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寸法安定性・硬度・耐薬品性を補う表面処理
2023/10/18 05:22
- パーツの表面硬度を上げるための表面処理方法を探しています。
- 飲料関係で使用するため、耐薬品性が必要であり、かつ寸法安定性も求められます。
- 現在は無電解NI-Pめっきを検討していますが、他に良い方法はあるのでしょうか?
寸法安定性・硬度・耐薬品性を補う表面処理。
2010/06/03 12:20
パーツの表面硬度を上げるための表面処理を探しています。
基材はSUS304です。
摺動部の磨耗を軽減するために表面硬度を上げたいのですが、
飲料関係で、洗浄のためにアルカリや酸で洗浄するため耐薬品性が必要になってきます。かつ精度の高いパーツなので寸法安定性も必要です。
耐薬チェックとしては
NaOH 濃度が4% 80℃ 10時間に漬ける
した後に水洗して
リン酸 濃度が1% 80℃ 10時間に漬ける
というものです。
無垢のSUS304パーツでは特に変化はありません。
現在、無電解NI-Pめっきを10μmのせることを検討しておりますが、
他に良い方法はございませんでしょうか?
回答 (2件中 1~2件目)
小生も、耐摩耗性向上で、耐薬品性があるならフッ素コーティングが頭に浮かびます。
でも、飲料関係が気になります。
摩耗した物が、最悪人の口に入るのであれば、安定したフッ素樹脂は使用するけど、
フッ素コーティングはNGを出す人がいます。
さて、基材SUS304の表面硬度を上げたいのなら、加工硬化を利用し硬度を上げると、
防錆能力はそのままで使用可能です。
(防錆能力上のSUS316も、同様の加工硬化処理ができ、防錆能力はそのままです)
ステンレス鋼類のバネ材や高張力ボルトに使用されていて、
* A2-70(SUS304系で、引張強さが70kgf/mm2)の強度区分ボルト規格
* A4-70(SUS316系で、引張強さが70kgf/mm2)の強度区分ボルト規格
通常のSUS304は引張強さ52kgf/mm2だから、硬くなっています。
(硬さ⇔引張強さ の関係は硬度換算表で確認できます)
加工硬化で硬度アップし、そのまま使用では駄目でしょうか?
又は、表面処理無しで、防錆能力アップのSUS316加工硬化材使用では。
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テフロン(フッ素樹脂)コーティングなんてのは如何でしょうか?
小生の知ってる限りでは、上記の条件に使用可能と思い記載させて頂きました。一度詳しいくお調べになると良いかと思います。
以上、参考までにどうぞ。