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S45CとSUMの熱処理について
2023/10/18 03:47
- S45CとSUM(硫黄及び硫黄複合高速鋼)の熱処理について詳しく教えてください。
- JISでの熱処理別の記号について調べましたが見つからず、質問させていただきます。
- 熱処理による性質の変化や使用用途、熱処理方法についても教えていただけますか?
S45CとSUMの熱処理について?
2010/07/07 18:41
お世話になります。
S45CとSUM(硫黄及び硫黄複合快作鋼鋼材)についてですが、
熱処理(焼きいれ、焼きなましetc)についての区分を教えてください。
JISで調べても熱処理別の記号などが載っていなかったので
質問いたします。
よろしくお願いします
回答 (2件中 1~2件目)
熱処理して焼きが入るには、ある程度の炭素の含有量が必要です。
URLの資料を観ても判るように、S**C材とSUM材では炭素の含有量が大きく異なります。
S25Cでも異なりますが、S45Cでは大きく異なっています。
一般的に、炭素含有量が多いほど焼きが入ります。
SUM材は殆ど焼きが入らない、S**C材で**の数値が大きいほど焼きが入る(硬度が高くなる)
となります。
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SUMと名付くものは低炭素鋼なので、焼きが入らない。浸炭焼入れは可能。
よってSUMには区分が無い。
中炭素鋼以上では、S45CFなどの快削品種がある。これはJISには無い。
材料段階で区分とは調質材のことと思われるが、下記サイト参照。
>JISで調べても熱処理別の記号などが載っていなかった
上記のように正式規格でないが旧JISにあったのがサイトで流通してます。
http://ebw.eng-book.com/pdfs/fcd196cecb637d3149babd9965fa99c2.pdf
浸炭焼入れはユーザが硬さを望んで実施するのであって、鋼材屋は、出来ますよ、お宅で加工と熱処理はやってね、と言って売るだけ。
浸炭焼入れの実施率はおそらく%台ぐらいでないか。
これら鋼材は形から JIS G3123 みがき棒鋼 を使う場合が多い。
買うときに仕上げと熱処理の指定をしないかぎり 焼きならし+αぐらいのものが入荷する。+αというのは引抜きなど加工で少し硬くなるから。
>SUMの焼きなまし材
と指定して買えばよい。
磁気特性は加工することだけでも変化することがあり、うるさく言うなら加工後に焼なましをすると間違いない。変寸もあるが、小物なら僅か。真空熱処理を使うと殆ど酸化しません。
■訂正■
× 中炭素鋼以上では、S45CFなどの快削品種がある。これはJISには無い
○ JISには SUM43 など中炭素鋼もあるが、国内では殆ど生産されず、S45CFなどとして
売られている。
お礼
2010/07/08 09:55
早速の回答ありがとうございます。
岩魚内さんの参考ホームページの秋山精鋼 SUMを見ましたが
熱処理のところに
標準浸炭条件 焼入 : 830~910℃ 焼戻 : 180℃
と記載しておりますが、SUMは全て浸炭焼入れされているという事に
なるのでしょうか?(SUMは全て調質材という事になりますか?)
焼き入れを行うと磁気特性が悪くなるので焼きなまし材を探して
いるのですがSUMの一般品には焼きなまし材が無いと言う事になるので
しょうか?