ネジの適性締付トルクについて

他の方々の言われるように、ねじの適性締付トルクほねじの組み合わせで
決まるため、千差万別です。基本計算式を添付しておきます。
ねじの材料強度,ねじ面の摩擦などが影響します。とくに管理したいねじに
ついては事前に想定される値で計算しておくことをお勧めします。

止めねじは頭部形状の影響を受けます。参考までに軸受に使われるボール
先の止めねじの例を添付します。

http://www.ntn-kongo.co.jp/handling/handling02.html

雌ねじ側の材料強度、使用環境等にもよるため、「なんとも言えない」

十字穴付きと同じトルクで締めた上で、要求スペックを満たしているかの試験(振動試験等)を行ってみるのがベスト

> 同じＭ３のネジでも十字穴付きと六角穴付きの適性締付トルクは違うのでしょうか？
ＹＥＳです。
正確には、ねじの材質(材料強度)によって異なります。
それで、M3でも材料強度の強い(強度区分の高い)物は大きなトルクで締付が可能な
六角穴付きのねじにしています。
また、通常強度の鋼ねじや計合金、樹脂等は、十字穴付きにしています。

ですから、大きなトルクで締付けられる材料で製作のねじは、大きなトルクで締付が可能な
六角穴付を採用しています、ってなります。
因って、ねじの材質と、その硬度等で締付トルク確認をすると良いでしょう。
同じ鋼でも、焼きが入っていると硬度(強度)が増します。
その他の材料でも、硬度等で強度が異なるでしょう。(アルミや銅、樹脂でも)
硬度換算表には、鋼の硬度と引張強さが併記されているのは、両者が比例するからです。
確認してみて下さい。

ネット検索で「ボルトの標準締め付けトルク」と検索すれば簡単にヒットします。
参考までに以下URLをご確認下さい。

六角ボルト
http://www3.ocn.ne.jp/~tandk/tool/mamechisiki/toruku.htm
小ねじ
http://www.wilco.jp/technical/tec_02.html