このQ&Aは役に立ちましたか?
電気接点と油について
2023/10/18 02:33
- 電気接点と油中での問題について学びましょう。
- 電気接点が油中にさらされると、どのような影響があるのでしょうか?
- 電気接点と油の関係について教えてください。
電気接点と油について
2010/08/23 10:52
主題の件につきまして、どなたかご教示願います。
電気接点(基本的に銅接点)が油中(エンジン油)にさらされて
接点の開閉を行うと、どの様な問題が考えられますでしょうか?
どなたかご教示をお願いします。
回答 (2件中 1~2件目)
開閉する電圧、電流により異なると思いますが、接点を開閉しますと
火花が飛びます。火花は高温ですので、油が分解されて劣化します。
この状態が継続しますと絶縁が劣化する考えられます。
接点の構造や油の量により異なると思いますが、最悪、発煙、発火する
可能性があると思います。
なお、高圧遮断器(6,000Vなど)では["油入"遮断器]と言う電気機器が
あります。
この油には専用の電気的絶縁油を使用しており、この油中で接点を開閉
させる構造になっており、絶縁油が火花(アーク)を冷やし消す(消弧作用)
を持たせています。(実物ではもう少し複雑な構造になっています。)
なお、最近ではメンテナンス等の問題により絶縁油を使用しない[真空
遮断器]を使用するようになっています。
このQ&Aは役に立ちましたか?
この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。
通常は油は絶縁体として考えるので、適当な開閉動作で電気接点の浄化が
行なわれ比較的長期に使用できると考えられます。しかし電気接点は表面
物理化学的な要素が支配的であり、油の汚損度が常に問題となります。
油中のスラッジは接点性能の低下を招いたり、金属粉の混入により支持する
絶縁物の絶縁低下が起こったりします。温度による影響も考慮すべきです。
接点の評価方法は規格化されていますので、試験評価されると良いと思います。
可燃性ガスの発生の可能性はありますか。下記により確認してください。
電気的な投入エネルギーが大きいと絶縁体の分解炭化やガス化に至ります
が、電圧レベルは判りませんが微小電流においては投入エネルギーも小さく
なるのでいきなり発火することは考え難いと思います。
http://www.fintech.co.jp/etc-data/hakka-tenn-data.htm
お礼
2010/08/23 13:08
ご回答、誠にありがとうございます。
大変に参考になりました。
今回、検討している物は微小電流接点となります。
また、摺動接点を採用予定です。
上記、お礼にも記載させて頂きましたが、
微小電流においても発煙、発火の恐れがありますでしょうか?
経験が御座いましたらご教示の程、宜しくお願い致します。
ガソリンの発生が考えられます。
いろいろと参考になりました。
ありがとうございました。
お礼
2010/08/23 13:05
ご回答、誠にありがとうございます。
大変に参考になりました。
今回、検討している物は微小電流接点となります。
また、摺動接点を採用予定です。
絶縁物は摺動接点にて除去作用効果を期待しております。
心配事は10mA以下の電流値でもアークが発生するかと思いますが
油の種類によっては、その電流値により最悪、発煙、発火の
起因となる事がありますでしょうか?
経験が御座いましたらご教示の程、宜しくお願い致します。