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SUS304のタフトライド処理によるサビ
2023/10/18 02:54
- SUS304にタフトライド処理を施すことで、非常にサビにくくなりました。
- 業者によると、このタフトライド処理により酸化クローム(CrO3)が失われ、サビが発生したとのことです。
- 取引先が海外の会社のため、日本から確かな情報を得る必要があります。
SUS304のタフトライド処理によるサビ
2010/07/31 09:21
SUS304にタフトライド処理をしたをしたところ、非常にさびにくくなりました。業者に確認したところCrO3(酸化クローム)が失われた事によりサビが
発生したとの事でした。こちらの情報はまず、間違えないでしょうか?
また、これを解決する方法はあるのでしょうか。
取引先が海外の会社の為、日本の方からの確かな情報がほしいです。
よろしくお願いいたします。
間違え⇒SUS304にタフトライド処理をしたをしたところ、非常にさびにくくなりました
○⇒さびやすくなりました。
質問者が選んだベストアンサー
業者の言う酸化クロムがなくなったことによる、
というは正しいです。
タフトは塩浴による浸炭・窒化です。
SUSが錆びにくいのは固溶クロムのおかげで、
(不働態または不動態で検索してみてください)
浸炭、窒化はこのクロムを化合物に変換してしまうので
錆びてしまうのは当然のことです。
解決策。
おそらく550℃前後でタフトしていると思います。
この温度だと0.1mm以上の硬化層がかせげます。
一方耐食性は劇的に低下します。
00℃台であれば耐食性はかなり確保できます。
しかしこの温度では0.1mmレベルの窒化層を得ることは不可能です。
部材に高面圧がかかるのであれば0.1mmレベル、
最低でも0.05mmは必要でしょう。
そして耐食性も必要、となれば窒化単独は諦めて
メッキなどの被覆に逃げるしかありません。
部材には摩擦しか起きないのであれば、0.05mm以下の
硬化層でも耐えることは出来るでしょうから
400℃台で窒化すればいいです。
国内でもガス/プラズマ/塩浴の三大窒化法で
このような処理をしている熱処理業者はあるはずです。
(多分普通の窒化屋さんでは低温はやらない。
コストがかかって仕事にならない。多分)
>00℃台であれば耐食性はかなり確保できます。
>しかしこの温度では0.1mmレベルの窒化層を得ることは不可能です。
400℃台であれば、です。
4が消えてしまいました。
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その他の回答 (2件中 1~2件目)
●タフトライド処理(鉄、鋼系金属、ステンレス)
鉄鋼の表面に窒化皮膜を生成し、非常に硬く、摩擦抵抗が低く、耐疲労性を向上させる熱処理です。
http://iworks.fc2web.com/mekki2.html
ステンレス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8B%BC
ステンレス鋼は、含有するクロム(Cr)が空気中で酸素と結合して表面に不動態皮膜を形成しており、耐食性が高い。ステンレス鋼が作る不動態皮膜は5nm程のごく薄いクロムの水和オキシ酸化物CrOx(OH)2-x・nH2Oが主体で構成されている。
ステンレスが錆びないのは、クロムが常時酸化されているから
ステンレス表層に何かしらの処理
塗装・メッキなどすると
酸素供給が止まるので
ステンレスのステンレスたる意味がなくなります
お礼
2010/08/04 09:56
早速のご返答ありがとうございます。
参考になりました。
お礼
2010/08/04 09:59
ご回答ありがとうございます。
非常に詳しく教えていただき助かりました。
今後もご教授いただければ幸いです。
ありがとうございました。