本文へ移動
サポートシェアリングソリューション
OKWAVE Plus

このQ&Aは役に立ちましたか?

締切済み
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ステンレスの塗装について)

ステンレスの塗装について

2023/10/18 01:51

このQ&Aのポイント
  • ステンレスの加工品の塗装仕上げについての処理方法を教えてください
  • 既に400番研磨仕上げであるステンレス製品に塗装を施す場合、どのような処理が必要ですか?
  • 塗装したステンレス製品の耐用期間について教えてください
※ 以下は、質問の原文です

ステンレスの塗装について

2010/09/07 16:35

ステンレスの加工品で当初400番研磨仕上げであったものが、塗装仕上げに変更になりました。
納期にも余裕が無く既に製作にかかっており、新たに製作しなおすことができない状況です。
400番研磨で仕上げてしまったものに対し、塗装をする場合には塗装前の処理としてはどうしたらいいのでしょうか?
表面をペーパーで研磨するような処理では不十分でしょうか?

お恥ずかしい話ですが、教えてください。宜しくお願い致します。

塗装をした場合に早期剥離に繋がらないか心配です。
一般的な塗装の耐用期間がもてればいいのですが、、、

回答 (2件中 1~2件目)

2010/09/07 17:58
回答No.2

ステンレスへの塗装は一般的には難しいですが、可能であれば2コート2ベークでの焼付塗装を推奨します。
下塗+上塗となり多少面倒ですが確実なところはこの塗装法が良いと思います。
下塗にはステンレスへの密着性と上塗塗料との相性がありますが、特殊変性エポキシ樹脂を使用した下塗塗料を使うとかなりの部分で密着性を確保できます。当社実績でもSUS304 2BやSUS430といった一般の塗料では難密着材に対し上記下塗を行いポリエステル粉体塗料や、アクリル樹脂溶剤塗料等を上塗りして製品として出荷している物があります。(住宅の換気口フードや軒先金物等)
但し、この塗装を行うにはそれ相当の設備(脱脂設備や焼付乾燥設備(最低160℃で20分程度の加温できる設備)が必要ですので、自社で無理なら外注塗装を請け負う工場等も有りますので塗料の販売店などに紹介していただくのも良いかと思います。

ステンレスの場合、その素材の表面の状態(皮膜の状態)が密着の鍵になります。
状態としては、経験上304HLが一番密着が良いと思います。この場合下塗をせずポリエステルの粉体塗装一発で仕上げ、密着試験(碁盤目1次、沸水2次)も100/100と良好な結果でした。2Bでも通常のレベル(条件の厳しい暴露の無い場合)の使用条件であれば同じように仕上ています。

430については表面が鏡面状態の材料でしたので通常の塗料は全く密着しませんでしたので前述の下塗を行います。430で製作した部品(換気口フード)は、部品取りつけ後5年ほど経過していますが剥がれやふくれ等の不具合の発生は今だありません。

また一般に、オーステナイト系(304や316)よりフェライト・マルテンサイト系(420や430)が難塗装材といわれています。これは表面の酸化皮膜に含まれるクロムの状態が影響しているといわれています。(細かくは専門家で無いので分かりませんが)

なので、研磨を掛けて日の浅い物であれば(皮膜が再形成する前)であれば塗装は比較的容易と考え、日が経った場合は前述のように下塗をしっかり行なえば研磨材でも密着は可能であると考えます。

塗装の密着は、素材の表面の荒れ具合も確かに重要(塗料の足つき面積が広がるので)ですが、その他に密着を阻害する要因が大きな比率を占めています。
塗料は密着面積を広げることで物理的に、阻害要因を排除することで化学的に密着させることで成り立っていますので、研磨即密着しずらいということにはなりません。目荒らしをするのは双方の効果があるので一般的に行われている前処理手法です。
逆に430系は研磨すると塗装がうまく行かない事が有ったり(傷が浮き出やすい)鋼板その物の機能を失ってしまうので研磨はしていません。

長くなりましたが、304であれば研磨材でも下塗に気を付けて塗装行えば問題は無いと思います。

お礼

2010/09/07 18:37

ご回答くださりありがとうございます。
丁寧な説明でわかりやすいです。
今回使用する材料もSUS304ですが、御社実績のSUS304は№1のとか比較的に表面が荒れている状態の材料で塗装されていますか?
また、400番のバフ研磨仕上げでの塗装実績はおありでしょうか?

先方で塗装はされるそうで、焼付塗装と話していましたので設備は十分にあると思います。
どういう塗装をされるのかを確認した方がよさそうですね。

質問者

このQ&Aは役に立ちましたか?

この質問は投稿から一年以上経過しています。
解決しない場合、新しい質問の投稿をおすすめします。

質問する
2010/09/07 17:04
回答No.1

研磨してあっても、研摩粉と油脂成分を除去すれば塗装できると思います。
ペーパー研磨しなくても、脱脂洗浄等で十分ではないでしょうか。

塗料にもよると思います。同等研磨のテストピースで剥離試験をして、使用
可否をご確認下さい。

ステンレスの塗装例がありましたので紹介します。下塗り処理が必要かも
知れません。塗装を検討されるなら塗装業者にお尋ね下さい。

http://o-kuma.com/our_skill/skill_31.html

お礼

2010/09/07 17:12

ご回答いただきありがとうございます。
ミガキの場合、塗装はできても後で早期剥離に繋がらないか心配しています。

脱脂洗浄で十分として、それならば逆に研磨しないほうがいいですかね?
さらなる質問で申し訳ありません。

やっぱり、塗料や塗装工程にもよるのですね。
ありがとうございます。
先方が塗装をされるそうですので、その内容を確認してみます。
ありがとうございます。

質問者

お礼をおくりました

さらに、この回答をベストアンサーに選びますか?

ベストアンサーを選ぶと質問が締切られます。
なおベストアンサーを選びなおすことはできません。