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プラスチック製品への塗装不具合『はじき現象』について
2023/10/18 02:26
- プラスチック製品への塗装を行っている中で、『はじき』現象が発生しています。射出成形で作製したプラスチック製品に塗装する際に、何か付着しているわけでもなく、塗料も正常な状態で塗装しているにも関わらず、はじき現象が解消されません。基材を暖めて塗装するとマシになりますが、要因が分からず困っています。
- はじき現象の解消のために金型洗浄、製品洗浄、塗装ガンの清掃、塗料ロットの変更などを試みましたが、効果はありませんでした。現在は基材を暖めて(結構な高温)塗装しているため、はじき現象はマシになっていますが、工数もかかってしまいます。塗料ののりやすさと関連して、基材の水分除去も考えられますが、十分に蒸発させる温度や時間が分からないです。
- プラスチック製品への塗装で発生している『はじき』現象の解消方法についてアドバイスをお願いします。基材を暖めることでマシになっているものの、要因が不明のため原因解明と効果的な解決策を探しています。塗料ののりやすさと関連して、基材の水分除去などを考えていますが、適切な温度や時間が分からず困っています。
プラスチック製品への塗装不具合『はじき現象』につ…
2010/08/26 17:53
プラスチック製品への塗装不具合『はじき現象』について
現在、プラスチック製品への塗装を行っておりますが、
塗装すると『はじき』現象が発生します。
プラスチック製品の材料はエンプラ、射出成形により作製しております。
射出成形の際に離型材などのスプレーは一切使用しておりません。
また、塗装前の製品形状を確認しましたが、表面形状が粗いわけ
でもなく、何か付着している様子もありませんでした。
塗料は、フッ素系のワンコート塗料、塗装ガンにより塗装しております。
今までは問題なく塗装出来ていたのですが・・・
ちなみに下記内容を検討しましたが、はじき現象は解消されませんでした。
1.金型洗浄
2.製品洗浄
3.塗装ガンの清掃
4.塗料ロットの変更
現状、はじき現象が解消されないため、基材を暖めて(結構な高温)塗装しているため、はじき現象はかなりマシにはなっています。
しかし、今まで問題なく塗装出来ていたにも関わらず、このような現象が発生する要因が分かりません。。。
基材を暖めるのも工数がかかりますし、何とか要因がつかみたいと思っています。
ちなみに、基材を暖めるとなぜ塗料がのりやすいのでしょう?
製品に付着した水分(湿気)が除去出来ると聞いたことがありますが、それだけとは思えないのですが。。。
と言うのも、100℃×30分にて基材を暖め、その後数分後に塗装しましたが、はじき現象は解消されませんでした。しかし、もう少し高めの温度で暖め、基材が熱い内(軍手で持てる限界)に塗装するとそれなりに塗料がのりました。
水分除去ならば100℃×30分で十分に蒸発すると思うのですが・・・
長々と申し訳ありませんが、非常に困っています。
解決策やアドバイスを頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
回答 (6件中 1~5件目)
プラスチックの材料の樹脂にリサイクル樹脂が含まれている可能性はありませんか?樹脂には、塗料をはじく樹脂がありますので、リサイクルの材料が混じっていると、何がはいっているのかわからないので、突然、塗料をはじき出すと言うことが、ありました。
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「100℃×30分にて基材を暖め、その後数分後に塗装しましたが、はじき現象は解消されませんでした。しかし、もう少し高めの温度で暖め、基材が熱い内(軍手で持てる限界)に塗装するとそれなりに塗料がのりました」
この手懸りに焦点を絞ると、
日本、東南アジアは、特に梅雨、夏季は高温多湿でトラブルが多発します。
100℃の飽和水蒸気量は、1立法メートルあたり600グラムであるが、80℃のそれは290g、60℃は130g、40℃は50g、23℃は20g
例えば、100℃の熱風恒温槽の排気ダンパーが”閉”で、成形品からの水蒸気量が130g、例えば、容量1㎥の槽で、成形品10kgからその1.3%の水分が蒸発したとする、相対湿度130/600=22RH%となる。成形品は100℃、22RH%の環境にあったのが、作業場に取りだして、軍手で持てる限界温度の60℃以下になると飽和水分量を越えて結露することになる。
乾燥は、温度、時間、そして風量とその露点できまる、熱風乾燥機のダンパーは"OPEN"になって、乾燥空気が十分に通風していますでしょうか?
射出成型の樹脂に色をつけるための着色剤が樹脂に満遍なくつくように油剤を入れて混ぜる場合があり、このために成型品の表面に油が染み出て塗装がのらないトラブルがありました、もし成型品の樹脂や色、成型工場の工程や何かを変更していればこのことも調べてはいかがでしょうか
ガンに供給されるエアーの確認はされましたでしょうか?
水分・油分の除去が徹底されてなければ、当然はじきます。
ガンのエアーの口元につけるフィルターも市販されておりますので、
一度試されてはいかがでしょう?
>射出成形の際に離型材などのスプレーは一切使用しておりません。
添加剤等材料の配合に変更はありませんか?
成形条件に変更はありませんか?
型の磨き等の処理はしていませんか?
表面性状に何らかの変化があったと思われます。
あるいは(1)さんの指摘されているように、塗料側に変化があったのかもしれ
ません。塗料メーカーに相談されてはいかがでしょう。
お礼
2010/08/27 17:33
ご回答頂きまして、ありがとうございました。
金型の磨き処理は行っておりませんが、材料配合は未確認ですので、確認してみます。
塗料メーカには相談しておりのますが、変更はないとの回答をもらっています。
何かあれば是非、ご助言お願い致します。