしかないと思う、というご意見が主でした)。

センサを支持するための片持ちはりを流れの中に流れの垂直方向に挿入する場合に、流体振動が生じないために十分な材質、断面形状、断面の大きさを、概要設計として手計算だけ(解析ソフトなどを使用せず)で求めることができるかどうか調べています。
参考文献として、日本機械学会編集の「事例に学ぶ 流体関連振動第2版」などを参照しています。

概要設計なので、はりが固定されている物体は完全な剛であるとして、一定の流速と必要なはりの長さに対して、はりの断面形状・大きさ、はりの材質のみを検討するように単純化したいと考えています。
そのうえで困っているのが減衰係数の求め方です。質量とバネ定数から求めることができる臨界粘性係数ではなく、それに減衰比を乗算した減衰係数です。
いろんなウェブサイトを見て、実際の波形から減衰係数を求める方法を知りました。詳細設計であれば実験が必要であると思いますが、今の段階では計測機器もなく、参考値程度で良いので知りたいと願っています。

以上、よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

ベストアンサー
2010/04/28 21:28
回答No.1

減衰係数が理論的に計算できるのは,エネルギーの観点から考えた摩擦減衰等,非常に限られた,しかも非常に単純化されたモデルのみであって,正直,簡単に計算で求められるものではありません。では理論で求めた減衰係数が正確なのか?と言えば,その保障は全くありません。この減衰の扱いが非常に大事で,結局は実測で減衰比を求める(例えば,対数減衰比)より手立てはないと思います。

但し,質問の内容からすると,概略であればその使用したいはりの材料自体の減衰比を考えれば良いと思います。(具体的な数値は出て来ませんが・・・) ただ,材料減衰は小さいので,結局はあまり効かないという結果に落ち着きそうですが。

あと,流体振動を起こさせないという観点であれば,減衰よりも固有振動数について考えた方が良いと思います。例えばカルマン渦による励起を考えているのなら,ストローハル数からカルマン渦の発生周波数を求め,それが片持ちはり+センサの振動系(1自由度系のバネマス)の固有振動数とMeetさせないように断面二次モーメントを決定してやれば良いと思いますが・・・。一定流速なら尚更見積もりやすいと思います。

ちなみに,減衰があっても振動します。振動がずっと継続的に続くか,それとも早く収まるのかを司っているのが減衰です。(釈迦に説法ならごめんなさい)

材料減衰は,仰る通り何らかのデータベースがあると思います。
あと,系全体の減衰は,厳密に言えば形状にも依存するとは思いますが,材料自身の内部減衰や摩擦抵抗等に依存します。形状に依存するのは,固有振動数(固有モード)です。

現在,翼形断面の検討をされているということですが,渦励振の場合は,渦による圧力変動が原因で構造物が振動すると考えられるので,翼形の場合は「はく離が生じにくい→乱れが生じにくい→渦が小さい→圧力変動が小さい→励振のエネルギーが小さい」ということであると考えます。あと渦の発生周波数は,ストローハル数から考えると,代表寸法が同じなら円形も翼形も同じになりますが,渦が発生する場合のストローハル数の値が違ったりしませんか?この辺りは知見がありません。

また,自励的な振動(翼で言えばフラッタ?)に関する限界流速については,知見がなかったので調べてみました。「コナーズの式」の内容を仰っているのでしょうか? この式の構成を見る限り,減衰においては,片持ちはり材料の内部減衰(対数減衰率),周波数においては,上記で述べた一次の固有値(1自由度バネマス)を代入すれば良いのではないでしょうか。

お礼

2010/04/28 22:54

mina様
ご回答有難うございます。
減衰係数は実測で求める以外に手立てがないということですね。単純なモデルであれば何らかのデータがある、ということに望みをかけていました。

材料減衰の値ならばどこかにデータベースがあるかもしれないが、いずれにしろ減衰効果全体の中に占める割合が小さく、形状などによる減衰効果が支配的ということですね。そして、その形状などによる減衰効果は個別の形状に対して計算で求めることができるものではないということですね。

減衰に頼らず、固有振動数を考えて剛なはりにすれば良いというのは、よく判ります。実は円柱についてはそのようにストローハル数を計算して検討しました。次の段階として、はりを翼形(はく離が生じにくい形状)にした場合にどうなるか、ということを検討しています。

翼形の場合に渦はどのように考えれば良いのでしょうか。代表長さ(流れに垂直方向の長さ)が同じであれば、円柱も翼形も渦の周波数は同じ?翼形の場合ははく離が生じにくい=励振のエネルギーが小さいと考えれば良いのでしょうか?
参考文献に、翼形などの矩形のはりについて、自励振動が起きない限界流速の式が掲載されていました。それは流体力と矩形柱に作用する内部減衰力を比較することで導出される式のようで、減衰なし(ζ=0)とすると、限界流速がゼロとなってしまいます。従って、翼形のはりについて概略設計するのであれば、減衰係数を知らなければならないと思った次第です。

ご回答、誠に有難うございました。

質問者

このQ&Aは役に立ちましたか?

この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。

質問する

その他の回答 (2件中 1~2件目)

2010/04/29 12:12
回答No.2

>センサを支持するための片持ちはりを流れの中に流れの垂直方向に挿入する場合に
どのような構造なのでしょうか?
↓のサイトの中段より少し下の図にあるセンサ取付方法は参考になりませんか?
http://www.rkcinst.co.jp/techno/15/techno_15.htm
センサの取付方向と流体粘度と流速でセンサの外径及び長さが決まります
http://www.tonetsu.co.jp/ti_010.html
http://www.okazaki-mfg.com/products/wellj.html
一般的にはこの辺りの強度計算はセンサメーカ丸投げなのですが


有名な温度センサ破損事故
http://www.jaea.go.jp/04/monju/category05/mj_accirep/mj_accirep16.html

お礼

2010/04/30 23:01

lumiheart様
ご回答有難うございます。

私が検討しているのは、外部流れの任意の点でセンサを保持する構造です。そのために流れの外側から流れの中に、流れに垂直にはりを挿入して、その先端でセンサを保持することを考えています。特に、はりの断面の大きさに制約があるような場合において、最適な構造を考えたいという想いがあります。

紹介して頂いたもんじゅのナトリウム漏れ事故について、私が流体振動に関して最初に情報を得たのも、同事故を背景に研究された論文です。

ご回答、誠に有難うございました。

質問者

お礼をおくりました

さらに、この回答をベストアンサーに選びますか?

ベストアンサーを選ぶと質問が締切られます。
なおベストアンサーを選びなおすことはできません。