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繰り返し位置決め精度±0.005以下のクランプ機構
2023/10/18 03:23
- 常温の工場内で使用する同軸度測定装置のチャックの再現性に問題を抱えています。
- テーパーとカムフォロアの組み合わせで径方向のクランプ力に変換する方法で、テーパー軸の上下(クランプ/アンクランプ時の動き)保持にはφ8h5軸とボールブッシュの組み合わせを用いています。
- ワーク内径を接触面積を狭くしたピンで3点クランプする方法ですので、最後の数ミクロンは真の位置に動ききれない状態になるでしょうし、客先からは「クランプ力を上げる改造を」との具体的な指示もきているのですが、最終のワークとの接触姿を考えると、それで再現性が上がるか疑問に思っています。
繰り返し位置決め精度±0.005以下のクランプ機構
2010/07/24 13:44
常温の工場内で使用する同軸度測定装置のチャックの再現性に問題を抱えています。
テーパーとカムフォロアの組み合わせで径方向のクランプ力に変換する方法で、テーパー軸の上下(クランプ/アンクランプ時の動き)保持にはφ8h5軸とボールブッシュの組み合わせを用いています。
ちなみにブッシュ内接円径は0~-0.009です。これを300のスパンでテーパーの上下に配置しています。
マスター治具で確認すると±0.005つまり同軸度でφ0.01程度のばらつきが発生しており、客先からは±0.002レベルを要求されて(納入後に)困っています。常識的に不可能と思われるレベルの話なので…
ワーク内径を接触面積を狭くしたピンで3点クランプする方法ですので、最後の数ミクロンは真の位置に動ききれない状態になるでしょうし、客先からは「クランプ力を上げる改造を」との具体的な指示もきているのですが、最終のワークとの接触姿を考えると、それで再現性が上がるか疑問に思っています。
何か同様のケースを解決した経験をもたれていましたら、些細なことでもいいのでアドバイスください。よろしくお願いします。
回答 (4件中 1~4件目)
お金になりそうですね。
さて、同軸度測定器等の中にヒントが隠されていると思います。
何故、同軸度がバラツクのだろう。
その要因を一つづつピックアップし、ではその要因をつぶす処置はどんな工夫が必要か。
また、何故同軸度±0.002レベルが測定できるのだろう……。
穴と軸には、隙間(ガタ)がある。
それは、圧入や常に一方方向からの荷重を掛けると大半は解決できる。
(多分、測定器はこの手法を用いています)
大きな負荷(応力)が掛かる場合は、弾性範囲内でたわみが発生する。
それは、その応力より大きな応力を最初から掛けていれば、応力が掛かってもたわまない。
(ねじを締めたねじの軸力は、それ以上の引張力が加わらないとねじの軸は伸びない)
こんな内容をアイデア化するのです。
客先からは「クランプ力を上げる改造を」との具体的な指示もきている…の内容は、
前述の観点から考察すると誤りでもない気がします。
以上の内容から、貴殿なりにアレンジして下さい。
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一寸用途が異なりますが、市販品では貼付URLのシステムが有名です。
±0.002の精度も十分に実現可能と思われます。
お金が無いので大変ですね...
お礼
2010/07/25 10:37
ありがとうございます。やはりツーリング用部品の再現性はかなりのもののようですね。コレットにしても、ご推奨いただいたものにしろ、直接ワークをつかみにいけないのが残念です。が、間接的にでもクランプ機構の揺れている部分を動かなくする方向で考えます。
検討は始めたものの、寸法的にも苦しいんですよ。かなりの部分が変更になってしまいます。困った困った。
それと、お金がないのはお客様です。私も…ありませんが…
私の読解能力では 質問文だけでは判断は困難
部品の加工精度にも影響されるが・・・・
マスターの真円は確認済み?
マスターとワークの径の誤差はどの程度?
色々と確認したいが・・・・・・
現状で私が推奨するのは「エアバルーンチャック」
休み明けにでも相談される事をお勧めします。
別に文章云々を言っているのではありません。
現物はおろか図面や写真さえ使えない状況では想像力だけが頼りです。
お金がかけられない状況見たいですね。
私も治工具や機械をやっているので 心中お察し申し上げる。
バルーンチャックは精度は良いが結構いい値段がする。
こちらの方が少しは安いと思う
↓
http://www.kuroda-precision.co.jp/products/Tlg/tool_osusume/too06.htm
お礼
2010/07/24 14:59
つたない文章ですみません。幼少の頃より、理数系より国語が得意な文学青年の成れの果て。貧乏な設備屋の出来上がりです。理解していただける文章を書けるように、努力します。
ご指摘の内容、いちいちごもっともで、ひとつずつ検証していきます。
■マスターも製品も、一桁違いの精度の悪さです。ですので同じ爪位置にマスターの位相を合わせて確認するなど、他の要因が乗らないように確認しています。
■エアバルーンチャックについては、勉強不足で知りませんでした。早速連絡を取ってみます。
親切なアドバイス、ありがとうございました。
ダイアフラム式で繰り返し精度が高いとなると、価格も高いんだろうな…と思っていたのですが、追記いただいたものは想像がつきますね。ありがとうございます。
もう一件ご回答いただいた方のヒントも参考になったのですが、要はクランプ端で駆動軸自体を再現よくクランプしてしまう方向で構想を練ってみます。
お忙しい中、ご丁寧にありがとうございました。
位置決め精度±0.005 って
ものすごく金になりそうなにおいが
案は2つあるけど
ひとつは
加工が死ぬと思う←加工方法すら考えないと難しい
理屈上磨耗してもいいような案
↑
昔ここに書いた記憶はある それの応用
もうひとつは求められているのとは違うよボケーといわれそうだが
精度±0.002 は 出せると思う
むちゃくちゃ高くなるし
私はよう組まない
机上の空論だし
それをこんなネット上に公開すると
中国に速攻パクられそうです
φ8h5とかjisや規格 既成概念にとらわられていたら出来ないと思う
↑
トップシークレットだろうね
とりあえず
ヒント
http://www.nikken-kosakusho.co.jp/highspeed.htm
振れだけど
ここから発展させる
お礼
2010/07/24 15:07
早速のアドバイス、ありがとうございました。ものすごくお金にならないんですよ…制御、計測込みで200万円くらいで造った設備なので…
いただいたヒントは、大ヒットです。逆転満塁サヨナラホームランの可能性もあります!ありがとうございました。おかげでひとつの構想は出来ました。
…ただ、お金がないんですよね…
お礼
2010/07/26 09:01
お金にならないんですよ。本当なんです…
さて、「常に一方方向からの荷重を掛けると」は、まさに目からうろこでした。ひょっとしたら現行の機構のまま、調整で再現性を上げることが出来るかもしれません。早速確認を取ってみます。ありがとうございました。